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I am impressed with his knowledge and wisdom.の能動態表現について。

I am impressed with his knowledge and wisdom. ( 彼の知識と見識に感銘を受けている)という表現を能動態で言い換えるなら、どのように言い表したらよいでしょうか? 私の言い換えは、→His knowledge and wisdom impress me with something.といったものですが、分からないのは、(1)with his knowledge and wisdom という形になっている"his knowledge and wisdom"をby以下に置かれている場合と同じように、主格に持ってくることが出来るのか? (2)「感銘を受けている」という状態表現を能動態表現で表すのに、"impress"の形でよいのか? "are impressing"という形も考えたのですが、それですと"impressing"が形容詞化して、「印象的な」といった意味に変わってしまう気がします。(3)His knowledge and wisdom は複数形として受けるべきかと思いますが、" knowledge and wisdom "というセットとしてとらえて、単数形として受けるほうが望ましいのか? あるいは可能なのか? (4)能動態表現に直そうとする発想自体に無理が有るのか? と言ったことです。文法力が弱いので、このような疑問が出てくるのだと思います。いずれかひとつでも、ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • Shimo-py
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回答No.2

ご考察の経過、よく分かりました。 ◆I am impressed with his knowledge and wisdom.の能動態表現は次のようになります。 → ○ His knowledge and wisdom impress me. 注意してほしいことは、 with something をつけることは出来ません。 この something とやらは、どこにもなかったものでしょう? 受動態→能動態の書き換えで、たとえば明示されていない主語を補うことはあっても、こうした部分を補うことは通常ありません。with は by と同じで、書き換えの際には消えてしまいます。 ◆「態」というのは動詞の形のことで、あって (A)am impressed: 現在・受動による自動詞が    ↓ (B)impress: 現在・能動による他動詞 になることです。 impress はもともと他動詞ですから、 impress me で「わたしに印象づける」となり、悩んでおられるような不自然さは別にありません。 ◆(A)において、with ~ がついているのは、その印象づけの手段だからです。  なぜ by ~ でなく with ~ かといえば、簡単に言えばそれは impress という動詞との相性によります。  たとえば That mountain was covered with snow. 「あの山は雪で覆われていました」 というときは、by でなく with が用いられます。 そしてこの文を能動態にすれば Snow covered that mountain. 「雪があの山を覆っていました」 となります。 ※なお、be impressed の場合は by を使うこともできます。前置詞は、過去分詞の種類によって決定されますが、同一の過去分詞でも意味によって、前置詞が異なる場合があります。 ◆したがって疑問点その(1)に対する答えは明白です。 つまり、with his knowledge and wisdom の with に続く名詞を、by以下に置かれている場合と同じように、主語とすることは、出来るのです。 ◆(2)「感銘を受けている」という状態表現を能動態表現で表すのに、"impress"の形でよいのか? についてですが、能動態で表す以上 impress でなければなりません。  先ほどにも述べたように、これは他動詞です。  感情表現の動詞は、実に全てではありませんがほとんどが他動詞で、たとえばシドニー・シェルダンの小説などを読んでいても、 It surprised her. 「それが彼女を驚かせた」 なんて英文はよく出てきますよ。 (我々なら She was suprised at it. というところですね)  日本語は、心の印象の問題を、心からの自然発生のようにとらえるのが特徴です(~のように思われた、など)。  しかし、英語は外界との関係でとらえることが多いようです。とくに、「外界のものが心にどう影響するか」という観点で述べるとき、この能動態による表現が適しているとも言えるでしょう。 ◆"are impressing"という形は、この場合の能動形としては不適切です。(1)これを現在進行形としてとらえた場合は、もとの文の時制(現在形)と異なってしまいます(態の変換において、時制は変えてはならない)。 (2)これを be + 形容詞としてとらえた場合は、受動態で書かれたもとの英文を能動態にしたことにはなりません。先にも述べたように、am impressed という受動態の部分(意味の核は impressed )を能動態にするのであって、その形が are であってはならないのです。am impressed の能動形は必ず impress になります。 ◆(3)の問題は少々難しいです。複数で受けるのが普通だと思います。たしかに、"knowledge and wisdom"をセットとしてとらえれば単数形で受けることも可能です。ただこれが bread and butter のように不可分のものとみなすかどうか… 難しいところ。普通に考えたら、複数扱いでいいのでは? ◆(4)能動態表現に直そうとする発想自体に無理が有るのか? → 先ほども述べたとおり、この発想に無理はありません。impress は in (中に)press (押さえる)で、押さえつける、跡を残す、という意味で、意味の性質が本来他動詞的なので、たとえば Your speech has really impressed me. 「あなたのお話、本当に印象に残りました」 とか What impressed me most was his selfless devotion. 「一番印象づけられたのは、彼の私心のない献身でした」 のような表現には、問題がないどころか、ごく自然で普通な表現なのですよ。

noname#11434
質問者

お礼

懇切丁寧なご教授、まことにありがとうございました。<(_ _)>  おかげさまで、疑問点がすべて氷解いたしました。お志に深く感謝いたします。また、先日は、失礼の段、改めてお詫びいたします。何度お詫びしても足りませんが、非礼をどうかお赦しください。 受動態の動作主で、能動態の形に戻した時、主語に大手を振ってなりうるのは、by ~ の形で表示されている動作主だけであるという「固定観念」がやはりありましたが、ご教授のおかげで、by ~, with ~, at ~ などさまざまな形で表されている動作主という方角に視界が大きく開けました。たいへん感謝しております。英語に対するとらえ方が、自分の中で、部分部分の小さな偏った観念の枠内で今まで為されており、それに頼ってきたことをつくづく思い知らされます。視界をとざしていたものの一角がまた、一つ取り払われました。ほんとうにありがとうございます。美しい例文にも心を打たれました。 ご説明を読んでいるうちに、一つ思い出したことがあります。サイトで見た、アメリカの論文執筆の文体マニュアルを紹介する文章の中で、受動態は動作主体が隠れてしまい動作の諸関係が見えなくなることが有るので、意味の曖昧さを生じるような場合は、極力能動態表現をとるべきであるという説明でした。その記事の意味も、改めて得心が参りました。身に余るお志をいただき、感謝の思いは尽きません。ご回答いただいた解説を、繰り返し拝読させていただきたいと思います。ほんとうに、ありがとうございました! <(_ _)>

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noname#27172
noname#27172
回答No.5

随分 ややこしく考えていますね。 私が中学生の時 学校で、byで動作主補語の示されていない受動態の文章を能動態に直すために、(by them)を補って theyを主語に立てるとか、滑稽な練習をさせられました。英語には フランス語のonやドイツ語のman、イタリア語のsiのように主語を明示しない便利な代名詞がないのに、無理やりtheyを当てるのは 論理上の辻褄を合わせる為の苦肉の策であって、得策とは思えません。 それと、byとwith では性格が違いますよ。私はこの文は 最初から受動的なニュアンスが薄れていると思います。impressedは tiredとかsatisfiedに近い性質を持っていて 形はbe+過去分詞で 受動態を形成するよりも、むしろ 形容詞として使われています。 ですから 「I am very impressed with his knowledge and wisdom.」というように impressedをveryで強調できますが、これを能動態に直すとおかしいでしょう。しかしながら #2さんの解釈も可能で impressedの後に very muchを置くこともできます。 関連のある質問が少し前にありましたので 参考にしてください。

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1106179
noname#11434
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 はい、随分ややこしく考えてしまいました。そのことと関係があるのかどうかは知りませんが「滑稽な練習」を一生懸命やった者の一人です。 指定していただいたコーナーは、この質問を立てた時点で途中まで拝見しておりましたが(そこが実は出発点でした)、あらためて今続きの部分も含め読ませていただきました。by と with とでは性格が違うと言うことは分かりましたが、アルクのサイトで例文をいくつも見てみると、by の場合もおっしゃるところの「状況補語」的に働いている文も見られ、両者の意味合いの違いを説明してくださいと言われたら、明確に説明できる自信はありません。そこからややこしい考えに入ってしまったのですが、いろいろとご説明をいただいて、自分で使う場合ならこんなふうかと感じています。impressed with は自分の感動の感覚をメインに表出している気持ち。impressed by は、その感銘を与えた相手(人・もの等々)に聞き手の注意を引きたい気持ち。‥またややこしい世界に入っているでしょうか? でも、基本的な視座を与えていただきました。以後は、実際の中で確かめて行きたいと思います。お答えいただき、たいへん光栄でした。ありがとうございました。

回答No.4

私はこの文章が受動態だとは考えていません。11月30日に提出された「were impressed with」という質問でCherry77が取っている立場に私も賛成です。 そもそも「be+過去分詞」には受動態としての理解と、過去分詞を形容詞とするSVCの理解と2つ有ります。受動態は動作を表しますし、SVCであれば状態を表します。  The door was closed.(受動態:ドアが閉められた)  The door was closed.(SVC:ドアが閉まっていた) 上の例でSVCの解釈は、一旦ドアが閉められて(=動作)、その後ドアの閉まった状態が継続していることを表しています。これ以外にもfallen leaves(落ち葉)なども同じ考え方に立っています。fallは自動詞ですから受動態にはなりませんが、fallした後の状態が継続していること(=完了時制)を表しているのでfallenという過去分詞形になります。 受動態なのかSVCなのか、どちらの解釈かを見分けるのは前後の文脈や、「動作」であることを示すby Tomなどの言葉があるかどうかです。この辺はwhat he saidを関係代名詞と解釈して「彼の言ったこと」と訳すか、疑問詞と解釈して「彼が何を言ったのか」と訳すかの違いに等しいですね。 ここで、次のa)の文章をあえて受動態と考えて、能動態にしてみてください。店を閉めるのはshopkeeperとしましょう。機械的に作業をすれば恐らくb)のようになったはずです。  a) Whenever I go there, the shop is closed.    (私が行くといつもその店は閉まっていた)  b) Whenever I go there, the shopkeeper closes the shop. ここでb)の意味を考えてみてください。どう考えても「私が行くといつも店主は店を閉めた」という意味にしか解釈できないと思います。一見すると受動態と能動態の書き換えをした文章のように見えますが、文章の意味は明らかに違います。a)の文章では「閉まっていた=定休日だった」と言っているのに対して、b)では「店は開いていたが、店主が私を見るなり急に店を閉めた」という意味になります。 この意味の違いは既に見た「文の構造」の違いにあります。a)の文章はSVCで、この文章はそもそも能動態なのですから、それをさらに能動態に直すことなどできないのです。その一方、b)は受動態の文章である「私が行くといつも店が閉められた」を能動態にしたのであって、a)の意味の文章を能動態に直したのではありません。 なぜa)の文章がSVCなのか種明かしをすれば、それは単に私がSVCに解釈した日本語訳を付けて「操作」というか「誘導」したからにすぎません。先に述べたように、もしa)の文章にby the shopkeeperが付いていたり、「店主によって閉められた」という動作をほのめかす語句が付いていれば話は別です。 ですからimpressの場合も、His knowledge and wisdom impress me.という文章は当然可能ですが、その「受動態」がI am impressed ~ではないのです。つまりお示しの文は「誰かによって感銘が与えられる」という動作ではなく、「感銘している」という状態なのです。 言い換えれば、これはI am happy.と言う文章を能動態に直そうとしているのと同じです。「私は幸せだ」という文章は「何かが私を幸せにしている」という論理は成り立ちますから、当然Something makes me happy.とすることは出来ますが、これがI am happy.を「能動態」にしたことにはならないのと同じではないでしょうか。

noname#11434
質問者

お礼

amphipolisさん、非常に分かりやすい噛み砕いたお答えをいただいて、たいへん恐縮です。よく理解いたしました。お時間を割いてくださったことに感謝いたします。 ご指摘の「質問」は、Cherry77さんがNo.2 の回答をなされた時点で拝見しており、その内容に感銘を受けたのですが、アルクの辞書サイトで"be impressed by" と "be impressed with" で例文を参照するうち、前者が「動作的」、後者が「状態的」とも単純に分けられないと思いました。前者・後者ともに、「感銘を受けた」「感銘している」の両様があるように感じたからです。おっしゃるとおり、それは「文脈」や明らかな動作主としての表示などから見分けるべきものなのですね。両者の違いを自分の言葉で説明できないかと考え、能動態に直せば関係性がはっきりするかも知れないと思い、"be impressed with" について考えるうちに迷宮にはまりました。私は、受動態の形式を持っていれば、言葉や形を工夫するにしろ、どんな文も能動態に直しうるものと思い込んでいました。しかし、ご説明をいただいて納得しました。"The door was closed."が能動態表現だとしたら、これ以上、能動態には直せませんね。be+p.p.の形で、しばしばp.p.が形容詞化し状態の表現になるという知識はありましたし、読んでいる時にも当然どちらであるかを区別しつつ読んでいたつもりですが、それでも「受動態である」と思い込んでいましたので、大きなご示唆です。 Shimo-pyさんから目を開いていただいた視界と重ね合わせて、この形がかなり立体的に見えるようになって来ました。感謝いたします。行き届いた解説を本当にありがとうございました。

  • Shimo-py
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回答No.3

コメントありがとうございます。 > 論文執筆の文体マニュアルを紹介する文章の中で、受動態は動作主体が隠れてしまい動作の諸関係が見えなくなることが有るので、意味の曖昧さを生じるような場合は、極力能動態表現をとるべきであるという説明でした。 ◆そうですね。日本語の受身と英語の受動態とは、必ずしもイコールで結べる表現形態ではなさそうです。曖昧さや余韻に頼ることで表現を豊かにする日本語と、因果関係を明確に捉えて表現する英語とでは、表現方法に大きな違いが出ます。日本語と英語をこうやって比べてみると、いろんな発見がありますね。 > 先日は、失礼の段、改めてお詫びいたします。何度お詫びしても足りませんが、非礼をどうかお赦しください。 ◆お気になさらなくて大丈夫ですよ。 非礼だなんて、とんでもありません。むしろ私の回答をしっかり読んでくださっていることに感謝しています。 ◆英語というのは、やってもやっても難しい部分はいろいろあり、分かった気になるのが一番こわいですよね。  自分が書いた回答について、他の方から「それは違うのでは?」とか「この場合はどうなるんだ?」といったツッコミがきたり、質問者さんから「さらにこの点が知りたい」といった反応をいただけることは、とても勉強になります。私だって間違うことは多々あるわけですし、お互い教えあうのがこのサイトの意義なんですから、くれぐれもお気になさらず、みんなの疑問を一緒に解決していけるといいなと思っています。 ◆それよりなにより、自分の勘違いだったことを公に認めることのほうが、大変勇気のいることです。fields さんの学問的な態度のあり方は、大変すばらしいと思っています。 これからもお互いがんばりましょう。

noname#11434
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。 暖かいコメントを下さって本当にありがとうございました。昨夜は、ちょっとじわっと来てしまい、すぐお礼が書けませんでした(ホントです)。もったいない言葉をいただいたと思ってます。 >曖昧さや余韻に頼ることで表現を豊かにする日本語と、因果関係を明確に捉えて表現する英語とでは、表現方法に大きな違いが出ます。 この言葉は私にとってたいへん重要で、味わい深いものに感じました。今後、英文を読むのにも、日本語を読むのにも、一つのキーになると思います。 >英語というのは、やってもやっても難しい部分はいろいろあり、分かった気になるのが一番こわいですよね。 私も少しでもそんなふうに思える日が来るよう、牛歩で精進してまいりたいと思います。(少なくとも"that more"は強烈に私の中にinputされました!) 私自身は「学問的な態度」などというものからは、恥ずかしいぐらい無縁なものです。謝らずにすむよう、以後投稿には出来る限り気をつけたいと思います(正直、回答するのが少し怖くなってきましたが、一介の素人なのですから、それぐらいが当然とも言えます)。今回はいろいろと本当にありがとうございました。レベルの低い質問に丁寧に付き合ってくださったことにも、感謝しております。またよろしければご指導お願いいたします。

noname#8464
noname#8464
回答No.1

「impress」で 辞書を引いて どう言う例文が載っているかみましたか?

noname#11434
質問者

お礼

すみません。質問の仕方が悪かったです。(辞書はもちろん引きましたが、引き方も足らなかったのだと思います) よろしければ、以下をお読みください。 I am impressed with his knowledge and wisdom. の with 以下の動作主体を by 以下のときと全く同じように扱っていいのか分からなかったので質問させていただきました。つまり、上記の文でも by ~ は隠れた形で、その細目としての具体的な現われとして with ~ という形を取っていると捉えるべきかと思いました。つまり、Iam impressed by his knowledge and wisdom. と I am impressed with his knowledge and wisdom. の違いは「動作的」と「状態的」の違いだと言ってしまえば、それまでですが、後者は I am impressed with something by his knowledge and wisdom. とでも言えるニュアンスではないかと考え、そこから能動態の文として、His knowledge and wisdom impress me with something. という形を仮に描いて見ました。あとで思いつきましたが、I am impressed by him with his knowledge and wisdom. とも取れ、能動態に戻して、He impresses me with his knowledge and wisdom. と見るべきかとも思いました。動作主の本体は、by ~ という固定観念があったために、そのように考えてしまいました。理屈っぽくてすみません。 ご親切にはとても感謝しております。早々とご回答下さり、まことにありがとうございました。