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昔の本は難解?
岩波文庫など、昔の本が出版されています。 昔の本は、なかなか難解だと言われます。 これは、現代人が当時の人より劣っているためですか? それとも、翻訳がいまいちのせいでしょうか? ・・・それとも、両方? 今、難解だと思われている書物の時代から数十年前、 その数十年前の書物を、当時の人も難解だと感じたりしてましたか? ただ、主に使う言語が食い違ってるため、取り入れにくいとかではないですか? 現代の書物も、数十年後は難解だと言われたりするのでしょうか? この辺を詳しい方に意見をお聞きしたいと思いました。 よろしくお願いいたします。
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大きく分けると理由が3つあると考えます。 一つは、単語や文体が変化していること。現代人にはあまり馴染みがない文語調や漢文的な表現が理解しづらいのは当然と言えば当然です。これは辞書を引くことや読み慣れることである程度はカバーできます。 もう一つは。生活やものの考え方が大きく変化してしまったこと。例えば「おじいさんは やまに しばかりに、おばあさんは かわに せんたくに いきました。」という平易な文章でも、明治時代の子どもは正しく理解できても現代の子どもには理解が困難です。ほとんどの子は「しばかり」は「伸びすぎた芝生を整えること」だと思うでしょうし、川で洗濯する光景を実際に見た経験がある子は少ないからです。いや大人でも「芝刈り」ではなく「柴刈り」であり、たきぎに使う小枝を取りに山に行ったのだと正しく理解できる人のほうが少ないでしょう。これは勘違いに気づきにくいだけ厄介です。 さらに、実はこれが最も深刻な問題だと考えるのですが、まとまった長さのちゃんとした文章を読む時間が減少していることです。スマホやパソコンでインターネットなどを見る時間が増えた一方で、電子書籍を読む時間が増えたとしても紙の本を読む時間との合計では読書時間は減っているでしょう。「文章を読み続ける体力」が知らず知らずのうちに低下してしまっています。 昔の人は「読書百遍義自ら見る(どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる)」(今は「読書百遍意自ずから通ず」とも)と言いました。どんな難解な書物でも何回も読む努力を重ねれば自然に理解できるようになるという意味です。しかし現代人はそんな悠長なことはできず、ネットで検索してみて、ヒットしなかったり説明が理解できなかったりすれば、そこで諦めるのではないでしょうか。「読書一遍意電網に頼る」時代なのです。
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- 名探偵 コナン(@FORSPOKEN)
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昔の本が難解だと言われる理由は複数あります。一つは時代背景や文化が異なることから語彙や表現方法が違い、理解しにくいということです。また、翻訳も関係している場合もあります。歴史的な背景や文化的な価值観が異なる時代の人々が同じように理解できない書物もありますが、当時の人々も同じように難解だと感じたものもあると考えられています。一方、現代の書物も同じように数十年後には難解だと思われることもありますが、これは時代とともに文化や価值観が変わることによって、理解する上での難しさが生まれることがあるからです。
思想書とかの話でしょうか?思想とか哲学とかは古今東西を問わず難しいものです。 それらは難解ゆえに価値があってありがたがられ、それを書いた思想家や哲学者が崇め奉られるのです。
- mekiyan
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今の日本語って、1~2行で終止符の「。」で終わる文章だらけです。英語、スペイン語などの文章は、コンマを使い、5行以上の文章が殆ど。その長文を訳するとなると、こんな簡潔文章でないのは、読みづらい、難解だとなります。 昔と比べて、短い簡潔文書に書き方しか理解できないようになっているので、現在人は理解力が「劣ってる」と認めざるをえないですな。
- yaasan
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言葉遣いが変わっている、という点と著者がストレートに書いたものを出版していたのを、読みにくいとか難解だとか、色々指摘されて、編集で少しでも解りやすく、と手を加えられたものが今は刊行されることが合わさって、より解りやすいものになっているのだと思います。売れっ子の作家もそういう方針に従って、解りやすい表現を使うようにしているのもありそうですね。
- goodmorning11
- ベストアンサー率40% (832/2074)
使われなくなった言葉が多くなったために単語が推測できない 文法構造が変わってしまって解釈しにくい 等だと思います 江戸時代に現代人がタイムスリップしたら 彼らの会話が何を言っているかほぼわからないらしいですよ 同じ日本人同士なのに。 例えば面白い例にお経ってありますよね?あれは中国から伝来されました なので漢語で書かれているんですが現代の中国人はほとんど読めません なんとなくわかるらしいんですが、当時の古語で書かれているために現代の中国人には理解できないみたいなんです 私達も古典古文の枕草子や平家物語を読めないですよね?古文の授業で習った文法解読法を用いれば読めますが、一度現代語訳をしたものでストーリーを頭に入れておかないと いとおかし と言われたときに助詞なのか助動詞なのか未然連帯なのか等いちいち気にしながら読まないといけません。 シェイクスピアのロミオとジュリエットも英文原文で見るとイギリス人でも難解らしいです。中世に出版されたものなので英文法(日本人が考える五文型ではない)が違いすぎて彼らも英語の現代語訳を使って読んでいるらしいです。 時代が100年ずれると文はどこの国でも難解になりますよね。 エジプトのピラミッドから発掘される文字の解読も今だにおわってないですからね! 面白いです
- 5mm2
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日本語が時代によって大きく変わってるので、その時代に描かれた本をそのまま今読むと、分かり難いのは当然です。
- head1192
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現代人はそういう文章に接していないから。 慣れない文は読みにくい。 文章は人と時とともに移り変わるもの。 日本語は完成度が低いだけになおさら。 昔と比べるよりも「今の人に読みやすいか」が大事。 むしろ、誰にも読みやすい文が広く出回るようになったことは文章が本来の姿に近づいたという点で歓迎すべきことである。 文章とは思考の伝達でありその基本は「達意」である。 昔の学者や哲学愛好家のような権威主義が通用しなくなり誰にも門戸が開かれた、ということである。