日本の美容医療について

質問

日本発祥の美容医療って全然聞きませんが何がありますか？

ヒアルロン酸→海外製
ボトックス製剤→海外製
水光注射のマシン→海外製
ハイフ→海外製
リジュラン、ジュベルック、スネコス、プロファイロのような肌育製剤→海外製
ピーリング剤→海外製

このように現代で有名な美容医療は全て海外製です。

日本では現代美容医療に使用されるような機械や薬剤を開発する技術力はやはり他国と比べて著しく低いのでしょうか？

回答No.1

eroero4649

「なんかこういう新しいことをやってみたいと思ってるんだけど、実験台になってくれよ」が必要ですからね。なんであれ、新しいことをやるにはね。
それは日本では文化的にも無理といっていいと思います。

美容医療に限らず、日本は医療関係においては昔から保守的ですから。江戸時代に「解体新書」が出て西洋医学の扉が開いたとき、蘭方医は「阿蘭陀外科」と名乗って「内科」「外科」という言葉が生まれたのですが、「外科」には「医療（当時常識とされていた漢方医学）の外」という意味合いが含まれていました。江戸時代に最初に「阿蘭陀内科」を看板に掲げた人は漢方医から非難の十字砲火を浴びて「内科」の看板を下ろさざるを得なくなりました。
その恨みつらみで、明治維新になると西洋医学の医師は東洋医学を「時代遅れのインチキ」として徹底的に叩き、その後漢方医は隅に追いやられることになりました。

また日本はそういうものを身内で抱え込みたがり、オープンソースにして普及を目指すという発想が中の人にないですね。
美容医療とはまた違いますが、ちょっと前にブームになった「加圧トレーニング」なんかがその典型じゃないかなと思います。
加圧トレーニングの人たちは「これは我々のオリジナルテクニックだ」ということで、高い登録料を払ったところ以外は認めないやり方をしました。ブームの時はそれでそれなりに登録料で儲かったとは思いますが、ブームが落ち着いてきたら「これじゃ登録料と割に合わない。登録料を払わないともう加圧トレーニングはできない」になってどんどん使う人が減って一過性のブームで終わってしまいました。

医療・健康関連業界ではこういう話がわんさとあります。どこもみんな「普及か、自分のところの金儲けか」になると迷わずに「自分だけ儲けたい。他のやつらが儲けるのは絶対許さない」になるんですよ。