まずはアナウンス技術を最低限、習得して、それから所属する
事務所を探して、登録するのが一般的です。
ホテルや式場に電話して尋ねれば、出入りの事務所を教えて
くれます。それからはご自分をいかに売り込むかです。
仕事は、最近の傾向として、ギャラを下げれば多くなるという
わかりやすい状況です。通常、手取り二〇〇〇〇円からですが
アナウンス学院を出て、とにかく仕事がしたいという人は、
5000円程度でも受ける人がいます。
ただ、こういう人は他に定職があってアルバイトでやっている
ケースが多いようです。
本職にしてやる場合は、多少の営業努力が必要になります。
ホテルや式場のスタッフと個人的に仲良くなると、お客は
彼らの勧めに従って司会者を決める傾向がありますから、
安定して仕事を得ることができます。
美人かどうかはあまり関係ありません。むしろ、披露宴では
美人過ぎる司会者は新婦に嫌われます。
とにかく、一定の技術がないと、事務所の門をたたいても
一言話しただけで門前払いされてしまいますから、
三か月程度かけて、話し方を磨いてからですね。
テキストがいろいろ出ていますが、次の本は、ブライダルの
司会にも触れているのでお勧めです。
「あなたもアナウンサーになれる!テレビ局アナウンス採用のすべて」
講談社