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USBDAC付アンプの選び方は?
- PCモニター両脇にブックシェフ型のスピーカーを設置し、PCに保存されたJ-POPやROCKやFUSION等のハイレゾ音源を再生させる楽しむ所謂デスクトップオーディオに利用する為のUSBDAC付プリメインアンプの候補としてYAMAHA A-S801(現行品)とMarantz HD-AMP1(生産終了、在庫限り)のどちらが良いか尋ねると、大体の人がD級で駆動力が弱いMarantzより、AB級アナログアンプでスピーカーの駆動力が高いYAMAHAを推奨されます。
- どちらも同じDACチップを搭載しています。1mの超ニアフィールド視聴で爆音で(恐らく30W+30W迄ボリュームは上げるケースもある)音の歪みが無い状態で視聴するなら、大は小を兼ねるYAMAHA A-S801勝ちなのでしょうか?解像度も気になります。
- 何故、フルサイズのAB級アナログアンプを皆さん推奨されるのか教えてください。詳細な質問は別に投稿しています。
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>何故、フルサイズのAB級アナログアンプを皆さん推奨されるのか教えてください。 D 級 Amp' というものは PWM (Pulse Width Modulation) と呼ばれる Digital 変調で音楽信号を増幅する仕組みになっています。 D 級 Amp' または PWM で検索すると沢山解説が出てきますが、 回路や波形が解る人ならば https://analogista.jp/class-d-amp/ のような Page、 回路や波形の解説が苦手の人ならば https://edn.itmedia.co.jp/edn/articles/1402/28/news016.html のような Page を読むと良いでしょう。 但し、上記の Page は D 級 Amp' (PWM Amp') の良いところしか説明していません。 D 級 Amp' の欠点は原理的に高域方向に向かって歪が増える事で、上手く処理して Single Wave での物理計測特性であれば THD (Total Harmonics Distortion) 0.1% 以下なんて Audio Amp' として充分な特性に追い込んだものでも、実際に聴いてみると高域方向に向かうほど魅力が感じられない音になったりします。……まぁ音楽は Single Wave ではなく全周波数が Random に重なり合った波形ですので、そんな複雑な波形を魅力的な音にできるのかどうか? という懸念はあるでしょうね実際 Single Wave 計測では THD 1.0% をちょいと切るのがやっとという真空管式 Amp' だって魅力的な音の Amp' があるわけだし(^^;)。 一方 D 級 Amp' は低域方向に向かって歪みが減り、強力な電源回路を持たなくても平気の平左で重低音を出せる Power があり、私も音色なんか判らない Super Woofer 駆動用に小型で安価な D 級 Amp' を使っています。 D 級 Amp' を低域専用 Amp' ではなく全域で使うには Pre' Amp' の段階で某かの色付けを行う事が多いでしょうね。 私も D 級 Amp' を全域で用いていた頃は Pre' Amp' 部の Mini 双極真空管を様々な Maker 型番のものに取り替えて、最も気に入った音がするものにしていました。 MARANTZ 社の HDAM Unit はキレの良い高域表現を得意とする高速 Pre' Amp' Unit ですので、高域がちょいと暈けてしまう D 級 Amp' の色付け補正には向いているかも知れませんね。 Full Size であるかなしかに関わらず、A/B 級とか A 級といった方式名の Power Amp' は Bi-Polar Transistor や大電流型 (Hi-Current) FET (電界効果 Transistor) による昔ながらの Push Pull 動作回路を用いるもので、良い音の Amp' を作るには強力な電源回路 (大型 Transformer や大容量の電源 Condenser) が必要になりますし、Push と Pull に分かれた増幅回路の中点、即ち DC 点が発熱の影響で揺らいで 0 Cross 歪が発生しないように秀逸な DC Servo 回路を加えたりと、結構複雑なものになりますので、IC Chip 1発で済む D 級 Amp' とは比べものにならないくらいの Cost がかかります。 それでも Discrete 構成の Amp' が持て囃されるのは、例えば 1970 年代末に驚愕の性能で名を馳せた Mark Levinson 社の Amplifier に用いられた Texas Instruments 社の OPA627 Ope'Amp' IC Chip の評価が「限りなく Discrete Amp' に並ぶ、もしかすると Discrete Amp' を超える!」なんて言われたほど、Discrete 構成の Amp' は Cost をかければかけるほど良い音が得られるものだからです……IC Chip Amp' は IC Chip 周辺に付ける僅かな素子だけで完結してしまいますので幾らでも Cost をかけて良い音にするという事が難しいわけですね(^^;)。 尤も ACCUPHASE 社のように IC Chip を高精度動作させるための補正回路とか高精度電子 Volume Controller 回路に高度な Know-How と物量を投じて High-End Amp' を作る Maker もありますが……。 ESS 社の SABRE Series にせよ旭化成社の AK Series にせよ、数千円の中華 DAC があるくらいですので、Digital 回路の Cost なんてたかが知れているのですが、Analog 回路となると、長年に渡って蓄積された高度な Know How と目利きと言うか耳の肥えた技術者が最適の部品を選んで回路を練り上げる技術の粋がこもっていますので、その Sound Character が気に入っているのであれば長年に渡って惚れ込む Amplifier となるものが多いですよね。……今はなき山水社の Diamond 差動回路とか、 TRIO/KENWOOD の Σ Drive とか、Unique で高性能の回路が考え出されたのも Analog Amp' ならではですね (Digital だと IC Chip Maker に頼り切りですし(^^;)……)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
>MARANTZ 社の HDAM Unit はキレの良い高域表現を得意とする高速 Pre' Amp' Unit ですので、高域がちょいと暈けてしまう D 級 Amp' の色付け補正には向いているかも知れませんね。 HDAMは有名です。HD-AMP1もHDAMを使用しているので 増幅段のD級の欠点である高域が多少籠ってしまう特性を改善しているのですね。 高域の歪はD級は増える。低域の歪はD級だと、歪が減り、 アナログアンプのように強力な電源回路無くしても、パワーを出せ、重低音が出るのでサブウーファーによく使用されている、つまりコスパよく増幅できるってことですね。 効率も良いので電気代はかからないはずですね。 AB級のアナログアンプはアナログ回路を含め増幅段に強力な電源が必要なので、コストがかかるってことですよね。 って事で、結局、HD-AMP1のようなD級で出力があまり 大きくないアンプと、A-S801のようにAB級で、電源回路や アナログ回路に沢山のパーツを使用しており、コストが嵩むようなアンプを比較すると どちらの方が解像度が高いのですか?音が良いのですか?