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現在の日本国憲法は軍備保持と矛盾しないかについて

友人が、現在の日本国憲法を変えなくてもしっかりした軍備を持っていることには何の矛盾もないと言っています。私もそうなのかなと思いますが、詳しくご存知の方に教えていただきたいと思います。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ww_s
  • ベストアンサー率38% (43/112)
回答No.9

憲法9条は国際紛争を武力によって解決しないという国の国民に対する誓約を明文化しものです。 その為に国際紛争を解決する戦力を持たず、交戦する国の権利を憲法は認めません。 どういうことかというと簡単にいえば、自国都合による侵略戦争を日本はしない、ということです。 国としての意思として戦争を起こさないということ。そのための戦力を持たないということ。(ちなみに自衛戦争は憲法に関係なくできます) ただしここでいう「戦力」とは侵略戦争をするための戦力であり、戦力ではない一般的武力を持たないと書いてるわけではありません。 全ての武力を持たないのであれば、警察のライフル射撃部隊は憲法違反になってしまいますし、交番勤務の警察官が持ってる拳銃も違憲になってしまいます。 果ては猟友会のおじいさんの所持する猟銃も違憲なってしまうし、オリンピック選手の持つ洋弓も違憲。。。。 というとんでもない事態になってしまう。 そうではなくて、「戦力」ではない一般的な「武力」は憲法9条の関知する所ではありません。 憲法に関係なく「武力」は持てる。 ただし、9条では第1項にそういう武力を国際紛争の解決に使用したりその前段階の武力的威嚇を禁じてます。 しかし国際紛争の解決目的でなかったら武力使用とその威嚇はOKです。 だから、犯人が人質を取って銀行に立てこもっても、警察は武力による威嚇ができますし、更には武力解決ができる。それは憲法違反ではないし、そういう目的の武力を普段から準備して置ける。 要するに「武力」のレベルが憲法的に問題なのであって、戦力にまで行く高レベルの武力が憲法で禁止されているというわけです。 戦力のレベルに行かない「武力」は幾らでも持っても何ら憲法違反にはなりません。銃刀法を守らなければ逮捕されますが、それは憲法によってでは全然ありません。 自衛隊は銃刀法によって管理されませんので、自衛戦争の準備のために膨大な軍備を蓄積してきました。 これも何ら憲法違反ではありません。

kaitara1
質問者

お礼

人が遺伝子に逆らうことができない面もあるように国などもまた歴史に逆らえない面もあるのでしょうか。いわゆる大国を支配している指導者の限界も同じなのでしょうか。

その他の回答 (9)

  • seto2004
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回答No.10

今の日本の憲法は 外国からの侵略に対しては全く想定されていません。 そのことは大前提である憲法前文に書かれてあります。 日本国憲法が問題になっているのは、「日本が他国から攻められた時にはどうするか?」 という事です。 憲法が対応できていないから、政府は無理無理に解釈して憲法を運用していますが、自衛隊が憲法違反であることはほとんどの憲法学者は認めています。こんなことでは日本は守れません。 ヤボ国家に囲まれた日本は状況が深刻になっている今日本国をどうやって守るのか真剣に議論するときです。

kaitara1
質問者

お礼

憲法は他国のことを考えないというのが共通だと聞いたことがあります。

kaitara1
質問者

補足

戦争による破壊はだれにも得にならないことがわかっているのではないでしょうか。

  • yaasan
  • ベストアンサー率22% (2725/12280)
回答No.8

いわゆる9条のお話かと思います。条文を素直に読むと戦争しません。だから戦力は持ちません。という内容です。一方自衛隊は国を守るためとは言え、戦力に変わりはありません。ということで矛盾しています。 ただ、戦力を全く持たないでいると攻められた時点で白旗以外に手はないのですから、戦力は持たないといけないのです。そこで、何をしたかというと憲法の解釈をちょっと変えたのです。戦争しませんを他国に攻める戦争とし、そのための戦力は持たない、としたのです。そうすると自衛のための戦力は持っていいので、矛盾が発生していないと言えます。 矛盾しているか、というのは解釈次第となっています。ですから、それをスッキリ矛盾のないようにしようと言ってるのが9条改正のお話なのです。

kaitara1
質問者

お礼

戦争はだれも幸せにしないという素朴な事実がどこかへ消えてしまうようなことがあるようですね。なぜ消えてしまうのか。

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7983)
回答No.7

日本国憲法が作られなかったら、今の日本はどうなっていたかを考えてみればわかります。欧米への敵対心が強く、軍事技術開発に莫大な投資を惜しまなかった日本ですから、制限無しの軍拡を続けて、核保有国になり、最新型の長距離精密誘導ミサイルを持つようになり、膨大な軍事力を保有するようになっていたでしょうが、軍事予算を賄う為に国民は窮乏生活を強いられていたでしょうね。 日本が軍事大国に逆戻りしなかったので、北朝鮮が軍事大国になったとも言えます。アジアに軍事大国が無いと、力の均衡が保てないからでしょうね。 そういう面で言えば、日本の軍備なんて意味がありません。周辺国から馬鹿にされる程度のものしか持っていません。中距離ミサイルやICBMのような地対地ミサイルがありませんし、核兵器もありません。空爆出来る爆撃機もありません。軍事侵攻されたら、通常兵器では守れないので、すぐに核兵器が使われる危険が大きいと言われるのが日本です。 日本国憲法は、こういう状況を考えて作られていると思います。米国が核兵器を日本に渡そうとしないのは、精神病患者が権力を握って失敗した歴史を引き摺っている日本に対する不信感があるからだと言われています。日本に核兵器を渡したら、理由も無く、気違いが使い始めると言われるほどです。 憲法は今のままで良いのですが、冷戦後は国際情勢が様変わりして、核兵器開発を放棄した国は必ず報復攻撃を受けて滅ぼされるのが現実になっています。日本は核兵器開発をした歴史はありませんから、今のままでも大丈夫だと思います。

kaitara1
質問者

お礼

色々な側面があるものですね。大変勉強になりました。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13692)
回答No.6

>具体的にはどういうものなのでしょうか。 ほかの国から侵略されないような憲法というものはあるのでしょうか。 そんなものはありません。憲法は民法や刑事訴訟法と同じで、あくまでも国内法です。。日本以外の国には何の関係もないし、効果はありません。憲法9条なんて他国は知ったことでないのです。だから憲法があるから他国から攻撃を受けないなどという馬鹿げたことがあるはずがありません。他国から侵略をされないために必要なものはあくまでも軍事力であり、憲法ではありません。戦争防止に憲法は何の役にも立ちません。そのことは今度のウクライナで思い知ったでしょう。

kaitara1
質問者

お礼

現行の憲法は国内向けであって軍事力は対外的なものですね。

  • kzr260v2
  • ベストアンサー率47% (852/1776)
回答No.5

日本国憲法には、戦争の放棄が明記されています。ざっくり言うと「日本から戦争を仕掛けられなくする記載」で、諸外国もこの記載を歓迎してくれているようです。 そして、自衛することは、先ほどの「日本から戦争を仕掛けられなくする」とは別と判断されています。諸外国や同盟国も「直接に日本が攻撃されたなら、まずは自衛して」と自衛も基本的には歓迎されています。逆の視点から見ると「自衛しないなら、それは侵略を受け入れる、という日本の判断になるから、私たち(とくに同盟国)が日本の防衛支援することも無い」ということになります。このように自衛の武力を持つよう諸外国から言われている、と言っても言い過ぎではない訳です。 まあ、日本国憲法としてはギリギリセーフかも?といった程度で、同盟国から歓迎されるなど国際的な後押しがあるだけと私は考えます。「矛盾はない」まで言い切ると、私てきには国際的な関係がぎくしゃくしそうなので、私は積極的には使いたくない表現ですね。日本政府としては「矛盾はない」くらいに言い切らないといけない立場ですが。 ※ 日本国憲法の内容として問題となるのが、同盟国への武力支援です。いわゆる集団的自衛権です。これは、「付き合いのある隣村に、人喰いヒグマが乱入して大問題となったとき、その隣村に助けに入る」といったイメージをご理解ください。諸外国からとくに同盟国は、これを対応するよう要求してきています。諸外国や同盟国は、日本国憲法の記載も知っていますから、言い換えると「日本国憲法の一部改正」を要求している訳です。 実際のところでは人喰いヒグマではなく、いずれかの国が侵攻しています。この場合、日本は攻撃されていません。自衛の武力は行使できないので、国際的な平和に貢献するには、集団的自衛権を認めるような改正が必要とされています。 ※ 現在の与党である自民党は、この集団的自衛権だけの改正ではなく、戦争の放棄の削除や、日本国民の基本的人権部分の記載を削除したり、日本政府の権限が無制限になる記載を追加したり、日本国民は家族を大切にするなど、諸外国から要求されてないことまで盛り込んできています。憲法は、そもそもが国の暴走を防ぐためのものです。「日本から戦争を仕掛けられなくする」や「日本国民の基本的人権を守る」は、まさしく暴走を防ぐための記載です。 以上は、私の疑問となる点を、私なりにまとめ直し納得できた内容です。人によっては、文言や言い方などお好みに合わないかもしれませんが、大枠として捉えていただけたらと思います。参考にならなかったらごめんなさい。

kaitara1
質問者

お礼

戦争に勝者はないという事をなぜ人は気が付かないのかなと思います。詳細なご解説を読ませていただきました。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13692)
回答No.4

憲法解釈の問題です。そういう風に解釈する人もいるし、しない人もいます。あなたがそう思うなら、あなたにとってはそうなのです。人に聞いても仕方ありません。いくらでも自分の都合がよいように解釈出来るのは、憲法が不完全に作られているからです。早く改正しましょう。もっとちゃんとした憲法に。今のままでは駄目です。

kaitara1
質問者

お礼

具体的にはどういうものなのでしょうか。 ほかの国から侵略されないような憲法というものはあるのでしょうか。

  • sutorama
  • ベストアンサー率35% (1689/4748)
回答No.3

軍備・・・という考えでしょうね 例えば辞書ですと、軍備とは「国を守るため、または戦争をするために必要な兵員・兵器・軍事施設などをそろえること」とでます 一方で、日本国憲法では「われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」と誓っています この「平和を維持」するために、何が必要なのか?という議論は、おそらく語り合うことが難しく、されてこなかったと思います また一方で、日本は海上警察である海上本庁を保持しています https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/books/report2010/html/tokushu/p018_01_02.html これらを、軍備ではなく装備と謳っているのは、平和を維持する最低限の装備であると思います これらを拡大解釈すれば、自衛隊も日本国の平和を維持する最低限の装備はするべきであると言えますが、それを書かれている「軍備」と表現するのは、少し抵抗感がありますね

kaitara1
質問者

お礼

刀を持っていても抜かないのが武士だというような話もありますね。

  • watanabe04
  • ベストアンサー率18% (295/1598)
回答No.2

第二次世界大戦が終わって 「日本には軍備は持たせない」として9条を作ったのはアメリカ。 朝鮮半島有事が始まって日本の軍備まで手が回らなくて 自衛隊の前身「警察予備隊」を作ったのもアメリカです。 それをあーだこーだ。自民党に質問攻めするのはいかがなものか? アメリカに聞けば?

kaitara1
質問者

お礼

外国の良いところをまねできるのが日本だと思います。すべて借り物ではないかと思います。漢字などは中国そのものですね。本家のほうが簡体字やローマ字で怪しくなっていますが。

  • no_account
  • ベストアンサー率45% (1660/3617)
回答No.1

日本は自衛の権利までは放棄していません 自衛の為の軍備を持つ事に問題は無いです 持っている軍備をどう使うか、運用面の問題だけです 例えば、包丁が有ったとします 料理人が使えば美味しい料理を作る事が出来ますが、悪い人が使えば人を殺す事も出来ます 要は持っている物をどう使うか、使い方の問題です

kaitara1
質問者

お礼

核兵器に限定されているような抑止力よりもっと適切な言葉がないのかなと思います。

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