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言葉が印象に残った、または没頭できた小説
こんにちは 貴方が作者の言葉選びが綺麗、印象に残った小説、または物語の世界に入り込めた小説を教えて下さい。 私は言葉選びでは、三島由紀夫の「金閣寺」の主人公の吃りについての文章で、こんなに身近に感じやすい表現があるんだなと印象的でした。 物語に入り込めた小説は、小野不由美「十二国記」です。 ジャンル、冊数は問いません。よろしくお願いします。
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- zevdragnir
- ベストアンサー率28% (15/53)
田中芳樹「銀河英雄伝説」 遠い未来の銀河系。 専制国家「銀河帝国」と民主国家「自由惑星同盟」の戦い。 専制政治と民主主義をテーマにすえた群像劇。 陳舜臣「小説十八史略」 中国の歴史書「十八史略」をもとにした歴史小説。 歴史好きならおすすめ。
- 31192525
- ベストアンサー率19% (704/3540)
shuterさん、こんにちは。 >言葉選びが綺麗、印象に残った小説 『リチャード・ブローティガンの短篇集』 「歳月が私の記憶をすり減らし、彼の名前があるべき場所を小さな空白にしてしまった」 「ホノルルでは車を持っていないと生きていけないから、いっそのこと死んでしまった方がいいかもしれない」 「手押し車ほどの量でこんもりとして湯気を立てている龍のウンコを踏んでしまったみたいに、わめいた」 「死刑の過酷さは、列車が出て行ってしまうと、もう線路には歌声も聞こえない、線路には振動さえも伝わってこない、そういう過酷さだ」 『ティファニーで朝食を』 トゥルーマン・カポーティ 「眠りたくもない 死にたくもない 空の牧場をどこまでもさまよっていたい」 「空を見上げている方が、空の上で暮らすよりはずっといいのよ。空なんてただからっぽで、だだっ広いだけ。そこは雷鳴がとどろき、ものごとが消え失せていく場所なの」 「自分といろんな物事がひとつになれる場所を見つけたとわかるまで、わたしはなんにも所有したくないの。そういう場所がどこにあるのか、今のところまだわからない。でもそれがどんなところだかはちゃんとわかってる。それはティファニーみたいなところなの。 (中略) その店内の静けさと、つんとすましたところがいいのよ。そこではそんなにひどいことは起こるまいってわかるのよ」 >物語の世界に入り込めた小説 『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ 『夜はやさし』(原典版) フィッツジェラルド 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』 村上春樹 こんなところで。レビューは自力確認願います。
- 1buthi
- ベストアンサー率16% (194/1187)
夏目漱石 「こころ」 サマセット・モーム 「月と6ペンス」
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6875/20335)
栗本薫の『グイン・サーガ』日本で一番長い小説と言われている作者死亡により未完の大作。読み切りました。未完なのがとても残念です。 代作により続編を作る構想がありましたが その人は一巻を書いたあとで「自分なりの作品として書きたい」と言いだして 作家としてのプライドがあるかもしれないけど そこは我慢して代作に徹してほしいと思いました。 星新一 神様が住むと言われている星に行ってみたら 神様たちはみんないなくなっていた。人々の信仰心が命の糧だったので 人類が信仰心を失ってしまったので みんな餓死してしまった という話が好き。 外国にもO.ヘンリーという短編作家がいるけど どちらもウィットが効いておもしろいですね。 渡辺淳一 医学部を出て小説家になった人。まだ無給医局員と呼ばれた時代の医者の卵がへき地医療と称して ド田舎に送り込まれる話などはなかなか興味深い話でした。 古井由吉 精神世界に深く踏み込む話 離人症・・・他人の顔が認識できず 顔の部分にもやがかかって虹が浮かんでいるように見える
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6875/20335)
三島由紀夫の遺作「豊饒の海」最終稿を編集者に渡してから市ヶ谷自衛隊駐屯地に乗り込んだ。この小説のテーマのひとつが転生だったので 自身も転生を信じて切腹したのかと思っていたけど 最終巻『天人五衰』の最後で否定していた。 小野不由美「十二国記」これは最初の部分が特に好きです。 麒麟が迎えに来て行くのだけど途中ではぐれてしまい 一人で彷徨い たどり着くまで。 村上春樹『1Q84』並行世界を描いたSF小説のようで 途中から あっ これはラブストーリーだと気が付く。 森博嗣『スカイ・クロラ』通常の戦争がなくなった世の中だけど キルドレと呼ばれる遺伝子制御剤の開発の途中で生まれた子供たちにより代理戦争が行われていた。年をとらず死ぬこともない。しかし大空で撃墜されればタヒを迎える。そうして欠員が出ると補充員が着任する。 彼は前任者と雰囲気が似ていて 火をつけたマッチを折って捨てる行為がそっくり。彼らは実はクローンなのではないのかと疑念を抱かせる。