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アンプやスピーカー選びについて
- ONKYOのPCパワードスピーカーGX-500HDを使用していますが、大音量での歪みや音割れが気になります。
- 選択肢としてMarantz HD-AMP1、DENON PMA-1600NE、YAMAHA A-S801のUSBDAC付アンプがあります。
- ブックシェルフスピーカーとしてB&W 606S2 Anniversary Editionと607S2 Anniversary Editionが候補です。
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B&W 607S2 Anniversary Edition を 0.8〜1m の Near Field 環境で鳴らす上で、現環境 (ONKYO GX-500HD)よりも、(1) 目立つ歪み無く、(2) 迫力ある大音量で聴け、(3) 解像度も高いのは (A) MARANTZ HD-AMP1、(B) DENON PMA-1600NE、(C) YAMAHA A-S801 の 3 機種のうち、どれか? という御質問で良いのでしょうか……。 (1) (2) (3) はいずれも Catalog Spec' からは図り知れないもので、(A) (B) (C) いずれの Amplifier も Sound Character 以外の要素で (1) (2) (3) の違いは出せない Level の Amplifier です。 その Sound Character を決める要素は DAC Chip とその使い方 (DAC Chip 後段の Analog Amplifier 回路) にあり、Maker 独自の Sound Character 作りはここで行われます。 私は TIBB (Texas Instruments Burr Brown) PCM1704 を 2 基 (4 回路) 用いた DENON DVD5000N の後継 DAC として PCM1792A を用いた Style Audio CARAT TOPAZ Signature を選び、今も普段用に愛用しています。 PCM179x Series は御指摘通り 低域の芯が太くて低重心の音色を Sound Character とする Maker に好まれる DAC Chip なのですが、PCM1795 は PCM1792 や PCM1794 が持っていた芯の太さが薄れてしまった事から暫くは敬遠され、Parallel で用いるとか電流出力を電圧出力に変換する際の初段を敢えて Noise 面で不利になる高 Gain 型にするといった手法が編み出されてからやっと人気が出てきた Chip です。 DENON 社がそれを知らないとは思えないのですが、PCM1795 の上手な使い方が認知され始めた頃には既に ESS 社の DAC Chip が持て囃されるようになってしまい、ESS 社 SABRE ES9010K2M 派からは PCM1795 は USB 入力で低域が籠もると評されるようになったのでしょうね。 私は ESS SABRE ES9010K2M の DAC を用いた STAX 社の DAC 内蔵 Headphone Amp' も使っているのですが、確かに低域から高域まで籠もり感がなく見通しの良い空間に音が軽々と広がる感じがするもので、PCM1792A を用いた CARAT TOPAZ Signature の USB 入力では「音が籠もる」と評されるのも致し方ないと思います。 但し CARAT TOPAZ Signature の USB 入力は Hospital Grade の DC 遮断能力を持たせるべく AD (Analog Devices) ADuM4160 12MHz USB Port Isolator と TENOR TE7022L Asynchronous USB Controller を用いていますので USB 信号の Pick Up 経路に問題はない筈で、寧ろ Spec' 上は非力な TOSHIBA TOS Link Receiver 1 基で済ませている Optical 入力の方が私にとっては御機嫌な音色感に感じている不思議な DAC 内蔵 Headphone Amp' なのですが(笑)……。 (B) の DENON 社が未だに古風な低重心で芯太の Pyramid Balance を貫いているのに対して (A) の MARANTZ 社は前の御質問でも回答した通り HDAM を採用してから Maker Sound Character がガラリと変わって人気を博している Maker で、MARANTZ としては CSCL (Cyrrus Logics Crystal Semiconductor) 社と競合した TIBB 社の PCM1795 は使いたくない DAC Chip でしょうから、進化の限界を迎えた感のある古風な CSCL 社製 CS439x 系 DAC Chip を ESS SABRE に変えたのは必然かも知れませんね。 (C) の YAMAHA 製 Amp' は (A) MARANTZ や (B) DENON とも異なる独自の Sound Character を貫いている事で知られています。 私は Continuous Loudness Controller の使い易さで両親に選んだ AX500 しか使い込んだ事がなく、試聴したのも 1990 年代までの A 及び AX Series だけなのですが、一世を風靡した名器 NS-1000M Monitor Speaker の切れの良い Hard Dome Sound をその後の 2 Way Compact Monitor Speaker 時代になっても継承している事からも、Noise 感のないサラッとした中高域寄りの Energy Balance と韻き (響き) 感という YAMAHA Amp' 独特の Sound Character も維持されているだろうと思います。 (3) の解像度という感覚を何処に求めるのかにも拠りますが、御質問者さんの方向は (A) MARANTZ が好みで (C) YAMAHA も気になるというところではないでしょうか。 35W × 2 と 100W ×2 の違いは超感上の違いにはならないと思って良いですよ。 低音はあまり重視しないという事ですので、低音再生の馬力を確保するために大きな電源部を持たせた YAMAHA A-S801 の努力は御質問者さんの食指を動かすものではないでしょうし(^^;)……。 多分 (A) (B) (C) 3 製品とも B&W 606S2 Anniversary Edition で試聴できる店があるでしょうから、愛聴 CD Disk と Headphone を忍ばせ、ちょっと遠出して試聴しに行く価値はありそうですね。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
試聴ありきですね。YAMAHAのアンプの電源に注視しているのではなく、YAMAHA A-S801には、PCオーディオに特化した機能が無い、要するに、PCのクロックのジッターを真面に受けてしまう、それだけなんです。MarantzのHD-AMP1も低音は出るそうですよ。質問の内容が分かりにくかったようで御免なさい。しかし、良くご存じですね。BBのPCM1704と言えば、名DACチップじゃないですか。(笑い)