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全身麻酔と静脈麻酔の違い(?)

医療に関しての疑問です。 私は全身麻酔はした事がないのですが、 胃カメラ等で使われる静脈麻酔と何が違うのでしょうか? 全身麻酔の場合は自発的に呼吸ができない事はわかっていますが、静脈麻酔で普通に全身麻酔で行う手術と同等の事は出来ないのかな?と疑問に思いました。効き目や量の問題でしょうか? 何が違うのか具体的に教えていただけますでしょうか。 また、鼻からの胃カメラは口からのものより細いですが、まだ苦痛を感じるレベルだと思います。 私はよく耳鼻科にお世話になるのですが、鼻の奥を見るカメラをよく使用されますが、あの細さでもし胃カメラだとしたら苦痛も大分抑えられるのでは?と思いました。 けれど鼻から胃カメラのカメラはまだ耳鼻科のカメラと比べて随分太いですよね。 あの耳鼻科のカメラレベルの細さではまだ胃カメラまでは不十分なのでしょうか… なぜあの細さの胃カメラが出ていないのでしょうか。

みんなの回答

  • QCD2001
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回答No.2

範囲による分類と、方法による分類との違いです。 麻酔を行う『範囲による分類』として、 全身をマヒさせる『全身麻酔』と、必要な範囲、例えば右足の手術をするので右足だけ麻酔するとかいうように、一部分だけマヒさせる『部分麻酔(局所麻酔)』とに分類されます。 麻酔を行う『方法による分類』として、 液体の麻酔薬を静脈から注入する『静脈麻酔』と 液体の麻酔薬を静脈に入れず、患部の周囲に注入して浸み込ませる『浸潤麻酔』と ガス状の麻酔薬を口や鼻から吸入させる『ガス麻酔(吸入麻酔)』 の3種類に分類されます。 胃カメラ等で行われるのは静脈麻酔による部分麻酔です。 浸潤麻酔は数センチ程度の狭い範囲の麻酔に適しています。 ガス麻酔は吸入した麻酔ガスが全身に回るので、必然的に全身麻酔になります。 静脈麻酔は麻酔薬を注入する場所と量により、部分麻酔にも全身麻酔にも使うことができます。ですから、静脈麻酔による全身麻酔も可能です。 ところで、どんな薬もその効き方には個人差があり、少量でよく効く人と、量を増やさないとなかなか効かない人がいます。 ガス麻酔で全身麻酔を行おうとしたところ、効きすぎてしまい、脳の中枢の生命にかかわる部分がマヒしてしまい、このままでは生命が失われてしまいそうだ、 といったことが生じた場合、ガス麻酔の場合は吸入させているガスから麻酔ガスを除去して酸素を送り込むことで、ガスが呼気から体外に排出されて、麻酔を弱めて手術を行ったり、覚醒させたりすることができます。 しかし、静脈麻酔で全身麻酔を行おうとして、上記のようなことが生じた場合、静脈から注入された麻酔薬を体内から取り出すことができません。人工呼吸や心臓マッサージを行いながら、麻酔から覚めるのを待つしか手がありません。もしかするとその間に脳の中枢が死んでしまうかもしれません。とにかく打つ手がないのです。 ですから、現在は、全身麻酔はガス麻酔によって行われています。

回答No.1

胃カメラで使用されるのは、鼻腔や咽頭付近に施される部分麻酔です。静脈から鎮静剤(参1)をする場合(ぼーっとした状態)があります。 全身麻酔については、参2を参照してください。 参1) https://medical-checkup.biz/archives/394 参2) https://allabout.co.jp/gm/gc/374301/