• ベストアンサー

犯罪はなぜ増えるか。どうすれば減るか?

 最近凶悪犯罪、特に性犯罪が増えているような気がしてます。  なぜ、このような物騒な治安になったのか。確かに犯罪などから身を守るのも大切ですが、それ以上に社会全体に犯罪者を増やさないようにする方が、安心して暮らしていける気がします。  一つ、重大な共通点として、犯罪をした人は、日頃から愛情に飢えていて、自暴自棄になってやってしまったケースが少なからずある気がしてならないことです。  それには、日頃から、一人一人の言葉遣いや、コミュニティの再構築などいろいろ考えられますが、どうすれば、犯罪が減って、住み良い社会になるでしょうか。  絵に書いた餅のようで恐縮ですが、できるものなら犯罪が少しでも減って社会が良くなってほしいと思い、投稿しました。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.12

No10さんの言うとおり「現在治安が悪化してる」というメディアの喧伝は間違っている、と考えた方が良いです。 公式統計上は、犯罪の件数(認知件数)は増加し、検挙率は低下しているかもしれませんが、それは決して警察が駄目になっていっているためではなく、むしろ警察が頑張っており、サービス向上に努めているために起こっているのです。 ↓ 毎日新聞 2004年5月26日 記者の目: 「犯罪大国」 奥田昭則・大阪編集制作センター  殺人、強盗など凶悪犯罪の不安が日本を覆い、「安全神話」は崩壊したといわれる。被害に遭い、それを実感した方も多いと思う。警察庁、法務省とも、それぞれ警察白書、犯罪白書で「治安悪化」を強調し、法改正による厳罰化や警察官の緊急増員などで治安回復を目指し、街頭には監視カメラが目立ってきた。その一方で「治安悪化を示す証拠はない」と、真っ向から否定する学者もいる。いったい、どちらが本当か。もし「犯罪大国」の悪夢が杞憂(きゆう)に過ぎないのなら、それにこしたことはない。無用の不安におびえ、窮屈な監視社会にするのは願い下げだからである。  日本犯罪社会学会が03年10月、沖縄で開いたシンポジウム「犯罪は増えているのか?」で、河合幹雄・桐蔭横浜大学法学部助教授が「犯罪統計のからくり」と題する興味深い報告を行った。殺人や強盗、傷害など罪種別発生件数の年次変化をグラフで紹介した上で「治安悪化はウソ」と断定したのだ。犯罪報道の渦中にいる私には、にわかに信じられない話だった。  シンポを企画し、司会した浜井浩一・龍谷大学法学部教授は、昨春まで法務省に勤務し、犯罪白書を96~99年の4年間執筆した。01年版白書以来、犯罪の加速度的増加▽「体感治安」の悪化▽治安の危機、と3年連続で「不安」のアピールを強めている傾向に疑問を感じ、河合助教授らに呼びかけ、シンポが実現した。参加した犯罪学の学者約160人の多くが治安悪化説に懐疑的だったという。  まず、犯罪統計そのものに「カラクリ」が潜んでいる。被害者が届けて警察が認知するのは実際に起きた犯罪の一部で、罪種によって違うが、全体では40%未満。性犯罪は10%以下とみられる。泣き寝入りや、被害自体に気づかないケースも多く、認知は氷山の一角に過ぎない。この埋もれた犯罪が表面に出て、統計に加えられた、ということもありうる。つまり、犯罪が増えたかどうかは、統計上の単純比較でははっきり分からないのだ。  犯罪認知件数が300万件に迫り、昭和期の2倍に増えたのを、浜井教授は「警察の方針転換で増加した面がある」と見る。過去20年間の警察庁長官の訓示内容を調べ、認知にどんな影響を与えたかを分析したところ、3段階で増加したのが分かった。  第1段階は、88年に就任の金沢昭雄長官が「国民が求めている警察」を目標に方針転換した時期。7割以上という世界一の検挙率(現在は約20%)の維持が目標だったとみられる。  次に国松孝次長官当時の96年に「被害者対策要綱」を出し、さらに変わった。女性が泣き寝入りしがちだった性犯罪を重視した。警察が被害者の掘り起こしを意識的に始めたのである。  さらに劇的に変化したのは「桶川ストーカー事件」以降だ。埼玉県桶川市で99年10月、女子大生が殺害されたが、被害者の訴えを放置した警察の対応が厳しい批判を浴び、民事不介入の方針を一変した。市民の困りごと相談(警察安全相談)を積極的に受け入れるよう、組織の末端まで徹底した。それまで相手にしなかった男女関係のもつれや児童虐待、ヤミ金融、器物損壊など、被害者の訴えに耳を傾けるようになった。このため99年まで30万件台で横ばいだった相談件数が00年から激増、02年には100万件を突破している。警察が受理すればほとんどが犯罪扱いになる。まさに、多くの埋もれていた犯罪が表面化して犯罪認知件数が増えたのだ。結論から言えば「被害者対策」の重視こそが、犯罪認知件数激増の最大の理由といえよう。  また、刑法犯の80%以上は窃盗で、100件以上の余罪は珍しくないが、警察は困りごと相談の対応に追われて余罪捜査のゆとりがなくなり、ほとんど立件しなくなった、とみられる。認知件数の激増と検挙率の急低下は表裏一体なのだ。  犯罪の「加害者」のみに目を向けがちだった警察が「被害者」に配慮するようになったのは、むしろ歓迎すべきだと私は思う。しかし、皮肉なことに見かけの犯罪統計は悪化し、いかにも治安が極端に悪くなったかのような錯覚を招いているのではないか。景気低迷で金品を奪う財産犯が増え、外国人や少年の犯罪が目立っているのは事実だが「統計のカラクリ」に目を向けず、ただ凶悪犯罪の影におびえて、いたずらに不安を募らせるのは疑問だと思う。「犯罪統計のみを信じるな」と、あえて私は言いたい。 以上参考URLからの引用

参考URL:
http://216.239.63.104/search?q=cache:Efo-B82EXV0J:www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040527k0000m070133000c.html
zoy255
質問者

お礼

 そうですよね。犯罪が認知されてきたからこそ、そういう錯覚を招いているんでしょうね。それにしてももっとメディアも伝え方を考えてもらえればと。  ありがとうございました。

その他の回答 (11)

  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.1

ニューヨークで実際に行われて成果を挙げた方法として「破れ窓」理論があります。 小さな犯罪、たとえば落書きなどがそうですが、そのような犯罪をほおっておくと、他の犯罪も誘発するという理論です。 小さな犯罪をも逃さず、確実に厳罰に処することで、犯罪を事前に抑止できるわけです。 ただ、確実に検挙しなければ結局、ほとんどの罪は見逃されてしまいます。最近防犯カメラが普及していますが、常時、犯罪が行われていないか監視する仕組みを作ることが重要でしょう。

zoy255
質問者

お礼

 ありがとうございます。  そういう監視システムみたいなんができるといいですが、なかなか予算の関係もあるでしょうしね・・・参考になりました。

関連するQ&A