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小泉首相も石原都知事も第二次世界大戦は正しかったと思っているというのは本当?!
小泉首相も石原都知事も第二次世界大戦は正しかったと思っているというのは本当なんでしょうか? 自分の知り合い(大学の助教授で60才以上の方)がそう言うのです。小泉首相も石原都知事も靖国参拝もそうだし他の行動を見ていても確かなことだと。 自分は政治に詳しい方ではないし、そう教えられてきたのでとても驚きました。 義務教育では確か日本の侵略戦争だったと教えられたと記憶していますが。 これは教員だから何か特別にこのような見方をしているのでしょうかね? また、知識がなくて恐縮ですが「教員=必ず共産党員」ということはありませんよね?昔、=であると聞いたことがあるので、この辺りが関係した発言だったのかなと思ったもので。 以上、有識者の方のアドバイス・回答をお待ちしております。宜しくお願いします。
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- fujishiro
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まぁ、当時の軍人・政治家がどれだけ深く考えていたか、そもそも彼らの意思統一ができていたかということは、議論の余地が残るとこではありますけども、 「日本は、ならば局地戦のみで圧勝すれば対等講和条約で短期終戦だと考えて開戦に踏み切った」というくだりを見てぞっとしました。 局地戦で圧勝すればって、そんな稚拙なアイデアで当時の中枢の人たちは本当にうまくいくと思っていたんですか・・・ というのは、現代人の感覚で、それまで日本は日清・日露と局地戦でしかやってこなかったわけで。 アメリカはドイツにもっとてこずる予定だったでしょうし、ソ連は参戦をしないだろうと思ってたし、中国はもっと早く降伏すると思い込んでたでしょう。 つまり、それまでの常識で言えば、局地戦の勝利を持って、戦争を手打ちとするというのはあたりまえの感覚だったのですよ。 戦術的にはまぁ、賢いかといわれれば疑問でしたけど、常識ラインにはあったと。 ただ、戦略的にはぜんぜん違う土俵に乗せられているということに気づかなかったというのは事実で、国家的戦略でアメリカに手も足も出ないというのは今も昔もかわりませんなぁ。 …ただ、あの時、戦争をしないという選択をした場合は…つまり、アメリカの要求を全部飲んだ場合は、日本は経済破綻するしかなかったでしょうね。それほど当時の日本は追い詰められていたのですよ。 戦争するのは愚かだ愚かだといくら繰り返したところで、経済破綻か、戦争か選べと言われれば、今でも多くの国は戦争を選ぶでしょう。きっと北の某国もそう考えていますよ。 ですから、あの戦争が正しいだの間違いだのいうのはそもそも意味がないんです…。 国家的戦略の間違いや、戦術等の反省、政治家・軍人の愚かさの指摘、戦争犯罪への懺悔・補償というのとは別問題です。
- fujishiro
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戦争が正しいとか正しくないとか正しいから勝てたはずだとかそんなことを考えるからややこしいのですよ。 石原都知事は前に、日本の植民地支配は100%正しかったというつもりはないと自分でも発現しております。 当時は、日本とアメリカは、両国とも中国を食い物にすべく、ぎりぎりの妥協点をさぐっておりました。アメリカも日本も国内の問題を海外で解決したかったのです。そのためには他国のことなんか知ったことじゃないというのはアメリカも日本も同じです。 アメリカが日本の韓国の植民地化を認める代わりに日本はアメリカがフィリピンを植民地化するのを黙ってみてたという状況もそれ以前はあって、日本もアメリカも政治的な落しどころを探っていました。 しかし、結局、アメリカは開戦した方が手っ取り早いという結論に達し、ほとんど無茶苦茶な要求を日本にたたきつけます。日本は、ならば局地戦のみで圧勝すれば対等講和条約で短期終戦だと考えて開戦に踏み切ったというだけです。(当時のまともな政治家も軍人もアメリカと体力勝負して勝てるなんて思ってなかったし、正義があるなんて思ってなかったでしょう。あくまで、局地戦で、と思ってたはずです。小学生じゃないんだから正義が勝つなんて思ってませんよ。) 理念もくそも正義もくそも戦争にありません。 政治の延長戦にしかすぎず、日本は当初の目論見がはずれて途中からはもはやコントロール不能だったのです。 ただ、一般人に対してはいろんな理念や正義といった言葉が優先してしまったし、当時の世論は右翼調だったため、ややこしくなったのです。そんな話を本気で信じてた人も多かったし、開戦前はなんでとっとと開戦しないんだ、弱腰政府めと本気で思ってた人も多かったんですよ。 ところが、負けた瞬間からアメリカのほうが正義だ正義だったという教育を受けて、まるで日本が侵略戦争しかしてこなかった最悪国だという論調が支配的になって、国民はだまされた、実は俺は反対してたんだよね~とか言い出して、そのながれから、あなたのような、「日本は侵略戦争をした悪い国だった」という教育しか受けてこなかった人が増えてきたわけです。 石原都知事はそれは違うだろう、といってるだけです。でも、それは日本だけが侵略戦争して、悪いことをしたんだという話にしたい人たちからみれば、あいつ(石原)は日本が正しかったといってる右翼だという話になります。このあたりはとあるマスコミの恣意的な放送も明らかになったりして、正直、うさんくささがぷんぷんです。 一方で、右翼の人は、日本は正しかったと強調したわけで、有名人・著名人の人もこんなことを言ってるよという話で、石原都知事の例が出てくるわけでして、やっぱりこっちもうさんくささがぷんぷんです。 回答としては、石原さんは有名人で、言動も保守タカ派ではっきりいう人なんで、右左翼から例示としてひっぱらることが多い、というだけでしょう。 大学の教員というのは教員のなかでも特殊な部類でして、いまどき信じられないくらいの左翼的考え方を持ってる人も多いですし、反対の方もいらっしゃいます。 大学教員だから見識が深いなんて思ったらいけません。
お礼
大変詳しくありがとうございました。 「日本は、ならば局地戦のみで圧勝すれば対等講和条約で短期終戦だと考えて開戦に踏み切った」というくだりを見てぞっとしました。 局地戦で圧勝すればって、そんな稚拙なアイデアで当時の中枢の人たちは本当にうまくいくと思っていたんですか・・・。
- mmky
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参考程度に 現在の常識から言えば、戦争は正しくないと言うことですが、高々50年ほど前の常識では、そうともいえないのですね。アメリカを含めた西洋は、アジア人を同じ人間とは思っていなかったようですね。アジアの前はアフリカ大陸をケーキを切るように取っていたのですから。アフリカ大陸の地図をよく見れば、国境線が一直線になっているでしょう。アフリカ人については奴隷としか思っていなかったふしがありますでしょう。それは、さて置き、アフリカの次がアジアであったわけです。本来的には、インドが、中国がそれに対抗すべきであったのでしょうが、インドはイギリスに殖民地かされ、役立たず、中国は清王朝がとんでもない阿呆で、役立たずでしたね。その意味では、アジアとアジア人の復権に日本は良くがんばったのですね。身を挺してやったということで、今があるわけですね。ソ連は国を纏めるのに少し時間がかかったので、西洋に遅れをとったのですが、アジアへの侵略は進めていたのですね。その防波堤が満州国だったのですね。このとき中国人や韓国人は、残念ながら世界情勢が良く見えなかったので日本とのいざかいが起こりましたが、本来的には中国がすべき仕事であったわけですね。中国は共産党との内戦に明け暮れ、西洋はアジアを完全植民地化にという状態であったわけです。小国日本がこれに猛然と立ち向かったのですから、悪く言われたりうらまれるようなことでは無かったですね。そういう意味で、先の日本の戦争は肯定されるべきものがあるのですね。ただ、アジア人にはもう少し優しかった方がよかったということでしょうね。
お礼
良い意味での鳥瞰した見方を提示していただき、とてもためになります。ありがとうございました。 ふぅ~む・・・正しく鳥瞰したものの見方に努めるということはとても大切ですね。考えさせられます・・・。 アメリカ・西洋はアフリカの次はアジアというか、アジア人種全般に対して奴隷対象と思っていたのなら、確かに大国である中国にはもっとしっかりして欲しかったという気持ちになりましたし、最初に侵略を受けたインドもしっかりはねとばして欲しかったという気持ちになりました。 しかし、文明が遅れた側にとってはキツいですね・・・。はねとばそうと思っても国にその力がなかったらどうしてもやられっぱなしになりますからね・・・。 こうして考えてくると現在の国対国の力関係にも不満が湧きあがってきます。 お詳しい方の投稿があるのでとても参考になります。こんな感じでたくさんの詳しい方の考えを知りたいです。
- takeshi12
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両氏とも日本が正しかったとは思っていないし、 逆に日本だけに戦争責任があるとも思っていないでしょう。 ごく当たり前の認識だと思います。 「靖国神社に参拝=大東亜戦争を正しいと考えている人物」としている知り合いの助教授の認識がおかしいと思いますよ。 首相が自国の戦没者を慰霊するのは常識です。
お礼
アドバイスありがとうございました。 そうですね、私も日本は悪かった部分もあるし悪くなかった部分もあると思っています。 しかし不思議なのはその助教授です。このこと以外、話されることはしごくまともというか、感心する話ばかりの人なので余計に驚いています。 この話だけおかしいのでは?と思うわけですが、このようなことを言う人にはとても見えないので、ますますもって驚きなんです。 何か裏事情でも知っていて言っているかも知れないと思ってしまうくらいです。 もしこれが裏事情も何もなくての考えなら、これだけでちょっとついていけない気がしてます。いくら他がよくて本件だけがおかしいとしても、その本件の内容が致命的です・・・
- kankasouro
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正確に言うと「正しかった、と思いたがっている」もしくは「間違っていない、と思っている」というところではないでしょうか。二人とも典型的なタカ派・右派の政客ですが、第二次大戦で日本が負けた(それも惜しいところで負けたのではなく、徹底的に完膚なきまで叩き潰された)という歴史的な事実だけはくつがえしようがない。 われわれはあの戦争をその目的・事情の部分においても「正しくなかった」と考え、あの人々はおなじ部分で「いや、正しかった」と考えています。その点は事実の解釈の問題であり、どちらが正しいとも言えない。むろんどちらが正しいかという議論は意味のあることだと思いますが、最終的に決定することはできない。 しかし「正しかった」派の人々の最大の泣き所は「じゃあ正しい戦争になんで負けた」という反論に答えられない点です。負けたという歴史的事実を「いや負けなかった」とウソをつくわけにはゆかないから、ここで彼らはぐっとつまる。「日本は資源に恵まれなかったから」とか「軍人がアホだったから」とかいろいろ理由を探すわけですが、理由が見つかれば見つかったで、それだけ当時の日本がダメな国であったという論証になり、「むかしの日本人はすばらしかった」という彼らのもうひとつの主張と抵触する。 そこでタカ派の人々は(とくに最近のタカ派の人々は)どうするかといえば、論理による論争の場から逃げて、情緒的なもので相手を説得しようとするのです。「愛する人を守るために命をささげた故人はえらかった」とか「若くして国を守るために」とかわけのわからんことを言ってお涙頂戴で論戦を封じこめようとする。問題はそういう悲劇的な状況に国家を追いこんだ人々の責任やそうした「自衛」が社会や世界にどのような影響を与えたか、という部分にあるのですが、彼らはそういうことに頬かむりをする。 第二次大戦が正しい戦争であるならば、日本は勝たなくてはならなかったし、もし衆寡敵せず亡国の際にたたされたとしてもその正しいと信じる理想のために降伏などするべきではなかった。しかるに歴史的事実はそうではない。むしろ日本人のかなりの部分の人々が、戦争の末期において「正しいと信じる理想」を信じていなかったし、戦争がおわることを喜んだ。第二次大戦を正しいものだったと考えたい人は、そういう現実との矛盾に苦しんでいる。よわっている。だからごにょごにょと口をにごして靖国に参拝にゆくのでしょう。あるいは論争を「ワン・フレーズ」の啖呵で封じ込める。論理的に相手をやりこめる自信がおそらくないからです。 その自信のなさが、「正しかった、と思いたがっている」ではないかと考えるのですが。
お礼
非常に詳しく、しかもわかりやすくありがとうございました。 ふぅ~む正しかったと思いたがっているということですか・・・。 列強がどんどん他国を侵略してそれで国益を増やしていっているのを横目で見れば、確かに自国も必要と思ってしまうんでしょうかね・・・。 「うちも国益が欲しい」という単純な欲望というよりも、「うちも植民地政策をとっていかないとこのままでは被植民地の国になってしまう」と考えたのでしょうか。 正しい戦争ならば勝たなくてはいけなかった、っていうのはすごいですね。正しくても力がなければ勝てないのにと思います。気持ちだけで突っ込んでいってたんでしょうかね・・・考えただけでも恐ろしいです。
- yamaya7
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教員=共産党員についてですが、教員の労働組織の中に日教組、全教(全国教職員組合)という巨大な組織があります。 一昔前まで全教のバックは共産党、日教組のバックは旧社会党って言われてました。どちらも労働組合なんでそうっだたのでしょう。とは言え全員が共産党員なんてことはありえません。 ただ一部の偏った教師が学校内での日の丸掲揚や、君が代斉唱を反対したりするので左翼=共産党なんてなったんでしょう。 ちなみに日教組の全国集会でもあれば、日の丸を掲げたスピーカーがんがんの右翼さんたちがおまけに付いてきます(^^;。
お礼
回答ありがとうございました。 まず、自分の文章がおかしかったのでここで訂正させていただきます。 「自分は政治に詳しい方ではないし、そう教えられてきたのでとても驚きました。」 は間違いで、 「自分は政治に詳しい方ではないし、第二次世界大戦(太平洋戦争)は日本の侵略戦争だったと教えられてきたのでとても驚きました。」 が正しいです。変な文章になってしまい申し訳ありません。 さて、アドバイスですが、そういわれてみれば自分は日教組=共産党員とも聞いたことがありました。 でも皆さんの回答を見ているとどうやら少なくとも今は違うようですね。大変偏った意見だったようです。
・小泉首相も石原都知事も・・・正しかったと思っている ・教員=共産党員 どちらも極端な意見ですね。実際はグレーなんじゃないでしょうか。 第二次世界大戦を正当化したい部分はありつつも、日本の侵略戦争だという事実は受け入れざるを得ない。 それに、教員が全員共産党員であるわけがないです。教員の中に共産党員がいることはあっても。 ただ、小泉首相も石原都知事も、かなりのタカ派だと言えると思いますが。
お礼
回答ありがとうございました。 まず、自分の文章がおかしかったのでここで訂正させていただきます。 「自分は政治に詳しい方ではないし、そう教えられてきたのでとても驚きました。」 は間違いで、 「自分は政治に詳しい方ではないし、第二次世界大戦(太平洋戦争)は日本の侵略戦争だったと教えられてきたのでとても驚きました。」 が正しいです。変な文章になってしまい申し訳ありません。 さて、アドバイスですが、なるほど「第二次世界大戦を正当化したい部分はありつつも、日本の侵略戦争だという事実は受け入れざるを得ない。」ということですか。 そうすると、日本のように侵略経験がある国はみな、このように思っていなくてはいけないですよね。 アメリカなどの第二次世界大戦で勝った国々はそのように反省しているのでしょうか・・・。 侵略経験がある他国の反省は日本にいるからただ単に聞こえてこないだけなのかな・・・ 要は自分が聞いた助教授は二人がタカ派であると言いたかったのかなぁ。いやでも違います、普通の時は難しい政治問題について常に色んな見方があるから、と明言を避けるような方なのに、この話の時はいつになくすごく断定的でした。
- damdamdam5656
- ベストアンサー率23% (103/446)
正しい戦争なんてありません。 しかし、生活を守るためにやむなく起こる戦争は過去の歴史の中で幾度となくありました。 第二次世界大戦も、列強が植民地競争をするなか、日本という国や国民の生活を守るため、乏しい資源のハンデを背負いつつ、精一杯頑張った結果であると思います。国の為に命を捧げた方たちを祀っている靖国神社参拝。心情的にはすごくよく分かります。
お礼
システムメンテが入ったようで投稿遅れました。 回答ありがとうございました。 まず、自分の文章がおかしかったのでここで訂正させていただきます。 「自分は政治に詳しい方ではないし、そう教えられてきたのでとても驚きました。」 は間違いで、 「自分は政治に詳しい方ではないし、第二次世界大戦(太平洋戦争)は日本の侵略戦争だったと教えられてきたのでとても驚きました。」 が正しいです。変な文章になってしまい申し訳ありません。 さて、回答内容ですが、なるほど、列強が国を拡大することが守ることであるという考えから植民地競争していたんだから、それを日本もやっただけ。 正しいことはないけども、ということですか。
お礼
>戦術的にはまぁ、賢いかといわれれば疑問でしたけど、常識ラインにはあったと。 なるほど、当時としては洗練されていたとまではいかなくても常識範囲であったのですか・・・。 皆さんの投稿で何となく正しい正しくないというとらえ方についてわかってきた気がします。