- 締切済み
日本人のバスケがアジアでも弱い理由
日本にてバスケは部活としても人気でサッカー野球程でないにしても体格運動能力に恵まれた人材が集まりやすいスポーツなのに日本人がバスケ弱いのは何故ですか? ハーフや外国人がいなかったら日本代表はアジアでも弱いですよね? 身長で劣るも言い訳にならない
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11072/34514)
長年日本バスケットボール協会がクソだったせいだと思いますね。 「日本バスケットボール協会の無能エピソードで打線を組んだ」というのがあったのですが、それがもうかなり凄い内容です。 1(中)世界バスケの際、監督であるジェリコ氏を無視して(会議に呼ばず)代表選手を決める 2 (二) アジア大会の真っ最中に強化部長が選手たちの目の前で「○○じゃなくて△△を入れれば良かった」 3 (三) ジェリコ監督を解任し、鈴木監督が就任。万全の状態で臨んだアジア大会で史上最低の成績 4 (左) スラムダンクのブームに対し「バスケットを変な目で見られる・非常に迷惑だ」と公式文書で出す 5 (一) 内紛で代表を送れず国から援助打ち切り、JOCから資格停止処分を招く 6 (遊) プロ化を目指すbjリーグ発足し、協会を脱退する。bjリーグとの関係断絶を加盟団体に通達 7 (捕) bjリーグ所属選手は代表に選ばない 8 (右) 役員人事協議が8度流会 9 (投) 世界選手権で赤字が13億円 特に4番の「スラムダンクブームを迷惑がった」という話は非常に有名ですね。ブームで部員が爆発的に増えて、登録選手が膨大になって協会の管理が大変になったとか、いわゆる「ニワカ」が増えてそれが非常に腹立たしかったなどといわれています。 要するにものすごい「村社会」だったのです。「日本のバスケットボール協会」という村があって、そこの村人以外は認めないしよそ者が入ってくるのも歓迎しないというスタンスだったのです。秋田の医者追い出し村と同じ構図でしょうね。 この打線が組まれたのが、2014年1月の話。その後も実業団を中心とする日本バスケットボール協会(JBA)とプロ化に舵を切ったbjリーグとの対立は続きます。 そして遂に、その年の11月にFIBA(国際バスケットボール連盟)から「国内に統一した協会を作れないから、日本は国際大会出場禁止」という処分が下されてしまいます。 どこが迷惑したって、一番のもらい事故になったのは女子バスケットボールです。女子は男子のような対立やトラブルはなかったのに、FIBAから丸ごと「日本は出禁」にされたので、女子も国際大会に出場できなくなったのです。しかも東京オリンピックで女子は銀メダルをとったように、バスケットボールは女子のほうがよっぽど強いのです。 自分たちだけならまだしも、女子にまで迷惑をかけたゴタゴタは、しかしこの期に及んでも折り合いをつけることができませんでした。 とうとう「業界内の話し合いでは誰がリーダーになってもどこかから強烈な反対が起きて選ばれない」ので、2015年、全理事・評議委員が辞任してJリーグ創設者である川淵三郎氏が会長になる新体制が発足しました。 川淵氏によって、ようやく日本のバスケットボール業界は長い内ゲバと老害地獄から脱出することができました。 けれどそのときも、納得がいかない一部の人たちが「日本バスケットボール推進協議会」を立ち上げて川淵氏らの足を引っ張りにいったのですから、もうどうにもならないくらい腐っていたといえるでしょうね。 そして2016年にようやく、旧JBLと旧bjリーグが統合する形でプロバスケットボールリーグである「Bリーグ」が誕生しました。 2018年頃のことだったと思いますが、私、Bリーグの試合を観戦したことがあります。川崎ブレイブサンダースというチームに、ニック・ファジーカス選手がいました。当時もう彼は選手としてのピークは過ぎていて、膝を痛めているらしくほとんど全く走れませんでした。そして走れないだけあって、お腹もちょっとぽよんとしてました。ただシュート精度が高かったので、エース選手でした。 そのファジーカス選手は2019年に中国で行われたワールドカップの日本代表に選ばれていました。 2019年大会は、男子としてはワールドカップの自力出場は21年ぶりで「史上最強ジャパン」といわれていました。なにしろ八村塁選手も渡邊雄太選手もいたのですから。けれど終わってみたら4戦全敗で出場32か国中31位で終わるという散々な成績で終わりました。 だいたいNBAにはお腹が出てる選手も走れない選手も1人もいないわけで、走れない選手が日本代表に選ばれていたくらいですから、そのくらい選手のレベルは低かったのでしょうね。 旧体制の時代は、頑張ったところでNBAはおろか格上の海外リーグへの挑戦の道もなく(ちなみに八村塁選手も渡邊雄太選手もアメリカの大学からのNBA入りです)、実業団ですから頑張っても給料が上がるわけでもなく、体制に従っていれば食いっぱぐれることはなく背が高くてスポーツマンだから女の子にも困らない程度にはモテモテになるわけで、それじゃあ向上心を持てといっても無理な話ですよね。 選手には可能性がある人たちはいると思います。ただ、協会の制度体制が腐っていたわけですから、指導者のレベルは低かったのは間違いないでしょう。今でも必ずしも全体の指導者レベルは高いとはいえないのではないかなと思います。協会の風通しが良くなれば、指導者のレベルも上がっていくでしょうから、日本バスケットボール業界の未来は明るいのではないかなと思います。今の中高生の間では「背が高くてスポーツ万能」な子は、野球でもサッカーでもバレーボールでもなくバスケットボールを選ぶらしいですからね。 ただ若者の絶対数は減っていくわけで、スポーツってのはなんであっても基本的に背が高いのが有利でトップアスリートになる人はだいたいスポーツ万能なので、日本人では貴重な「背が高くてスポーツ万能」を野球、サッカー、バスケ、バレーなどで奪い合う時代になりつつありますね。
補足
あまり詳しくはないですが ・バスケ部員が激増してもまともに教えられる指導者が全く足りてなかった ・バスケ部員が激増したが多くがバスケやれば背が伸びると勘違いしたチビや特に身長運動能力にも恵まれない人材だった ・部員が激増したせいでシュート練習の際行列が出来てしまって一人あたりの練習量が減った もあるでしょうな絶対