固定資産一部除却時の仕訳について
私は会計系のシステムエンジニアをしています。
システム保守をする過程で、ユーザさんが入力した固定資産(建物)の一部除却の仕訳の入力が間違っているのではないかと思いましたので、質問させて下さい。
まず、「一部除却」をする際の処理は、下記の2点だと理解しています。
1.除却の分の、固定資産の残額を減らす
2.最初から一部除却後の額で購入・償却していた場合の償却費と、実際にそれまで償却してきた償却費の差額を算出し、
償却の逆仕訳(減価償却累計額 / 償却費)を切る
(つまり、最初から一部除却後の額で購入・償却していたかのような残額が残るようにする)
具体的な仕訳は以下のようになると私は考えています。
なお、除却額は1,000,000、2.の「償却費の差額」は100,000とします。
建物除却損 1,000,000 / 建物 1,000,000 ←上記1.の仕訳
建物減価償却累計額 100,000 / 減価償却費 100,000 ←上記2.の仕訳
これに対して、ユーザさんは下記のような仕訳を切っていました。
建物除却損 900,000 / 建物 1,000,000
建物減価償却累計額 100,000
この仕訳は、私の考えの仕訳の、貸方の減価償却費と借方の除却損を相殺したような形になっています。
これだと、私の考えと比べると、償却費が大きくなり、その分除却損が小さくなります。
(当然ながら、損金の合計は同じです)
その結果、営業費用と特別損失の数字に影響が出ると思います。
どちらの仕訳が正しい仕訳でしょうか。
ご回答よろしくお願い致します。
お礼
皆さん回答ありがとうございます。しばらくぶりに見たら6件も入っていてびっくりしました。私の使っている『広辞苑』と『新明解国語辞典』に載っていなかったのでなぜだろうと思い質問させてもらいました。載っている辞書もあるんですね。早速本屋さんに行き『大辞林』で確認しました。先日『世界一受けたい授業』というTV番組を見ていたら、金田一秀穂先生が言っていました。辞書に載るのは一年以内にマスコミで取り上げられているもの、または編集者の勘だと。そんなに厳格な判断基準があるわけではなさそうですね。辞書に載っていなくて普段使っている言葉も結構あるのだなあと認識しました。いろいろと勉強になりました。どうもありがとうございました。