>あの店はひとりでやっています インスタなどでこれから先有名になって、あの商品が取材など増えていけば、どのようにビッグになってゆくのでしょうか?
分からないです。「美味くても潰れる店」なんて山ほどあります。よく素人さんは「美味しければ評判になってお客さんが来て繁盛するようになる」というのですけど、世の中そんなに甘くありません。マクドナルドにはしばしば行列ができるけど、みんなマクドナルドがいちばん美味しいと思って並んでるわけではないでしょ?マクドナルドが繁盛してるのは「みんな知っているから」なのです。
ただし飲食店などでは「運」の要素があります。私が知っているある小さな飲食店は、裏通りにあったせいで味は美味しいのにあまり繁盛している店ではありませんでした。
ある日その店に行ってみたら、突然に行列ができていてビックリしました。なんでも「ぶらり途中下車の旅」で紹介されたそうです。
一過性で終わるかなと思ったら、元が美味しいお店だったのでみんな常連客になりました。そして予約しないと行けないお店になりました。そのお店は特に番組にセールスしたわけでもないので、そこでブレイクしたのは「運」でしょう。運なんだけど、ビジネスってそういうことはあります。
そこからビッグになるかどうかは、その人次第です。味が美味しいかどうかは「職人」の才能であり、ビジネスを伸ばせるかは「経営者」の才能です。大抵、職人の才能が優れている人は経営者の才能がありません。なので仮にそこでそのお店が人気になったとて、そこから大きくなれるかどうかはその人の「経営者」としての資質にかかります。
そしてそのお店が大きくなったときに「あの店は繁盛してるけど、昔のほうが美味しかったよね」というのもまたよくある話です。
>問題は、商品に著作権があるかどうかです
食べ物の味には、著作権がありません。タピオカブームとか高級食パンブームとか見れば分かりますでしょ。マリトッツォって覚えてますか。なんか疾風のように現れて疾風のように去っていきましたね。
あれって博多かどっかのお店が始めたのが大人気になって、それを見て他の人たちが全国で仕掛けて、ブームになって終わりました。
最初に流行らせた店が可哀想ですよね。頑張って地元で流行らせたら、有象無象がやってきて自分たちの手の届かない場所で勝手に全国区にされて、あっという間にただの一過性のブームにされてしまったのですから。
>今後あのオーナーはどのくらい稼いでゆくのでしょうか?
そもそもそのオーナーが「元祖」とも限らないです。質問者さんたちが知らないだけで、どこか別のところでそれを開発してそこで繁盛させている人がいたかもしれません。
普通、新しい味を開発するのは試行錯誤が伴います。最初からいきなりそれが完成されていたとしたら、どこかで試行錯誤の末にその味にたどり着いた人がいたはずだと考えるのが自然かなと思います。