通りすがりの者ですが・・・。
先天性心疾患には造詣が深く無いので一般人の自信無しです。
すでに立派な回答もありますしdaguさんは医療にお詳しい方の様ですので一言だけ...。
3歳で手術をなさって現在5才のお子さんがいらっしゃる様ですから手術後20年~30年は経過していると思います。この時点で急にブロックが進行したのなら手術とは関係ない可能性もあると思います。また逆に子宮摘出などの大きな手術を受けられた様ですからVSD閉鎖に使用した人工物に局所感染をおこして膿瘍などができてブロックがおこる事もあります。
従って直接検査結果も何も無くお話できる事は限られていますので悪しからず。
さて、ちょっと古い本によるとVSD修復術の後右脚ブロックになるのは右室切開で手術をした場合約80%で原因は右室の切開そのものであるとあります。右房切開で膜様部欠損を修復した場合は約30%程度でこれはVSDの後下縁を右脚が走るので手術の際に糸針を深くかけたり辺縁に近付き過ぎると損傷してしまう事が原因です。刺激伝導系は神経などと違い肉眼で判別できる訳では無いので統計的にVSDの後下縁を通る事が多いので注意する訳ですがもちろん違う人もいる訳で術後の右脚ブロックはまれならず生じてしまいます。ただこういう場合のブロックは術直後から生じるものです。
次にそれより少ない確率でVSD修復術後に右脚ブロック+左脚前肢ブロックがおこる場合がありこの場合は遠隔期に完全房室ブロックに進行して突然死の原因になる場合があるので注意してフォローする必要があると記載がありました。
VSD修復術直後から完全房室ブロックを生じるのはほとんどない(zeroと書いてあった)とありますが実際には30年位前の日本の手術ではブロックでペースメーカーを植え込んだ患者さんは時々いると思います。またVSDがかなり大きなものであったり多数存在するようなもの、房室弁がVSDにまたがって付着しているようなものの場合はその限りにあらず結構な確率で完全房室ブロックを生じるとありました。
以上の事から推測すると右脚ブロックに永年の組織の変性から左脚前肢ブロックが加わった・・・というのが考えやすいですかね?それならばちょっと注意が必要と言う事でしょう。もともと右脚ブロック+左脚前肢ブロックだったのを右脚ブロックとだけ聞いていて今回完全房室ブロックに進行した可能性もあると思いますがそれだともう少し他の症状があってもよさそうにも思います。やっぱり推測の域は超えられませんね。あまりお役にたてなくて申し訳ありません。
疑問点解消の一助になれば幸いです。
御自愛ください。
お礼
確かに年令は30代の後半です。 手術をした当時は今の医療技術よりも発達してなかったので、いろいろな問題も起きました。 詳しく本を調べていただきありがとうございました。 とても参考になりました。 少し不安が解消できた部分もあります。 本当にありがとうございました。