内定者懇親会を招かれるほうじゃなく、企業側の招くほうでは何度も参加しています。
一応、合格した者ばかりなので、将来会社に必要な人材であることにはまちがいなしですが、彼らの育ちは天と地くらいの差があります。
初対面同士の新卒者なんですが、周りの雰囲気をつかみ、リーダ的な能力がある者、まったく輪の中に入らない者のチェックです。そして、食事となりますが、ただためしを食わせるのではなく、周りの者と会話をしながら堂々とゆっくりと上品に食べている者、一人でがむしゃらに早食いしている者を見るためです。
リーダ的な能力がある、周りの者と楽しく会話しながら堂々とゆっくり食べるものは、会社の陽の当たる外交的な仕事に。それも役員級の上司に付き添っての国内・国外出張が多くなり、経営学を実地で学ばせていくことになります。
根暗で早飯を食うのは、出張者への資料作りやく。もちろん、出張もありますが、自社の工場ばかりです。
企業は、親が幼少のときより教える躾などは、教えてもくれません。育ちのいい者と、悪い者を実際に見れる絶好の機会がない内定者懇親会です。それを元に、入社前に配属先が決まります。
育ちの悪い者、中程度のものが、その日のために特訓でやっても、一夜の付け焼刃は、すぐにバレてしまいます。10年・20年もの期間をじっくりと鍛え上げられてきた者とは、すぐに違いが分かります。
これを差別だと抜かす奴は、自社工場のみの出張組みです。