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テレビの電波って傍受できるのでしょうか?
イギリスに住んでいる者ですが、前から誰にも真相がわからないことがあります。 イギリスではテレビライセンスといって、テレビを受信するために一ヶ月いくらという「視聴料」みたいなものを支払う義務があるのですが、(日本で言ったらNHKの受信料みたいなものです)新しくテレビを買うとしっかりと記録が残って、ちゃんと請求が来ることになっているんです。しかしじゃあ中古でテレビを知り合いから譲ってもらったり、引っ越しても手続きをしなかったりしたらどうなるか?というと、「支払いをせずにテレビを家の中で見ていると、そのテレビから出ている電波をキャッチするという機械を積んだ車が道路を巡回していて、隠れてテレビを所持していてもちゃんと電波を傍受するので、絶対につきとめられてしまい、罰せられる」という噂を皆が信じています。 確かに、日本のNHKなどと違ってイギリスのそれは法律的に非常に厳しく、税金並に取立てをされるいうことは知っています。でも住宅密集地で、(イギリスでも日本のように集合住宅もあれば一軒家もあります)果たしてテレビの電波がどこから出ていて、その住人がテレビを視聴していることを特定しつきとめるなんて技術的に出来るものなのでしょうか?本当にそんな精密な判断が出来る機械というものが世の中にあるのでしょうか?私を含めて知り合いは皆それをちゃんと信じて?支払っていますが、「そんなものは単に脅しであって、そんな技術があるわけがない」と言う人もいます。しかしその巡回カーなるものを自分はこの目で見た、と言い張る人もいたりして、誰も本当のことがわからないのです。みなさんの意見を是非聞かせて下さい。
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この手の話題は好きなのですが、一般論で言えば、可能です。 特にイギリスで販売されているテレビ受信機で受信時に受信の記録を送信したり記録するメモリーを装備することを義務付けていれば微弱電波を発信しますし、アンテナから受信した電波と若干ずらした周波数で送信されればアンテナの存在を確認できます。 しかも識別信号を送っていれば、混信とかなく、その信号をトレーサーで探せば、受信できる以上、その存在を確認できます。 同じような技術は携帯電話でも使われているし、免許のいらないトランシーバーでも実用化され、搭載されていますので、それを取り外さないと判別されてしまいます。 もっとも、識別信号を発信しないように取り除くと、受信できないように大部分は設計されていますので、コンピューター等に搭載された、世界各国対応の受信カード等を使われると、そのカードの仕様によっては見つからない可能性はあります。 見つけ方の方法として、外部から一般の人がテレビを見て、登録情報のない家をときどき偵察させて、契約していないのにテレビを見ているらしいとの情報を提供し、契約成立すると報酬を出すというシステムがあるので、多くの目が光っている方が怖いと思います。衛星から受信すると、一般回線ではないので装置が特殊になりますが、いろんなテレビ中継を受信することができますが、一般放送を見ることができれば、契約させられると思います。 探す目的物はアンテナなので、簡単なのです。狐狩り、フォックスハンティングという競技も無線の世界ではあります。
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- kun
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#1の方と同じですが、巡回カーを走らせ調査するより近隣者による密告システムが効率いいでしょう。
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回答ありがとうございます、そうですね、私も皆さんの意見を総合的に聞いているうちにどうもそうなんじゃないか、という気持になってきました。イギリス人も結構お金に渋いですからコストのかかるものは避けるんじゃないかと・・。それにしてもこうなってくると今度は「じゃあ誰が密告しているんだろうか?」と懐疑心が出てきました・(笑)
- kan3
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>フロントエンド TV・ラジオ等の受信部の最初の部分(ユニット) >オシレーター等の用語の意味 ローカル・オシレーター=局部発信器(下記サイト参考) >摘発をご覧になったことがあるとの・・ TV番組の中での紹介、スペアナ(RF(ラジオ・フリケンシー) スペクトラム・アナライザー) (http://www.geocities.co.jp/Technopolis/8300/specana.html)で家のすぐ近くで測定してました。 通常のフロントエンドは特定の中間周波数帯(局部発信器と関連)を使うので、見ているチャンネルも判断可能です。 TV受信ブースターを使用し、TVアンテナが見えなければ、発見されないでしょう。(笑)
お礼
詳しいご説明どうもありがとうございます、なるほどこういう機械なんですね。しかも見ているチャンネルまでわかってしまうとは・・・。そして実際ご覧になったというその摘発の様子や、みなさんのお話を総合的に考えてみると、「謎の視察巡回車」の存在は本当なんですね。ただ噂がまちまちなのは、恐らくやみくもに摘発をしているわけではなく、個人を監視、または口コミなどによって特に悪質なものを見つけ出し、優先的に罰しているからかもしれませんよね。そう考えてみると全て説明がつくような気がしてきました。またテレビが見れるとうたっている闇パソコン?が売れるのも当然ですね。少し前の時代なら摘発側が有利だったのでしょうけれど、今はそのパソコンのせいで逃れている人もかなりいるような気がします。私も結構惹かれるものがあるので自作してみたいところですが、小心者なので払いつづけるんだろうな~。(笑)どうもありがとうございました!
- kan3
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技術的に十分可能ですが、専用発信器はやってないのでは?。 英国の摘発を見た事があります。 スーパー・ヘテロダイン式のフロントエンドを通常使用するので、ローカル・オシレーターの周波数を検知するだけでしょう。 本当に微弱ですが、アンテナ線を通じて出て行くので、 受信ブースターをTVの近くに挿入すると、その電波もほぼ漏れません。 フロントエンドは日本のアルプス電機等も作っていますが、そのような物はカタログ上に出ていません。
お礼
早速のご回答どうもありがとうございました、私はこの手の事に全く疎いものですから、もしよろしければ、ですが専門家さんということでしたので、フロントエンド、オシレーター等の用語の意味を砕いて教えていただけたら大変助かります。また摘発をご覧になったことがあるとの事ですが、それは実際のご体験でしょうか、それともテレビのドキュメント等のことでしょうか?日本でもよく、視聴率を調査する機械が存在していることは皆知っていても、実際その機械はうちのテレビについてるよ、という知り合いに出くわさないというのと同じで、私も何故か「支払っていないのを見つかってしまい、罰せられた」という人には未だに出会っていません。よろしければ是非どんな内容だったのか・・非常に興味深いのでお教えいただけたらと思います、どうもありがとうございます!
お礼
早速のご回答どうもありがとうございました、丁寧なご説明をいただけて、まず技術的には十分可能だということが良くわかりました。この手の話題を面白いと感じてくださったunos1201さんならきっと意味をわかってくださるのではないかと思うんですが、英国人はこういう「嘘とも本当とも思える謎を議論する」ことが大好きで、話だけが一人歩きしてはいるけれど、実際見た人や体験したがいないなんていう場合が非常に多いんです。 でもお話を聞いて、調査コストや条件(住宅密集地やマンションも多いこと)を考えると、「登録情報のない家を偵察→情報提供→報酬」という事の方がもしかすると基本的に行なわれている方法なのかもしれない・・と思いました。最近はパソコンにビデオカードを差したものを闇で販売している人達がいる・・とも聞いています。おっしゃるように仕様によっては識別できない物があるとすれば、あとは原始的に誰かのタレコミという方が効率もいいですよね。 どんな物事にも抜け道があるかもしれませんが、トラブルに巻き込まれないように自分はちゃんと(高いので腹が立ちますが、笑)支払っていこうと思います、また他のイギリスのウソホント話にも是非お知恵を拝借させてください、どうもありがとうございました!