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文系の私、バイオを学ぶには…
私は今高校2年で進路について迷っています。 今私は外国語を専門的に学べる学科でフランス語を習っています。高校に入るまでは将来フランス菓子を作るパティシエになりたいと思っていたからです。高校卒業後は製菓系の専門学校に進みたいと思っていました。 しかし今はもともと好きだった生物学をもっと学び、生物の知識を持って食品に関わる仕事をしたいと思っています。具体的な職業はまだ決まっていないのですが…。 しかし生物学はもちろん理系、私は外国語を学ぶ根っからの文系に属しています。親の負担やそのほかの科目を学べる点から考えて4年制大学も視野に入れてみましたが、高校で選択できる科目があまりにも足りず、今は専門学校を考えています。 ここで質問なのですが、専門学校を出た場合と4大を出た場合では将来つくことができる職業が違ってきたり、専門の方が就職に不利になることがあるのでしょうか。また、バイオ系専門学校を卒業してからの進路はどのようなものがあるのでしょうか。教ください!
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#4の方の書き込みを見て、補足させていただきます。 まず、私が書き込みした大学の研究助手について#4の方が勘違いされているようなので訂正すると、私が言った研究助手とは実験をする技術者の事です。 大学には教授→助教授→講師→助手という偉い順のランクで先生がいます。その先生について研究の助手をする人です。主な業務は先生の指示にしたがって実験をするんです。 私は理系専門卒ですが、医学部の大学院で研究の技術員(助手)をしてます。先生の指示にしたがってやるから自分の意思でできないとか思うかもしれませんが、長くいる専門卒の先輩は研究報告もしてますよ。長くいればいるほど付いてる先生の研究も把握できるようになるみたいですから。 ですが質問者さんの場合、食品会社希望という事ですから#4さんのおっしゃっているとおり、栄養系の短大がオススメかと思います。 文系の友人で大学を中退して栄養系の短大に入りなおした子がいるので勉強すれば理系に変更しても短大なら入れるかと。 私は微生物に興味があって食品会社の品質管理の就職活動をしたことがあるのでそれを経験して思ったのは栄養系のが有利だなと感じました。私は病原微生物についてかなり専門的に勉強してきたんですが、それより栄養系のが受けが良いように感じました。 私のように本当に生物の実験技術を身に付けたい、例えばDNA組み換え実験や細胞培養、動物実験、組織学などなど色々ありますがそういうのをやりたいというのであれば専門で実習を積むのが良いと思います。
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- takumicchi
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よこやりですみませんが、気になったので少し書かせていただきます。 neko-suzuさんの助手というのはあくまで実験助手であって大学の助手とは違います。日本語では両方とも助手ですが、実験助手は英語ではテクニシャンとよばれ助手とは区別されます。テクニシャンは研究室の研究費内で雇われて、研究費がなくなったらそこで解雇という場合が多いです。 一方、大学の助手は大学の職員として雇われ基本的にはパーマネントです。ただし、助手に学位は必要ありません。 実験助手の役割は所属する研究室ごとに違い、自分で考えて研究をして結果を出すことを要求される場合と、本当に実験の手伝いのみ(下働き)の場所があります。 下働きとは、器具の洗浄や試薬の管理などです。 多くの場合は後者の下働きでしょう。 kadomasshuさんが求めるバイオ系の職ですが、大学に行くなら最低でも大学院修士課程の修了は必要です。4大卒では使い物になりません。そこまで必要ないと考えるなら専門をお勧めします。 職の間口を広いのは大学院修士修了です。 大学院博士修了すると逆に少なくなるので注意してください。 将来のことですので考えて悩んで慎重に決めてくださいね。
- neko-suzu
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mizu atsuさんのおっしゃっている、私が優秀だと言うのは誤解だと思います。私はごく普通レベルですよ。 大学院などの研究補佐という仕事はわりとパートやバイトも多いです。大学の研究室は大概研究費というものが少なく、貧乏なとこも多いです。だからバイトや契約1年毎に更新などの労働条件が多い。 たとえパートでも私はそういうところで働きたいと思っていたので探しましたがたまたまお金のある研究室だったので臨時職員として働けているだけです。 こういう研究室では専門でも平気なところもあります。何より大切なのは新しい技術を習得したいというやる気ですね。あと、少しの経験。応募条件をそう書いてるところがかなり多いですよ。 派遣という雇用形態もあります。 どちらにしろ興味があって技術を身に付けたいなら、そういう潜り込み方もあるという事だけは言っておきます。ただやはり企業よりは労働条件や給与は少なめです。 特殊な業界ですから沢山ある仕事のごく一部と考えてください。企業に頑張って入る方が普通だと思います。 専門に入るなら入った後、やりたい仕事が変わっても修正が効きませんから慎重に進路選びしてくださいね。 長くなりました。
- mizu_atsu
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neko-suzuさんは大変優秀な方のようです。 専門卒でも場合によっては大学で研究に携わることもできるようです。 ただ現在、学歴の高い人はかなり増えています。 現に農学部ですと修士号を取る人は現時点で約半数です。 女性でも3割近くの方が院に行くのが現状です。 もちろん学歴がすべてではありませんが 努力した証、実力の証には当然なります。 しかもバイオ系は人気が高く競争の激しい分野でもあります。 そのため本当に専門的な仕事をしたいと思っても就くのは難しいというのが現状です。 これまでにもkadomasshuさんのような質問は何度かあり、同じようなことを書き込みましたがお気に召さなかった方が多かったようです。 おそらく厳しい現実を突きつけられて半分怒ってしまったのかもしれませんが、これは現実のことです。 いずれにしても非常に努力が必要です。 大学の理系に行ったからといって安泰かというとそうではありません。 修士に行ったとしても安泰ではありません。 そして専門学校に行ったからと行って良い仕事につけないのかというとそうではありません。 どちらにしても人一倍努力して初めて報われます。 どの道へ進むことが一番かは私にはわかりませんが 良く考えて決めてください。 ただ、最後にちょっと気になったことがあります。 >もともと好きだった生物学をもっと学び、生物の知識を持って食品に関わる仕事をしたい とありますが 現実として生物の知識だけが必要になることはまずありません。 確実に化学の知識も必要になります。 すなわち化学式や反応式も出てきます。 中学で習う理科とはレベルの違うのもであり、多くの文系が高校でつまずく分野(だと私は思う)です。 そういうこともいろいろ考えて進路を決めてください。 では。
- mizu_atsu
- ベストアンサー率41% (180/433)
もう正月なのでいろいろあって時間がありませんが 次に回答できるのは大分先になると思うので今書けることを書いておきます。 なお、私の書くことは♯3さんのおっしゃっていることとは対立するものですが、どちらもある意味真実なのでしょう。 どうなるかはそのときのいろいろな条件によって変わるからです。 私は専門卒なら品質管理もできると言いました。 しかし、それはあくまでルーチンワークでありホントの品質管理ではありまえん。 単純に作業をこなす、だけです。 技術も確かにいるように見えますが 実は大した技術はいりません。 そんなレベルのものは数日あればやるだけは可能です。 事実、作業自体はパートのおばさんや高卒の方でもやってます。 専門学校でわざわざ覚えるレベルのものとは思えません。 ルーチンをやらせるだけなら賃金の安い高卒やパートの方が良いということも考えられます。 では大卒以上だとどうなるか? ルーチンをやるだけでなくその方法自体を改良したり、新しい方法をやることになります。 これにはそれなりの専門知識がいりますし、研究をやってきたということも役に立つことでしょう。 専門学校卒では応用がききにくいと思われその点で大いに不利です。 専門学校のことはくわしくありませんがDNA関係の派遣会社は意外と採用の募集を出してます。 そういうところに行くことになるような気がします。 そうすると品質管理よりは細かい作業になり、専門学校でならったことも役立つように思えますが、それにしてもやはり作業をやるだけ、指示に従うだけになると思われます。 また、大学の助手というものかなり難しいと思います。というかほぼ不可能でしょう。 私の知る限り助手で専門卒など見たことがありません。 助手とは助教授の下であり、また学生の上です。 当然博士課程を出て将来は教授を目指す人が就くものです。 やることは完全に研究そのものであり、専門卒はおろか修士でさえ難しいはずです。 大学の研究室で仕事ができたとしても (それとて相当狭き門です、しかも競争相手は大卒がゴロゴロいるでしょう) 最高で技官が精いっぱいでしょう。 技官とは学生実験の補佐をしたりする方です。 個人的にはこの技官でも専門卒では難しいと思います。 なんといっても国家公務員ですし(もう独立行政法人になったので既に違うけど試験のレベルは変わらないと思います) 以上厳しいことばかりですがこれは私のとって真実です。 個人的には専門学校よりも 短大で栄養学などを学んだほうが食品に関わる仕事につける確率は高いと思います。 DNAとかを扱いたいのであれば専門卒の方がいいかもしれません。 ただし、扱うだけになると思いますけど。
お礼
ほんとうに詳しくありがとうございます。 ちょっと私には厳しいお答えでしたが、実際に生物学を学ばれた方の生の声で実態を教えていただいたので、これからもう少し検討し直してみようかな思いました。
- neko-suzu
- ベストアンサー率30% (51/170)
生物系を勉強したいという事ですが、今の時点でつきたい職種がはっきりしていれば専門でもいける場合も十分あると思います。 研究をしたいというならやはり大卒もしくは修士は必須でしょうけどその他でも分野によっては平気です。 専門は皆、似たような就職先ばかりです。大学は色々な分野、例えば生物系の学部なのにシステムの会社に入ったとかいう話はザラです。大学なら途中で目標が変わっても就職先の修正は簡単です。 しかし生物系や医療系の大学の学部は非常に人気があり、生物の学部も他の割合に比べて少なく、難しいと私的には思います。そうとう優秀な方だったら平気だと思いますが。文系に属しているならかなり頑張る必要があります。 友達が専門のバイオ学科に行ってますけどバイオテクノロジー的な実習も充実していてよさそうでしたよ。食品関係というと研究はおそらく無理ですが、微生物や安全性の品質管理などは専門でも可能です。生物の世界では学歴が必要なところもありますが、どんな実験をやったことがあるかという「経験」を重要視するところもありますよ。 とにかく専門に入るならしっかりとやりたい事を明確にしないと失敗します。専門は大学と違って必要ない教養学問がなくていい代わりに就職先も限られているからです。研究でなく生物技術者になりたいなら専門で大丈夫だと思います。バイオ学科なら食品関係、検査関係、大学の研究助手、バイオベンチャーなどの就職先があると思います。
- mizu_atsu
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>ルーチンワークとはどういうものなのでしょう? 日々行う決まったことです。 品質管理課で言えば製品の成分や微生物の状態を調べることが挙げられます。なにをやるかはどのような製品を作っているかによるでしょう。 もちろん大卒であろうとルーチンワークは行います。 しかしながらその上の仕事も行います。 専門卒ではそういったことはあまりしないと思われます。 なお私の個人的な状況は控えさせていただきます。
- mizu_atsu
- ベストアンサー率41% (180/433)
専門学校の方が良いか大卒の方がいいかは 将来つく職業によります。 ホントに専門的な研究をしたいもしくは専門を生かしたいのであれば 専門学校では間違いなく不十分です。 なぜなら研究室などなく、おそらく実験手法を学び、多少の実技をするだけと思われるからです。 研究とはほど遠いことでしょう。 バイオの仕事といっても幅広く食品メーカーであっても 基礎研究から製品直結する研究、そして品質管理での仕事なと多岐に渡ります。 このうち基礎研究は大学、それも院卒でないと無理と思われますし、 製品に応用するにしても通常大卒以上です。レシピを作るのであれば短大以上くらいでもなれなくはないですがどちらにしても狭き門です。 とすると残るは品質管理くらいですが専門学校卒ではルーチンワークをやるくらいでしょう。 すなわち大卒の方が幅が広いということです。 考えてみれば当然です。 そもそもあなたが言われているように、あなたの学校では科目が足りないのです。それで入れる専門学校と入るのが難しい大学。 どちらを出ているほうが知識があるかは一目瞭然です。 そして大学は4年あります。もちろん習うのは生物だけではありません。 ということで簡単にいうと専門の方が間違いなく不利となります。
補足
回答ありがとうございます。 ところでルーチンワークとはどういうものなのでしょう?mizu_atsuさんは食品会社に勤めてらっしゃるということですが、もしよかったらどのようなことをしているのか教えていただけませんか?
お礼
回答してくださったお2人はそれぞれ別の種類の学校出身で職業も違いますが、私はどちらにも興味があり、生の意見が聞けてとても参考になりました。 ほんとうに詳しい回答をありがとうございました。