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りんご 苗木 生産地 質問

こんにちは、海外の者であります。 勉強中、りんごの苗木が、主に、 埼玉県・兵庫県・東京府からの流入に依っていたと、知ったのですが。 この三つの地域はりんごの苗木とどのような関連があるのか知りたいです。 日本の主要りんご産地は青森県・長野県・岩手県・秋田県・福島県・茨城県・山形県などがあるかと思いますが、日本のりんご苗木の主要産地は何処でしょうか?

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  • Reynella
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回答No.3

林采成さんの『飲食朝鮮―帝国の中の「食」経済史』という本をこの質問のおかげで知る事ができました。感謝! 東京府については簡単です。 明治4年、黒田清隆という人物がアメリカからリンゴの苗木を持ち込み、それを当時あった内務省勧業寮という役所が試験栽培しました。その時の試験場は、青山、新宿、三田の3カ所にありました。この3カ所で育てられた苗木は、明治7年以後、日本各地へ試験栽培のために配布されました。つまり、東京府こそ、日本のりんご発祥の地でした。朝鮮半島にも日本から技術者も派遣されましたから、彼らは当然東京府内の官営試験場で栽培された苗木をもっていったでしょう。 残念ながらあとの2県については確たる情報がありませんでした。兵庫県は、のちに勧業寮から発展した役所が神戸に支所をおいていたこと、明治の時代には山陰から兵庫、京都の北部でもリンゴ栽培が試みられたことに関係するかもしれません。たまたま、西日本出身の人が、神戸の試験場から分けて貰った苗を持って行ったら現地で適合した、という可能性もあります。兵庫も埼玉もりんご栽培が大々的に定着することはなく、神戸にあった役所も早い時期に西日本では他の西洋果実の普及にシフトしました。 「日本のりんご苗木の主要産地は何処でしょうか?」 商業用の苗木は、各県が品種改良を重ねてその県で生産しやすいものを作っているので、苗木だけの「主要産地」というものはないと思います。りんごの産地がそのまま苗木の産地、でしょう。

mrym26
質問者

お礼

とても興味深く、韓国のりんご栽培の歴史において、欠かせない本であると感じました。戦前の農産物関連研究においては、稲は中々韓国で研究されておりますが、その他は殆どだそうです。リンゴだけでなく、その時代の物流の流れを知る事が出来て良いです。

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その他の回答 (2)

  • takochann2
  • ベストアンサー率36% (2589/7075)
回答No.2

 なるほど、真っ当な研究者の著作物からの情報ですね、内容は信頼に値するのでしょう。書籍の内容と、東京「府」と書いてあることから最近の話ではなく少なくとの戦前の日本統治時代の話なのでしょう。何らかの朝鮮の農業発展のための実務あるいは行政機関がその地にあり、活動していたということでしょうか。神戸や東京は輸出(当時は日本の一地域なので出荷と言うべきか)港であった可能性が高いのではないでしょうか。  すみませんその本を持っていないのですべて想像です。

mrym26
質問者

お礼

お...「港」ですか... 確かに、一理ありますね!

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  • takochann2
  • ベストアンサー率36% (2589/7075)
回答No.1

リンゴは栽培が難しいので気候が重要で、リンゴのほとんどは青森か長野で生産されていますので苗木の産地も同じだと思われます。「埼玉県・兵庫県・東京都からの流入に依っていたと」とはどこに書いてあったのでしょうか。

mrym26
質問者

お礼

林采成著本の飲食朝鮮の「苹果戦」に、半島からは苗木の生産がなく、前述した三つの所から厳選されて流入したと書かれていました。

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