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賃貸で一生を終えることは可能でしょうか?
まだ子供のいない結婚数年の夫婦です。 自分たちがこれから「家を買うか」「賃貸で暮らすか」 という話し合いをしてみたとき、ふたりの意見は「賃貸でよい」という 結論で一致します。 これは、仕事の都合でローンが組みにくい(心理的にも大きな負債が怖い)、 たくさんの利子を払うことをもったいないと感じる、 家を持ったとしても維持費や税金がかかるだろう、 買った家や地域に何かトラブルがあった場合が怖い、、、などの理由なのですが、 一方で、一生賃貸住宅で住み続けることが可能なのかという不安もあります。 途中で家主の都合で出ていかなければならなかったりしないだろうか? ふたりが高齢になったときに新たに借りることができるだろうか? 将来子供ができたときに、それなりの広さの賃貸住宅というのはあるのか? などが不安の主な理由です。 ふたりとも、実家は「持ち家」です(生まれたときから)。なので それなりの年になれば「持ち家」を持つべきなのでは?という気持ちも ほんの少し、あったりします。 賃貸で住み続ける感覚がわからないというのもあります。 家を買わない決断をされた方の理由など、ぜひ参考にさせてください。 よろしくお願いいたします。
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質問者の賃貸住宅に対する不安が、まさしく旧総理府が平成10年12月に行った「住宅・宅地に関する世論調査」に表れています。それによると、回答者の80%以上が「同じ住宅に住み続けたい」と希望。同様に77%が持ち家を指向し、その理由として半数以上の方が「安心して住み続けたい」と回答しているのです。加えて、中小企業の経営者なら、持ち家を担保として金融を計ることも可能になります。 一方、ご承知の通り、これからの注目を浴びている不動産証券化商品には、賃貸マンションやアパート等の賃貸住宅がメニューに並んでいます。そこから回収される賃料等がこれら商品の利払いの原資となるわけです。平たく言えば、賃料の支払いとは、彼ら投資家に利息を払うことを意味するのです。ご懸念されているような、持ち家だけが沢山の金利を負担するのではありません。 既に、市場に供給されている住宅戸数は、総所帯数を上回っていることから、多様な選択肢を期待する向きもありますが、逆に規制緩和の名のもとに、定期借家権なる家主保護制度も新設されています。また、ご指摘の通り、高齢者が安心して居住できる賃貸住宅の供給を、民間に委ねる場合、様々な懸念もでてきます。高齢者の借家探しが困難を極める現実が、それを如実に語っています。 サラリーマンなら、若いうちなら、変化する家族構成にあわせて賃貸住宅を渡り住んでも楽しい。でも、歳をとれば、馴染みのお店、ご近所さん、慣れ親しんだ町並みや道が、大切な気がします。そして何よりも、目隠しをしても判る風呂や台所、トイレ、自分にあわせた改造も可能な持ち家が必要だろうと思っています。その意味では、定期借地権という選択肢もありますね。
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- aminouchi2
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賃貸で一生を終えることは可能でしょうか?というご質問に対して直接の答えではありませんが、参考にしていただければよろしいかと思い書かせていただきます。 yoiyoikoさんは現在何歳なのでしようか。書かれていることから推測しますと、20歳代後半から30歳代前半ぐらいであると思います。ということは普通の人生を送るとしたら交通事故などがなければ、あとおよそ50年間生きるわけです。まず、この50年という長さを思ってください。 さて、現在の日本では2007年あたりに人口のピークが来てその後は徐々に人口が減っていくようです。つまり長期的に見れば、現在ある家は次第に必要な数が減ってきます。つまり家余りという状態がくることが予想され、これは住宅賃貸派の方にとっては条件が良くなっていくということです。(私の友人で家族親戚の関係から自分の持ち家も含めて将来家を4軒管理しなくてはならないという事情の人がいます。) それとは別に第二次大戦後の50年間のほとんどは、都市に人口が集中し、またインフレーションが進行してきたという事情があります。こうして、住宅不足に陥ったことと政府の「持ち家政策」と借金してもインフレの進行により負担が少なくなるということから土地神話が形成され「持ち家」を持つことが一般的になりました。ここ数年、経済はデフレ基調になり、土地の値段は下がっています。 ここで問題は今後50年程度の間でインフレーションは起こらないかどうかということになります。家賃というのは結局、時価相場に連動して動く物です。これと比べると借金の方が時価から上にも下にも離れる度合いが大きいわけです。インフレの時は収入の伸びが大きかったので借金の負担感は小さくなりましたが、今のようにデフレですと、負担が大きくなってしまうわけです。 一応いままでは賃貸派有利の話ですが、今度はまた別の観点から・・ 家を持つことによる維持費・税金は結局賃貸でも家賃という形で負担しています。(一例として、税があがったことを理由とする家賃値上げは正当とされています。)また、買った家は売れます。もとの値段あるいはそれ以上で売ろうとするのは、もともと無理があったことで、売却損とは結局そこに住んだ家賃と同じと私は考えています。賃貸で住所が変わることに対して抵抗がなければ、持ち家も売って住所を変えていけば同じです。 それと住環境についてですが、所有権者だけのマンションに賃貸の人間が入ってくると(つまり所有権者の誰かが貸すわけです)そのマンションの雰囲気が一気に悪くなるそうです。同様に持ち家だけで形成されている住宅街にアパートができても環境が悪化します。人が入れ替わることによる住環境の変化のリスクは賃貸・持ち家で差はないと思います。 賃貸の利点でもあり問題でもあるのは、家族数の変化に対応しやすいということです。ただ、家族数が増え、拾い住居が必要となったときに、それに対応するような借家は(今までは)少ないです。これから状況が変化する可能性はありますが、私も30年間借りていた家が老朽化して住めなくなった時に、近所に同じような広さの借家がなく、あっても家賃30万以上とか、「法人限定」という条件付きのため最終的に家を買うことにしました。 最後になりますが、賃貸であれ、持ち家であれその利点をあげればあげられますし、欠点もそれぞれあるわけです。今後の50年間を考えたとき、どちらが正解であったかは予想がつくわけがないと思います。ですから、自分自身で納得するまで考えて(夫婦で賃貸と持ち家に別れてディベートするのも良いと思います)その上で決断し、それを後悔しないようにするしかない、と私は思います。 長くなってしまいましたが、このような問題の時は自分の意見や考えを補強してくれるものばかりではなく、反対したり別の観点からみた意見の方が有用であると思っています。そうしたものを知った上でご自分で決断することが必要ではないでしょうか。
お礼
大変参考になるアドバイスをありがとうございました。 質問にも書いたように私達は今のところ「賃貸派」なのですが、持ち家をよしとする日本の風潮(というのでしょうか)が気になってしまうのです。 また見聞きする「賃貸か持ち家か」という情報でも、どちらにも一長一短あれどやはり「持ち家」のほうが最終的に有利であるという結論ばかりを強く感じてしまうのです。 そのため「一生賃貸」を選んだ皆さんのご意見を伺いたいと、こうして質問させていただいた次第です。もちろん、双方の意見を冷静に見聞きすることが一番大切だと思っています。 でも、分譲の家のなかに賃貸の家が入ると雰囲気が悪くなる・環境が悪化するというのは個人的にはどうしても納得がいきません。ある住人が周囲に馴染まなかったり、迷惑をかけたり、町に無関心だったりということはあるでしょうが、それは分譲・賃貸に関係ないことではないのでしょうか? 現在分譲住宅と賃貸住宅が混在しているエリアに住んでいる者として、もしかして周囲からそういうふうに見られているのかと思うととても悲しくなりました。
- tweetie
- ベストアンサー率26% (975/3649)
私も賃貸で済ませますね。マンション等なら、いざ手放すときにその劣化で価値が下がっていることも十分考えられますし、なによりローンを負うのが辛い・・・精神的にもですね。 大事なのは家族が一緒に暮らすことなのに、ローンに負われてギスギスしたくないじゃないですか(余裕のあるご家庭だったら失礼なことを言いました、すみません)。 確かに大家に追い出されたら、などの不安はあるかも知れませんが、幸い双方ともご実家が持ち屋と言うことで、全く行き場がなくなるわけじゃなし、新しく借りる家が一件も見つからないと言うこともないでしょうから、重いローンを抱えるよりは気楽に構えられるのではないでしょうか?
お礼
どうもありがとうございました。確かに、ローンに追われて気持ちがぎすぎすしていくのは嫌ですね。そうやって家族の気持ちが離れたり、食い違ったりしてしまったら元も子もないですよね。 私たちも、もし今の状態で家を買ったとすると、相当無理をしてこれから生きていくことになると思います。やっぱりそれっておかしいですよね。 時々、近所の同世代の若い夫婦が家を買って引っ越していくのを見ると、ちょっと気持ちがざわついたりするんです。一番大切なものを見失わないように、しなければいけませんね。
- sydneyh
- ベストアンサー率34% (664/1947)
私はまだ結婚していないので、購入うんぬんでなく「ずっと賃貸で住み続けている立場」でお話します。 私がまだ幼い頃は会社の社宅に住んでいたんですが、私の父親は転勤が多く、父の同僚が転勤のためとても良い立地条件の持ち家を買わないかとの誘いにも、乗りたくても乗れないくらいでした。 その後私達子供の学費などで余計に購入が難しくなり、その頃から持ち家じたいをあきらめたようです。 それからはアパート、団地、マンションと色々な賃貸住宅を経験し、最終的に今現在は公共の県営団地に落ち着きました。アパートやマンションにしなかったのは、会社に近い場所にあるものだと、予算と間取りが一致しなかった為だそうです。団地なら最初から家族向けに作られ、間取りも広い上に家賃がとても低いのです。その上、改修・改築その他いっさいは県が行ってくれますので、入居者の負担は微々たるもので済みます。そのかわり人気も高く、何度も何度も応募したようですよ。 そして今は私たち子供が独立の時期が来て、「今さら夫婦二人だけのために」と、さらに持ち家購入は念頭にないようです。その分旅行や家具の買い替え、孫達のプレゼントなど、今までの貯蓄を好きなように使い、楽しい老後を送っています。 結局どのような人生設計があるかどうか、という問題じゃないでしょうか。 持ち家を持って住み心地の良さを追求してもいいし、持ち家をあきらめ、その分のお金を他にまわしてもいいでしょう。 全てyoiyoikoさん達ご夫婦次第です。
お礼
どうもありがとうございました。ご両親の選択された生き方については、実際に経験されたこととしてとても参考になりました。
- tips
- ベストアンサー率14% (829/5762)
yoiyoikoさん、こんにちは。 自分も賃貸で、気楽に暮らすほうを選びます。 理由 1:海外に数年行くことができる。賃貸ならすぐ解約できる。 2:住環境が気に入らなくなっても、引っ越せる。 3:自分の家ではないので、外壁や屋根などの手入れなどの必要なし。 4:ローンなどの負債がないので、気持ちが楽。
お礼
どうもありがとうございました。要は、自分の考え方次第、ですね。
- maisonflora
- ベストアンサー率24% (702/2850)
私は、家は買いません。 理由1.分譲は30年、35年ローンですが、途中でお金が払えなくなる可能性があります。ローンは気持ち的にも重荷です。 2.住宅金融公庫などを除けば、民間ローンは変動金利で、今後、今の負担額は確実に増えていく。 3.親の老齢化や会社の倒産・転勤など、今の家から転居する可能性は多く(たとえ、勤務地が限定されている会社でも、倒産やリストラは当然の時代)、逆に今の家を離れられないと、不都合が生じる。 4.分譲を買うことで予想以上の出費が予想される。自然と、分譲に見合った生活をしようと見栄をはる人が多い。賃貸なら、少しくらい質素でも、平気。 5.賃貸は生活レベルを下げれば、安い家賃の家は探せる。子供が成長すれば、小さな賃貸に転居することもできる。
お礼
大変参考になりました。ありがとうございました。特に4番のような考え方は「なるほど」と思いました。確かに、そうですね。
お礼
さまざまな視点からの見方を教えていただき、ありがとうございました。 社会の動きや世の中の流れ、家に関する(他のことももちろんですが)さまざまなことなど、たくさんの情報を入手して理解し、自分たちにはどれが合うのかということを決めていく、ということができなければならないなと痛感しています。