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訳と語彙のニュアンス
When a friend cries in the course of intense conversation, we know among other things that a serious demand is being placed upon our attention: tears demand a reaction. 上の文で、後半の we know among other things that a serious demand is being placed upon の文法的・語彙的なものがイマイチ分かりません。 「(泣いている人からは)マジメな要求が発せられているのだが、それはリアクションを取ることだ。」 というような大雑把な意味は分かるのですが、 1、「among other things」という言葉があることでどういった意味とニュアンスになるのか。そして何を指しているのか。 2、be placed upon の正確な意味 の二つがはっきりと分かりません。 お願いします。
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前後の文脈によって、語釈が変わってくる部分もあるとは思いますが、私にはこのように読めました。 in the course of ~のさなかに、~の途中で intense conversation まじめな話、熱の入った会話、真剣な話、など。冗談を言い合ったり、世間話など、light conversationの反対のイメージが浮かびました。cf. listen with intense attention (真剣に注意して聞く)、a very intense speaker (非常に熱心な話し手) we know … "When a friend cries …"に対応しているので、この場合「知っている」ではなく「知る」「気付く」だと思います。 among other things 「わけても」「なによりも」other things というのはとても漠とした言葉で、この場合、友達が泣き出したことで、「それまでの話題やその場のさまざまな事がら」がギューッと後方に遠ざかり、その友達の存在だけが皆の注意の的としてクローズアップされる様子が、among other things という遠ざかる他の事々に対して、that以下が知られると表現しているのではないでしょうか。 serious demand のっぴきならない訴え、切迫した訴え being placed upon … placeは「配置する」「置く」ですが、「広告を出す」「投資する」「発注する」など、文脈と目的語によって非常に多様な意味合いを持ちます。place A upon B で、この場合A を B に「投げかける」「突きつける」ぐらいではないでしょうか(uponという前置詞に勢いを感じますので)。また、この部分を能動態に仮に直してみると、 a serious demand is being placed upon our attention → the friend is placing a serious demand upon our attention これにほぼ同じ形の例を英辞郎で見つけました。 place demands on someone for ~ ~に関して(人)に要求{ようきゅう}を突きつける ・ The Senate Intelligence Committee places demands on the Bush administration for documents relating to prewar intelligence on Iraq. 上院情報委員会はブッシュ政権に対して開戦前のイラク情報に関する資料を提出するよう要求している。 違っているのは、on someone のところが、upon our attentionと「人」ではなく「注意」になっていることですね。考えてみると、「注意」に対して「要求」を突きつけるというのは、「注意」と「要求」が途中でぶつかり合うようでやや不自然な表現のような気もします。そこで、our attention は「驚いて注目している私たち」を表す擬人的な表現なのかもしれないと思い当たりました。そこで、attentionを引いてみると、「注意、注目」のこうに次のような例文が見付かりました。 She was all attention to the speaker. 彼女は全身を耳にして聴いていた。 I'm all ears.(一心に耳を傾ける=聴いているわよ)に良く似た表現ですが、これで「擬人的な表現」ではないかという当たりもあながち外れていないのではないかと思われました。 :tears demand a reaction. コロンの前の文全体に対する「解説」ないし「補足」あるいは「言い換え」。前の文のa serious demand is being placed upon …に対応して、her(or his, the) tears are demanding our reaction.といった形にはならず、tears demand a reaction.となっているのは「一般的な表現」になっているように私には見えます。「涙とは、反応を要求するものなのだ」 全体 会話に熱の入ってきたさなかに(突然)友達が泣き出したならば、私たちは何はさておき、のっぴきならない要求が注目する私たちに対して付きつけられていることを知ります:(このように)涙というものは、それに対する反応を要求するものなのです。 意訳 会話が熱を帯びてきたそのさなかに友達の一人が突然泣き出したら、私たちは他のことは一切忘れてしまって、何かただならぬ訴えが目を見張る私たちに対して付き付けられていることを知ります。このように、涙というものは、それに対する反応を呼び起こすものなのです。
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- akdawn
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>すみません、今もう一度考えてみたのですが、 >ということは >other thingsにthat以下が係っているわけではなくて、 >among other thingsは挿入で、もとの形はwe know that~である >ということなんでしょうか? 3の方もおっしゃってます。その通りです。 >それと、 >「泣く原因の中でもとりわけ深刻な要求」 ってどういうことなんでしょうか? >「泣く原因の中でもとりわけ深刻なもの」だったら分かりますけど、それだと要求という語と合わないし・・・。 >この「原因」というのはどこから出てきてどこへかかっているのでしょうか? 「原因」というのは本文の中にはありませんが 意味合いとしてわかりやすくするために付け足しました。 つまり「among other things(いろいろな事柄の中でも) とりわけシリアスな要求が私達の留意に課せられている。」 というのが直訳です。 要約すると 「人が泣く時は、いろいろな事柄(要求)があるけれど、その中でもシリアスな要求が私達の留意に課せられている」 となり もっと要約すると 「人が泣く時はいろいろな要求の中でも特にシリアスな要求があるから泣く訳であって、私たちはそれに気づかなければならない」 というのがこの文の本意です。
お礼
なるほど。よく分かりました。 other things という語に慣れなきゃアカンなぁ・・・。 ありがとうございました。
>among other things という遠ざかる他の事々に対して、that以下が知られるということはamong other thingsが挿入的に入ってて、もとはwe know thatという形である、ということでいいんでしょうか? そうです。そう思います。
お礼
ありがとうございました!
- akdawn
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まず訳ですが 「友達が激しい会話中に泣くときは、いろいろなこと(泣く原因についての)の中でもとりわけ深刻な要求が私たちの留意の上に課されている、涙に対しては反応が要求されている」 というような感じになります。 つまりこの場合among other thingsというのは 「~の中でもとりわけ」というような意味になり それは泣く原因を指しています。 be placed uponは「何かがその上に置かれている」という訳になり、 つまり「何かが課せられている」という意味で使います。 要約すると 「人が泣くときは何か深刻な原因があり 私たちはそれに気づいてあげる必要がある」 ということを言っています。
お礼
ありがとうございます! among other things の訳し方は初めて知りました。 be placed upon はなにかが置かれているというのは分かったのですが、どうやってうまく 訳出するのかが分かりませんでしたので、とても助かりました。
補足
すみません、今もう一度考えてみたのですが、 ということは other thingsにthat以下が係っているわけではなくて、 among other thingsは挿入で、もとの形はwe know that~である ということなんでしょうか? それと、 「泣く原因の中でもとりわけ深刻な要求」 ってどういうことなんでしょうか? 「泣く原因の中でもとりわけ深刻なもの」だったら分かりますけど、それだと要求という語と合わないし・・・。 この「原因」というのはどこから出てきてどこへかかっているのでしょうか?
補足
うーむむむ・・・なるほど。 I'm all attention なんていう言い方もアリなんですね。知りませんでした。 >among other things という遠ざかる他の事々に対して、that以下が知られる ということはamong other thingsが挿入的に入ってて、もとはwe know thatという形である、 ということでいいんでしょうか?