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植え付けたばかりのビオラ、つぼみが咲かなかった。

1週間前に花壇用にビオラ苗を購入して、切り戻しをしてから植え付けました。 しばらく葉っぱだけは寂しいなと、何個か蕾を残しました。 順調に蕾だった所がポツポツと咲いてきたなと思っていたところ、一つの花苗だけが蕾のまま止まって咲かないので、よく見たらその蕾は咲かずにそのまま終わってしまったという感じでしたので、花がらとしてつみました。 植え付け時はよくある現象でしょうか?

みんなの回答

回答No.2

蕾のままで咲かなかった株は、もしかすると一種の先祖返りで花弁が作られなかったものかもしれません。今後も様子を見てみて蕾のままでいるのなら、下記に述べる性質よりももっと悪く花自体が機能不全に育ってしまった「本来は出荷前に弾かれ廃棄処分されるべき」株だったのかもしれません。 ビオラやパンジーというのは、自然界に直接の原種が存在しません。 果物のりんごと同じ様に、スミレ属の複数の原種を異種交配し人の作った種類。つまり元々が雑種にあたります。 人がビオラやパンジーを作り上げた時に、本来もっていた性質を一つ意図的に無くしました。それは秋に付く「閉鎖花」という「咲かない花」。 ビオラやパンジーの開花期間を出来るだけ長くできる様にと、この閉鎖花が咲く時期も無理に遺伝子をネジ曲げて、閉鎖花に育つ花も開放花(通常の開花した花)へ変えてしまいました。 また、本来ビオラやパンジーは欧米だと春から夏秋にかけて咲くのが本当なのですが、日本だと梅雨時期や夏の暑さに耐えられないために、日本では晩秋から春頃に咲かせるように「栽培時期」をずらしています。 つまり、ビオラやパンジーはもし閉鎖花を無理に無くさずにそのまま残して改良していれば秋に閉鎖花が付く性質を持っているはずだったのです。 ビオラやパンジーは先に書いた様に複数の原種の異種交配から作られた「人に性質をネジ曲げられた種類」です。ビオラやパンジーとしての特徴がほぼ確立した後は色々な見かけの品種を作る為に更にいろいろな交配が繰り返され、その中から良い物だけが選抜され残されてきました。 ご存じの様に雑種や複雑な交配だと遺伝子が複雑すぎて時には先祖返りした個体が結構出て来ます。特に交配を繰り返し新品種を作り出している所だと、園芸品種としては劣った物が多く出て来てほとんどが廃棄されます。この様な物の中には閉鎖花にもならない「未熟な蕾のまま咲けずに終わる」ものも出て来るはずです。雑種を更に交配し続けたり、遺伝的に近い物を繰り返し交配する「戻し交配」だと遺伝子にエラーが起きた個体もある一定数出て来ます。それが当たり前。ただ途中で弾かれて廃棄してしまうので一般の目には入りません。 「品種の性質・特徴の固定化」と言うのがあります。新品種として世に出す育種には、大抵は特徴の良い個体を何世代か自家採取した種子を蒔いて育てて選抜するのを繰り返し続け、実生で育ても違う特徴の個体が出ない様に成れば「固定化出来た」と言う事なのですが、この作業は短くても3~4世代繰り返しで10年ちょっとはかかり、もっと年数がかかる事も。園芸花の種類で外国の品種だと100年以上前に既に固定化が済んでいるものは珍しくありません。 でも、日本の場合だとこの固定化作業を省き出来た品種はメリクロン増殖で細胞自体を殖やし大量生産して流通させている物が多く出てきています。またF1品種(一代交配)という株自体は一代限りですが同じ特徴で育つ種子を量産する技術も出来て、大手の種苗会社で権利を持つ品種の種子は、固定化済みの品種というのはほとんどなくなっています。 お買いになったビオラの詳しい品種名などわかるともっとはっきりすると思うのですが、種子から蒔いて育てた苗株は稀に遺伝子にエラーが出て、出るはずだった特徴が出ずに育ってしまう物が時々出ます。 普通は花が咲いた株から出荷されるので花が咲かない株があればすぐ気づき弾いて処分してしまうはずなのですが、最近だと生産者の中にはビオラやパンジーを蕾が開かないうちに早々と出荷してしまう所も出てきたので、いわば見落とされた「不良品」が出回ってしまい、今回それを不運にも購入してしまったという事なのかと・・・。 閉鎖花と言うのは秋に向かうと出来る物で、たまたま先祖返りした株で閉鎖花が付く特徴を持ち、花を咲かせる時期が冬の初めで開放花よりも先に作られてしまった物なのでしょう。閉鎖花の場合は蕾のままで内部で自家受粉し種子が作られます。もしかすると摘まずに残して置けば自然に実が成って種子が取れたかもしれません。 この閉鎖花で出来た種子と言うのは親の特徴を100%継ぐので普通に育ったスミレ属なら秋に出来た閉鎖花の実から採れた種子を蒔くと必ず親とそっくりな花が咲きます。逆に春咲く花(開放花)から出来た種子だと個体差がでてしまったり、他の種類のスミレと異種交配してしまい、交雑個体が出来てしまったり。ビオラやパンジーもそのリスクがあるので自家受粉させても似た特徴が保てにくいものがあり、基本その品種の種子を購入するか、苗で購入して育てるしかありません。特にF1品種から種子を採ってしまえば次に育つものはF2ですから特徴がバラバラになり、私の経験ではバイカラー品種だったのがF2個体の花の半分が花弁全体に色がクチャグチャに混ざって入り見た目が汚くて観賞用にするにはあまりにもひどく、もう半分は大昔の品種?らしきとても花弁が細く濃い紫色の貧弱な花のが咲きました。 ただ、もし運良く種子が取れたとしても蒔いて育てれば今回の様に今時期に花が咲きません。外国の気候で育っていれば気候が温かく成れば開放花が咲くようになるかもしれませんが、日本だとまた同じ事の繰り返し・・・。株が枯れるまでずっと開放花が咲かない可能性もあり得る為、種子を採ったとしても育てる意味はほぼないかも・・・。 今後のその「不良品」株ですが、花を摘まずにおいて実が育てば確実に「閉鎖花」だとは確認できます。でも、日本の気候ではもし後々開放花が咲けてももう株の方の寿命が尽きる頃か、もしかすると一度も咲かずに終わってしまう可能性も・・・。 花壇に植えて育てているとのことで、一縷の望みをかけてしばらくは様子を見てみるしか手立てはないと思われます。 それで、残念ながら一度も花を咲かせずに終わってしまえば運悪く「不良品が混ざってしまっていた」と言う事です・・・。

  • kyokoma
  • ベストアンサー率38% (317/824)
回答No.1

環境の気温にもよりますが、 切り戻したら蕾をつけるだけでも1か月以上かかります。 また、 つぼみをつけても開花にはかなりのエネルギーが必要で、 蕾が多ければ多い程負担は大きくなります。 ですので、 根が健康な事、 水が多くも少なくも無い事、 肥料が十分であること、 開花に必要な気温であること、 十分な日照があることなど、 条件が揃わないと咲きません。 切り戻した上で植え付けてまだ一週間であれば、 養生に時間がかかります。 肥料焼けを起こさない程度の肥料やりと根腐れを起こさない程度の水やりをし、 これからの季節は暖かく日当たりに配慮してしばらく様子をみてもいいと思います。 

hibikikana
質問者

お礼

ありがとうございました。 エネルギーが足りず、蕾が開花せずに終わってしまったのですね。前シーズンの2月にモザイク病になって花壇が全滅した経験があり、その症状の一つに花が咲かずに終わるがありましたので警戒してしまいました。

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