復讐は醜いのか？美しいのか？

質問

どっちなのでしょか？
　日本人は忠臣蔵が好きなので、復讐が美しいと思う人が多いのでしょうか？

回答No.3

miboujin · ベストアンサー

実話とはいえ、語り継がれた話や、小説にはいろんな受け止め方があって良いと思います。

ご質問者さんは忠臣蔵を「美しい復讐話」と捉えていらっしゃるのでしょうね♪

でも、私は違うんですよ。あれは「忠義」においてすばらしいお話なのだと思っているんですよ。

忠臣蔵は奥の深いお話で、浅野と吉良のもめごとからお話が始まります。浅野は吉良に意地悪をされ、殿中で刃傷沙汰を起こします。

「殿中での刃傷沙汰」は、理由の如何は問わず、「御身は切腹、お家は断絶」との決まりです。その決まりにのっとり、浅野は切腹となってしまいました。吉良が浅野を切り殺したわけではないのです。

双方のもめごととが発端になったには違いがありませんが、浅野の殿中での失態が切腹にとなったのです。
（吉良は、今となっては悪者ととらえられる節がありますが、お国許では、名君だったと聞きます。）

大石は、その「殿中の判決」と「吉良」との双方の問題で二重に悩みます。大石の相手は、吉良のみならず、「殿中失態に対する判決の不服」だったと私は受け止めています。

そして、大石始め、君主を慕う侍達が、親や子、妻やいいなずけ、筆舌し難い程の、自分にとって大切な物を後にまわしてまで、またわが命を顧みず、忠義の侍として戦いに挑んだのだと思います。

先のご回答に、「子供を殺されたら犯人を殺す。。」とありましたが、それほどかわいい子供を後回しにしての、君主への忠義です。

また、このお話（実話）は、47人、当時の判決により切腹し、桜の花びらの様に、枯れる前に、まだ美しいままに散っていったのです。。。吉良を倒し、結願したのち、47人が生き長らえていたなら、今の時代まで、この話は語り継がれていないようにも思います。判決ゆえとはいえ「生き恥をさらさず、忠義に散っていったから。。」そこが美しいと捉えられているのだと思います。

日本人が忠臣蔵がすきなのは「『復讐が美しい』とおもっているから」ではないと思います。自分が一番愛している家族いいなずけさえも後回しにしてまで「君主への忠義」に散っていった侍の心根に感動するのだと思います。

私たち日本人の祖先は、世界大戦のときにも見られるように「天皇の為、お国の為」といった、自分の感情を殺してまで「忠義」に生きることを美徳として、お国を守ってきたきた歴史があるように思います。

（あくまでも、これは私の受け止め方に過ぎないことです。他の方がどのように受け止めていらっしゃるかは解りません。。でも、もしお願いできるなら、ご質問者さんも、「復讐」とは違った角度、つまり「忠義」といった見方でもう一度「忠臣蔵」を読んでくれたらすごく嬉しいなっておもいます。）

最後になりましたが、「復讐」は「美しいか醜いか」として考えるほど単純な問題では無いように私はかんじています。

お礼

回答ありがとうございます。
　復讐でなく忠義のために散っていったというのは、グッときました。しかし、大戦中同じく忠義のために「天皇陛下バンザイ」と言いながら玉砕、あるいは岬から投身しているシーンを見ても全然グッとこないし、むしろ腹立たしいです。この差はなんなんでしょう。

　大義があるか、無いかの差というのなら、忠臣蔵にはやはり「吉良にも処罰を」という大義があるからこそ、美しい話になると思います。
　法で復讐を認める事はできないけど、その復讐を認めてあげたい気持ちは強くあります。

回答No.4

huoooooooooooo

復習というよりも
「主君の無念を晴らしたい」でしょうね。

刎頚の交わりなんですよ。だから見ようによっては、吉良邸への討ち入りは徳川幕府へのあてつけでしょう。

回答No.2

skbler

時にはそれが生きていく糧となったり、心の支えとなったりすることもありますよね。醜くするか、美しくするかはその人次第です。聞こえや響きは素晴らしいコトバと私は考えたりもします。「憎しみ」「憎悪」といったコトバよりは。

お礼

回答ありがとうございます。
　「華麗な復讐劇」ってコトバもありますしね。それに映画「スリーパーズ」のような完璧な復習劇を見ると、美しいなと思っちゃうのですよ、私は。

回答No.1

silpheed7

私は復習が美しいとは思いませんが、理不尽な理由で子供が殺されたりしたら
法を無視してでも、犯人を殺してやりたくなる気持ちはわかります。

お礼

回答ありがとうございます。
　その気持ちは私にもわかります。