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海軍の97式4発飛行艇のオートパイロット
海軍の97式4発飛行艇の戦記物を読んでいます。寝台席があるのにも驚きましたが、もっと驚いたのは、あの当時にオートパイロットがあり、パイロットが、そのオートパイロットにして、後ろの席で一服しているということです。当時はGPSも無く、せいぜい車で言えばアクセルの調整と左右の傾きの調整くらいしか出来なかったと思うのですが、実際のオートパイロットは、どのくらいまでカバー出来たのでしょうか?
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「オートパイロット」と聞くと、自動操縦で目的地に連れてってくれる自動操縦装置を期待したくなるけど・・・既回答のとおり、ジャイロとコンパスで指示した方向に一直線に向かうだけの機能。 >せいぜい車で言えばアクセルの調整と左右の傾きの調整くらいしか出来なかったと思うのですが まさしくクルマに例えると、直線路専用のレーンキープアシスト付きのクルーズコントロールのようなモノ。 それでも、航続距離5000kmってコトで、10時間以上の飛行もあり得たから、手放しで飛べるだけでもありがたい機能だったろうな。 ところで >寝台席があるのにも驚きました 第二次世界大戦当時のイギリスの主力戦闘機スピットファイアのメーカー「スーパーマリン」社の名前の由来は「空の豪華客船」・・・なんでこんなコトを言い出したのかと言えば、第二次世界大戦前の長距離旅客機は飛行艇だったからなんだな。 当時、飛行機で旅行できる人たちは超セレブ階級で、旅客機のフォーマットも定まっていなかったら豪華客船をお手本にしていたから機内にはラウンジや食堂のほか、寝台があるのも珍しくなかった。 長距離飛行ができる97式飛行艇に寝台があるのは、ある意味、当時の大型飛行艇の正しい姿だったと言えるかもしれない。 因みに、現代の軍用機でも、旅客機ベースの哨戒機、警戒機などには休憩区画を持つ機体が少なくなかったりする。
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- 4500rpm
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米国スペーリー社の自動操縦装置を改良した零式自動操縦装置があったとのことで、ジャイロコンパスを使用した物のようです。 戦闘機以外の大型、偵察機などには搭載されていたようです。 96式陸攻、銀河、零式輸送機、2式大艇、深山/連山、1式陸攻11型 http://gunsight.jp/b/n-keiki70.htm 上記のサイトには九七式飛行艇に搭載されていた記述はありませんが、搭載されていたという情報もあります。 ただ、ジャイロなので、目的地に誘導するものではなく、セットした方向にまっすぐ飛ぶ程度のようです。 飛行機なのでその程度でも、十分だったようです。
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- マサ(@masa-u)
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飛行機のオートパイロットに関してインターネットを駆使して調べると、開発は1909年から始まり、1914年にカーチス飛行艇に装備して飛行をした記録があるようです。(下記URLの文献を参照) まあ当初の物はジャイロを利用して縦ゆれや横ゆれを検知して制御をする程度のようでしたが、少しずつ改良をしていき、GPSが使えるようになってから目的地までのコースの設定が出来るようになったと思います。 https://seisan.server-shared.com/16/162-19.pdf
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