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1歳未満にペットを複数飼っていると強くなる?

1歳未満までに、複数のペットと一緒に暮らした子供は、 ペットのいない家で育てられた子供よりも、 将来、アレルギーを発症する可能性が低くなる」という 研究発表が何年か前にアメリカであったそうです。 その方法については、こちらのサイト様で 詳しく説明されています。↓ http://www.neko-tsushin.com/cat-today/topics/allergy/allergy1.html これは信頼して良い成果ですか? 0歳児の子が複数のペットと共存するということは、 おそらくそのペットは子供が生まれる前から 親が飼っていた可能性が高いと思いますが、 この場合、もともとの両親がアレルギー体質ではない (そうでなければ何匹も犬や猫を飼えませんから)ために その子は生まれつき遺伝的にアレルギー体質になりにくい、 という可能性のほうが高くないですか? 私は文系人間でド素人なので、勝手なことを書きますが、 遺伝の影響が大きいといわれるアレルギー疾患について調べるなら、 少なくとも調査対象となる子供たちについて、 遺伝的条件はそろえるべきではないのですか? 例えば、一卵性の双生児で、一方の子が複数のペットと暮らし、 もう一方の子がペットのいない状況で暮らして、 二人の抗体のできかたに有意な差が出るのならわかるのです。 或いは、両親のうち一方だけが明らかにアレルギー体質である子のみを 抽出して調べるとか・・・ アメリカのプロたちが出した研究発表に ド素人があれこれ疑問を持つのは失礼なのですが、 よろしければ、詳しい方からお返事をいただきたいです。 お願いします。

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noname#17364
noname#17364
回答No.1

こんにちは。 おっしゃるとおりで、この論文は対象とした子供の遺伝的な背景や、家族の疾患履歴などは加味されていないようです。そうした要素を無視したときの混合的な集団での結果であると理解するのが適当でしょう。 一卵性双生児の研究デザインは面白いと思いますが、研究目的で全く違う環境に強制的に生活させるのはムリでしょうし、違う要素が入り込んでしまいますね。 また、アレルギー体質といっても、客観的に評価できる検査系はいまのところありません。たとえば、どの遺伝子がどうだと「アレルギー体質」である、といったことを客観的に示せる方法はないのです。ですから、体質、あるいは遺伝的なバックグラウンドを基に群分けする方法も現実には不可能です。 一方では小さい頃に動物を飼育していた家庭の方が猫に対するアレルギーの発症頻度が高いとする研究報告もあります。一つの論文を過大評価するべきではないし、今後も多面的な研究が必要でしょう。

mocha_kiri
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。 おっしゃる通り、研究のために双子を別々の環境で生活させるというのは現実的ではありませんね。 いちばん確実な方法だと思ったのですが、やはり可哀想過ぎますね・・・ アレルギーと遺伝については、まだわからないことがたくさんあるのですね。 このアメリカの研究報告も、様々な研究の中のひとつであり、 これからさらに詳しい研究が進められていけば、より具体的な成果が見られるかもしれないし、もしかしたら、否定されるかもしれない・・・ということですね。 ずっと気になっていたので、スッキリしました。 詳しく教えてくださってありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ice_rif
  • ベストアンサー率20% (68/325)
回答No.2

同じ著者が昨年出した論文の要約を読んでみたら、両親がアレルギー体質だと負の効果があるが、両親にアトピー等がなければペットと接することでアレルギー発症の抑制効果があるとなっていました。

mocha_kiri
質問者

お礼

お返事ありがとうございます。お礼が遅くなってすみません!!もしかして英語の論文を読んでくださったのですか?すごいです。 両親にアレルギーの兆候がなければ、乳児が複数のペットと暮らすことで免疫力があがるということでしょうか。もちろん、鵜呑みにするのは危険ですけれども。 気になっていたのですっきりしました。本当にありがとうございました。