初めから取り下げるつもりで提訴した場合
民事訴訟で、訴状にありもしない事実を書き、被告の対応を待ち、被告が何の行動も起こさなかった場合に、原告が裁判で不利になることが分かっているために、取り下げた場合、原告には不法行為が成立しますか?
具体的には、やってもいないことをやったと書かれた訴状が送られて来たのですが、やましいことは無かったので、裁判でそれを主張しようと思っていたら、しばらくして期日前に取り下げられました。
今になって考えると、初めから争う気が無かったとしか思えません。
共通の知人に訊いてもらったところ、訴状に書かれたデタラメに関しては、弁護士が勝手に書いたもので、そんな風に書いてくれと言った訳ではないとのこと。
しかし、代理人がお金をもらって、頼まれてもいないのに被告の不法行為をでっちあげて訴状を作成し、確認もせずに提出するということはありますか?
もし本当に頼んでもいないのに書かれたことなら、補正して訴訟を維持すれば良いだけのこと。弁護士にはもちろん文句を言う筈です。
しかし、弁護士にクレームを付けた訳でもなく、どう考えても自分で頼んだことを隠そうとしているようにしか思えません。
この場合、たとえばその代理人に、デタラメを書くよう依頼があったか等確認し、原告が意図的にデタラメの訴状を提出し、それを承知していたために取り下げた(つまり初めから争うつもりは無かった)ということが立証出来た場合、原告を何らかの不法行為責任に問うことは可能でしょうか?