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アホウドリは本当にアホウなのでしょうか?

東京都鳥島でアホウドリの繁殖地を人工的に移動することに成功したというニュースが入りました。 ところで、アホウドリの名前の由来を調べてみますと、人間をおそれずにたやすく捕まるからということらしいです。 つまり阿呆ということですが、ところで本当にアホウなのでしょうか? 学習能力が他の鳥に比べてぜんぜんないのでしょうか? 仲間がつかまったら普通は逃げるのが本当です。 どうして逃げないのでしょうか? 体も大きく、顔つきもおばかさんには見えません。 この鳥の習性に関係があるとおもうのですが。 この鳥に芸をおぼえさすことは可能でしょうか? そうすれば不名誉な名前を返上することができるのですけれど。

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  • poor_Quark
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回答No.2

 アホウドリというネーミングはこの鳥にとってはたいへんに悲劇的なものでした。大型の海鳥は陸上では動作がのろく、彼らが進化を遂げた自然環境の中に天敵もいなかったため、俊敏な動作で危険を逃れる必要がなく、人間が近づいてもなすすべなく撲殺されたと言います。  アホウドリは信天翁とも書き、一年に一個しか卵を産まないため、繁殖力はきわめて弱く、それでも明治時代の初めには伊豆七島の北鳥島をおもな繁殖地として数十万羽生息していたと言います。それがほとんどたった一人の羽毛業者のため100年後には50羽まで個体数が減ったと何かの本で読んだことがあります。  アホウドリという呼び名は人間が勝手に名付けたものであり、生息環境の中で彼らなりの進化を遂げた結果、陸上では動作が鈍くなってしまっただけのことで、海鳥や他の鳥類の中で彼らが特に阿呆だったわけでは決してありません。 >この鳥に芸をおぼえさすことは可能でしょうか?  鳥類は「飛ぶ」ということに体の全生理的機能を集中させています。胸の箱形の骨格、飛ぶための強靱な筋肉、長い首、羽の構造の一つ一つに至るまでその目的のために美しく進化を遂げているとも言えます。オームのように言葉を覚える鳥もいますが、それは彼らなりの生息環境が作り上げた生理的機能がたまたま人間にとって芸を仕込むのに都合がよかっただけの話です。  確かに「芸」をする動物はかわいいですが、それができるからと言って賢いかというと一概には言えません。私も無芸ですが40年生きながらえております。うちの犬も芸などしないけれどかわいくてしかたがありません。野生動物は芸などしなくても生き残ってほしいし、その環境は人間が地球上に生き残れる数少ない条件かもしれません。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 絶滅するほど捕り尽くされて、さらにアホウ扱いされるとは、かわいそうでなりません。 動物保護団体などが、名前の改称を求めないのが不思議なくらいです。 アホウドリに代わって代理裁判を起こせば勝訴しそうですが。

その他の回答 (4)

  • natsuto
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回答No.5

こんばんは ずいぶん前にテレビで見たようが気がするんですがもしかしたら違うかもしれないのであまり当てにしないでください; 昔アホウドリが住んでいた島には人間がまったく居なかったので人間が自分達を捕まえるという事を知らず、まったく逃げなかったそうです そのため簡単に捕まってしまい阿呆だ、ということでアホウドリという名前になったと見ました 間違ってたらすみません;

回答No.4

普通の鳥が人間に捕まりにくいからといって、その鳥に学習能力があるとは言えないのではないでしょうか? ほとんどの鳥は近づくものがあれば本能として逃げるだけであって、仲間が捕まって学習していくわけではないと思います。 本能で逃げられないものは子孫を残すことができず、長い年月のうちに淘汰されたのでしょう。 学習か本能かは実験してみないと分かりませんが、他の鳥もアホウドリと同じくらい阿呆で、アホウドリも他の鳥と同じくらい賢い可能性はかなり高いと思います。 環境の変化があまりにも激しすぎたため、警戒心の高いアホウドリが増える前にほとんど死んでしまったのでしょう。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 カラスは学習能力があり、頭がいいです。 そういえばカラスが頭がいいのは、森やビル街の空間を生活圏にしているからだという話を聞いたことがあります。障害物があり、脳が発達するようです。 海鳥は生活圏が大海原なので、脳は発達しなかったのでしょう。

noname#34850
noname#34850
回答No.3

日本語ではアホウドリの彼ら、英語では albatross と呼ばれます。 ゴルフ用語としても使われていますね。 一口にアホウドリと言っても何種かいるそうで、所謂「アホウドリ」は英名が「SHORT-TAILED ALBATROSS」ということです。 同じような境遇で思い出すのが、オオミズナギドリです。 木に登って風をつかまないと飛び立つことができません。 こちらも乱獲されていたようです。 しかし、オオミズナギドリ(大水薙鳥)はともかく、アホウドリって・・・。 鳥好きとしては悲しい話です。 アホウドリ復活への軌跡 http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/ アホウドリに関するQ&A http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/ahoudori/information/QA/Q&A.html The World of Zoology アホウドリ http://eco.goo.ne.jp/wnn-z/files/data/japan/ahoudori.html SUNTORY ecoship アホウドリって どんな鳥? http://www.suntory.co.jp/eco/birds/cp/leaflet02.html 御蔵島の旅人 (「10.生物」→「オオミズナギドリ」) http://www5b.biglobe.ne.jp/~mabuta/progra-m/

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 いろいろ参考になりました。 世界に600羽しかいないとは知りませんでした。 長寿で、62歳で繁殖したメスの例もあるとか。 鳥の中でもっとも長寿かもしれませんね。 オキノタユウという別名がよいと思いました。

  • 134
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回答No.1

 うろ覚えで自信なしですけど、たしか、アホウドリは、その巨体 ゆえにいきなり飛び上がることができず、高いところからグライダーのように気流に乗って、飛び立つ習性があったと 記憶しています。  人間に襲われても、走るしかなくて、でも、鈍足で簡単にとらえられるところから、命名されたと記憶しています。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 体が大きすぎて、すぐには飛び立つことができないのでは、すぐに捕まってしまいますね。 ハンターである人間からみると、アホウに見えたということで、一種の悲劇ですね。

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