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理系(エンジニア)は損?
自分も将来エンジニアになるつもりなので,今回の青色LEDの一件には非常に関心がありました。 そこで前々から思っていたことなんですが、エンジニアって不利な人生だとは思いませんか?今回の一件でも発明の対価が少なすぎると思うし、企業でも技術系は就職はし易くても昇給、昇進は足踏みをして、生涯年収は同じ大学出でも文系と理系では5000万程文系の方が上といつかの新聞にありました。 自分は今国立の工学部の大学生なんですが、大学生活も 文系の方が充実していると思います。授業・レポートの量、単位取得の難易度もさることながら、最近では院卒が 当然なそうなので社会に出るのが遅れます。そして個人的に非常に重要なんですが、女がいない!きっと就職先でも女性は少ないんだろうから、もうまとも出会いは望めないのでしょうか。まだ若いので切実な問題なんですが、十年後にはどーでもよくなっちゃうのかな。。。 少々取り乱しましたが、結構周りに同じような文句を言ってる人もいます。個人的な見解ですが資源の無い日本はこれまでもの作りの技術を伸ばして成長してきたはずです。その割に技術者に対して冷遇しすぎではないでしょうか。子供の理科離れも災いして、工学部は他の学部より大きく志望者も減っているそうです。受験も理系の方が難しいのは文転と理転のどちらが難しいか考えれば明らかです。日本のエンジ二アを元気にしないと景気は回復しないと、うろ覚えなんですが中村修二さんの著物にありました。彼は、技術者にとって日本は社会主義だ、文系社会だとも批判していました。 皆さんどうお考えでしょうか。アンケートというよりは、誰かに慰めて欲しいというか諭して欲しいという思いで質問させて頂きました。
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エンジニア・・・というか、工業デザイナーといったほうがいいかもしれない 職に就いています。一応、博士号を持つまで勉強はしました。 以下、参考になればと思います。 >>自分も将来エンジニアになるつもりなので・・・ よろしいではないですか。是非立派なエンジニアになって下さい。 >>前々から思っていたことなんですが、 >>エンジニアって不利な人生だとは思いませんか? どっちもどっち・・・ではないでしょうか。特に不利とは思いません。 強いて言うなら、地味・・・でしょうか・・・。 >>今回の一件でも発明の対価が少なすぎると思う 私もそう思います。これについては、最後の方に書きます。 >>自分は今国立の工学部の大学生なんですが、 >>大学生活も文系の方が充実していると思います。 >>授業・レポートの量、単位取得の難易度もさることながら、 >>最近では院卒が当然なそうなので社会に出るのが遅れます。 質問者が言う「充実」な大学生活とはどんなものでしょう? 勉強以外に費やせる時間が多くあって、バイトや旅行などが 自由に出来るという意味でしょうか? だとすれば、大学に行く意味をはき違えていると言えるでしょう。 少なくとも大学は勉強するためにいくところです。 日本の教育システムのあまり良くないところだと個人的に思っているのですが 日本は高校までは、まともに勉強をすると、それなりに教科書に書いてあることが 理解できますが、大学にはいると突然それが難しくなります。 大学で教鞭をとる教授陣は研究者としては優秀ですが 教育者としてはあまり優秀ではない点が上げられると思います。 ですから、本当に学生がまともにその授業の内容を理解しようと思うと かなりの努力が必要になります。特に理系はそうでしょう。 だとすると必然的に勉強量は多くなります。進む道が違うので 文系と比べることはちょっとナンセンスかも知れません。 ただし、私も在学中は同じことを思っていましたけどね・・・(笑) >>非常に重要なんですが、女がいない! >>きっと就職先でも女性は少ないんだろうから >>もうまとも出会いは望めないのでしょうか。 そんなことはないでしょう。タイミングもありますが 出会いの方法はいくらでもあります 勇気のでる話題を提供しましょう。 私の職場では派遣社員を選ぶときに面接をするのですが お願いする仕事内容が専門的でないため 面接は独身者がすることになっています。 もちろん、お好みの女性を選択できるという仕組みです。 いかがですか?(笑) >>技術者にとって日本は社会主義だ、文系社会だとも批判していました。 事実上、この指摘は正しいと思います。 文系社会になっているのは、公務員が幅を利かせているからです。 さて、最後になぜ、エンジニアが冷遇されるか・・・という話ですが 日本のエンジニアとアメリカのエンジニアとを比較したとき 必ずとは言いませんが、ものすごく大きな違いがあります。 それは、日本のエンジニアには経営感覚が無いと言うことです。 日本の理系の授業で経済学の勉強をすることはほとんど無いでしょう 一般教養課程の選択科目の中に申し訳ない程度に含まれている位では無いでしょうか? 中村修二氏を批判する内容の中に すばらしい研究成果を出せるのであれば、なぜベンチャーを起こさなかったのか? というものがあります。 つまり、中村氏は企業という傘の中で研究費などの調達のための リスクを背負ってないではないか、という批判です。 すばらしい発明をしてもそれをお金に換えることは難しいことです。 そして、発明を形にするのも非常にお金がかかるのです。 そのお金を調達、そして研究開発、さらに製造、営業、販売、納品と ここまで来て、はじめて売り上げになり、利潤を得ることになります。 中村氏が行ったのは、この中で研究開発だけです。製造技術も含まれるかも知れませんが・・・ 利潤の総てが中村氏の手柄ではないことを、まず押さえる必要があります。 それでも、今回の和解の額は小さすぎるとは思いますけどね。 この中で、もっとも難しく、リスクが大きいのはお金の調達です。 どのくらいのお金をどのくらいの金利で誰から集めるのか。 どの方法が一番リスクの小さい調達方法なのか。 本当に研究開発が軌道に乗るのか・・・ あらゆる項目を検討した後に、経営者は研究開発部門に投資するわけです。 投資した場合には、投資した人が利潤を得るのは資本主義の原則です。 その投資を会社の幹部が行っていたら・・・幹部も利益を得ることは当然なのですが・・・ 理系の・・・エンジニアのもっとも有利な点は技術を理解していることです。 文系の人は技術を詳細には理解をしていません。 もし、エンジニアが技術を正確に理解して、 なおかつ経営感覚を身につけたらどうでしょうか? 経営感覚が無くても、経営感覚に優れた人物と手を組めたらどうでしょう? 一概にエンジニアが不利とはいえ無いとは思いますよ。 ちなみに、優れたエンジニアと優れた経営感覚の持ち主が手を組んだ良い例が日本にあります。 それがソニーであり、ホンダです。
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ほんとの技術屋ってのはアーティストなんだよ 気にすんな
- First_Noel
- ベストアンサー率31% (508/1597)
技術屋,研究屋です. 中村氏の件については,余り彼に傾倒しないように,と言いたいです. 社会主義的な組織に守られていた人がリスクも負わず何を言ってるかと私は思います. さて,いろいろなことをお悩みのようですが,悲観的になる必要はありません. 悪いことをよく聞くのはいつの時代もそうです,自虐的表現は日本人大好きなだけですから, 鵜呑みにしてはいけません.自分が確かなものを持っていれば, 取り乱すことは全くないと信じて頑張って下さい. あとは自分の責任です.これを社会の問題に転嫁せず, 真っ向から受け止めて,適宜,判断して行けば良いのです. こういうのは理系も文系も関係ありません. ただ,理系は,経営に余り興味が無い,それだけです. 自分の手を動かすのが大好きなだけなのです. それって,とても楽しいことじゃないですか? 人生,経営や昇進だけではありません. お悩み点が多いので,一般論のみとさせて頂きました. ただひとつだけ,これは確かです,この先改善されるのでしょうか, 特に物理系の技術分野では,確かに女性は少ないです. でも同業又は近くの女性と出会いたいのなら別ですが, 運命とはあるものです,自分にとってとてもとてもステキな女性と, 必ず出会えることでしょう,その相手は今も何処かに存在するはずです, しっかり見据えて,出会って下さい. 因みに・・・友人らは,就職したら半年ほどは定時辺りで帰れるので, 伝を持ち寄って,毎週合コンしまくってました. 何にせよ,自分に自信があれば,負けることはないでしょう.
お礼
理系は,経営に余り興味が無い、で片付けてはいけないと思います。それに社会主義的な組織ではマズイでしょ。やはり成果主義でないとよいものは生まれないと思います。
- sgi1962
- ベストアンサー率12% (46/367)
文系卒です。 文系は企業では専攻をほとんど重視しませんね。 十把ひとからげで、営業か事務でしょう。 理系は専門があるから 優秀なら、「売り」のスキルがあるわけですから 得でしょう
お礼
お答え有難うございます。
大手?電気メーカーの営業を40年勤め卒業しました。 入社時SE(セールス・エンジニア)で卒業時SE(システム・エンジニア)でした。 技術系の仕事を一貫して出来たことは幸せであったと思います。 「新しい事への挑戦」は人生の宝であったと思います。 卒業時に「良い仕事と良いお客、良い仲間に恵まれ一生の宝である」と謝辞を述べました。 技術は嘘をつきません。 考え・工夫すれば必ず結果が出ます。 新しい物作りには苦労がありますが、完成した時の喜びはそれに携わった人の特権です。 技術者は待遇についてはあまり氣にしないものです。 (そのせいで他から見ると冷遇されていると見えるのかな) 作る喜びを優先させているのです。 赤い糸は必ず繋がっています。 在籍した会社の幹部は歴代技術屋であったと記憶しております。
お礼
>技術者は待遇についてはあまり氣にしないものです 自分はすごく気にすべきだと思います。 >赤い糸は必ず繋がっています そうはいってもねえ、周りは男ばっかりですから。オレンジデイズなんてどこの世界の話やら。
- calm_place
- ベストアンサー率16% (39/236)
私は文系ですが。 こんかい青色LEDで訴訟が起こり、このような問題が 起きましたが、 正直あれだけ切れているのが理解できませんでした。 それまで日本で育ち、働いてきた人がちょっと アメリカに行って間違った方向へ進んだ典型的な例かと。 まずアメリカがなぜ成功者に莫大な報酬を与えるかというと アメリカは年俸制です。成果が出ない間はかなり冷遇されます。 これは野球を見ればわかりますがメジャーの選手は最高で年俸25億などを貰い、 最低でも3000万円は保証されます。 がその一つ下、日本でいう2軍の選手は最低年俸500万円です。 その下の2A、1Aなどは3軍、4軍の扱いながらアルバイトを しなければ生活ができないほどです。 環境等も天と地ほど違います。 日本は最低年俸もその他の環境も基本的には 同じで上下の差がほとんどありません。 それは企業でも同じです。中村教授も成果の出ない間も ずっと変わらず、 むしろ年数がたてば経つほど給料を上げてもらい、 アメリカの同じレベル(当時)のエンジニアには かなりうらやましがられたでしょう。 研究のためのお金、機材、その他のものすべてを 会社に用意、負担してもらい、成果を出さなくても 企業に属していれば毎月決まった給料を貰うことができ、 尚且つ、年数が経てば成果を挙げていなくても一定の額は上がる。 そうゆう働き方をしてきたのです。 それがアメリカは成功者が多額の金額を手にしていると いうことで 今回訴訟を起こしましたが今更何を?ということです。 文系では営業等は成果が上がらなければ日本であっても 給料は上がらず、 使うのは機材等ではなく体一つです。 正直今回の中村教授は調子に乗りすぎです。 成功した後の多額のお金か、 できなくても保障されたお金をどちらを取るかというのが 本来なのを彼は両方くれないならイヤという子供です。
お礼
仰る事は非常によく分かります。それこそ中村氏の批判する「技術者にとっての社会主義」ですよね。そんな仕組みではこれから新しいものづくりをしようという者のやる気が失せると思いませんか?それにおこがましいですが、ぜひ今回の件についても氏の著物、例えば「赤の発見 青の発見」を読んでみて下さい。
- luvkuro
- ベストアンサー率30% (12/40)
私は、一応エンジニアという職名の付いた仕事をしています。エンジニアなどの技術職が得なのか、一般職が得なのか・・・ 図る指標は人それぞれであり、一概には言えないと思いますが、自分の感じていることを書かせていただきます。 私の会社を例にとって見ると(magurouさんのような国立大理系学部の方が就職するような立派な会社ではないですが)、技術職以外の人は残業代が出ません。にもかかわらず、技術職がメインの小さな会社なので、事務に携わる社員の数はとても少なく、その分とても忙しそうです。 なので初任給は一緒でも、昇進するポストが少ないので、一般職の方の昇給の方が難しいように感じています。うちの会社だけを見れば、完全に技術職のほうが厚遇でしょうね。 しかし厚遇か冷遇かだけが問題ではない気がします。 最低でも定年まで(一つの会社でだけと限らなくても)という非常に長い期間仕事をしていくわけですから、やはり少しでも好きな仕事をしていた方が楽しいと思いませんか? 技術職は一生勉強で、そういった面では大変なのかも知れませんが、自分の技術がそのまま目にみえるかたちの物となり、やりがいも感じやすいですし、評価も「世渡り上手か」などと言うことより、客観的に技術に対してみてもらえ易いので、私は今の仕事を気に入ってます。 こんな私は中村修二さんの仰っている「日本は社会主義だ、文系社会だ」を増長するだけの存在なのかもしれませんが・・・ ちなみに、私の勤めている会社で一番給料が高いはずの社長は、バリバリのエンジニア畑出身者です。 magurouさんはまだ学生で、これから色々な生き方が出来るのですから、今自分の置かれている状況をそんなに卑下することないと思いますよ! 文章を書くのが苦手で、長くなってしまい申し訳ありません。
お礼
自分はまだ学生で、これから色々な生き方ができるからこそ真剣に悩んでいます。luvkuroはそう仰いますが、ネットサーフィンしていると技術屋って損だなあという人も少なからずいます。 あのノーベル賞の田中さんも、会社に入ったら自分が関心無かった分野の研究にまわされたそうです。もっとも彼の場合そこからノーベル賞が生まれんだろうけど。 必ずしも技術屋が好きな仕事をしているとは言えないんじゃないでしょうか。 とはいえ、ご自身の貴重なご意見をお寄せくださり非常に感謝しています。
お礼
お答え有難うございます! 仰る通り、興味があっても大学には経済学の授業がほぼ無いです。自分で経営力を養う必要がありますね、、。 「充実」な大学生活では確かに言葉足らずでした。が、高校までは一緒だったから、どうしても文系と比較はしてしまいますけどね。