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何故震度7以上はないのでしょうか?
先日子供向けの番組の中で「震度は7が最高でそれ以上はない」という解説を耳にしたのですが、何故7以上はないのでしょうか? たしかに震度8とか 震度9とかは聞いたことがありません。 よろしくお願いします。
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気象庁で定めた基準では震度は最高7までしかありません。 ただし、これは震度7以上の地震がないと言うことではなく、想定されていないので基準を作っていないと言うことです。 もともとは関東大震災を前提に作られ、震度6までしかありませんでした。 ところが、阪神大震災のときに、それ以上の大きさになったので、区別するために震度7が追加されました。 なので、もっと大きい地震があれば震度8とか9も作られるものと思います。 そんな地震は来て欲しくないですけどね。
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- puni2
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既に締め切られてしまいましたが,若干事実と異なる点があるようですので, 補足しておきたいと思います。 まず,もともとのご質問の「なぜ震度7以上はないのか」(7はありますので 厳密に言えば「8以上」ですね)に対するお答えとしては,すでに出ているとおり, 「気象庁がそのように定義したから」です。 震度はもともと,「ある地点での揺れの強さ」をいくつかの段階に分けたものです。 日本で用いられている「気象庁震度階級」では,現在,0から7までの10段階に 分けられています。 外国にはまた別の震度があり,最大12まで細かく分けているものもあります。 詳しくは,別の質問で書きましたので,ご覧下さい。 「質問:スマトラ沖地震の震度」 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1146531 次に,震度の上限が6になったのは,関東地震(1923=大正12年)よりももっと前の, 1898(明治31)年です。 したがって,関東地震の最大の震度は6です。 (注)「関東地震」という言い方について。 「関東大震災」は字の通り,「震災」=「地震が引き起こした災害」を指すので, 単に揺れだけを指す場合は,地学関係者は「関東地震」という言い方をします。 「阪神(淡路)大震災」と「兵庫県南部地震」も同じ関係です。 震度7が設けられるきっかけとなったのは,1948(昭和23)年の福井地震です。 このとき,福井市の一部の地域では,9割以上の建物が倒壊するという 壊滅的な被害を受けました。 このため,翌年の1949年に震度階級表を改正し, 震度6の中でも特に被害が大きいもの(具体的には,建物の倒壊率が 3割以上になったもの)を震度7と呼ぶことになりました。 この震度7がはじめて記録されたのが,1995年の兵庫県南部地震です。 また,兵庫県南部地震では,一部の地域で震度7だったことが分かるまでに 3日かかりました。 当時,すでに震度6以下の判定は震度計が計算するようになっていましたが, 震度7だけは 「家屋の倒壊が30パーセント以上に及び、山崩れ、地割れ、断層などを生じる」 と定義されていたので,被害調査をするしかなかったためです。 これがきっかけとなって,翌1996年4月から震度の定義を改め, 震度7も含めて,すべてを震度計の算出した値によることにしました。 この新しい定義のもとで初めて震度7を記録したのが,今回の新潟県中越地震です。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 震災が起きない事を切に願っております。
- imachan_net
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気象庁のHPを見ると、震度7までの10段階とあります。
- rmz1002
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簡単に言うと、 ・元々震度は「関東大震災を想定した『6』までしかなっかった」。 ・ところが「それを上回る阪神淡路の地震が起きてしまった」。 ・そこで、「それ以上」と意味であわてて「7を作った」。 という流れです。 ということで、「6より大きい地震=すべて7」という基準になっているわけです。
お礼
ありがとうございます大変参考になりました。