北朝鮮拉致被害者

質問

北朝鮮拉致被害者が戻ってきたのが20年ほど前だったでしょうか。
　戻ってきたことは大きな意味があったと思います。しかし、北朝鮮において20年以上暮らしてようですが、その具体的内容が報道されていないのではないでしょうか。報道されない理由があるのでしょうか。

回答No.1

eroero4649 · ベストアンサー

帰国してきた拉致被害者の方々は、当初は数日帰国した後はまた北朝鮮に帰る約束でした。小泉首相（当時）はあえてその約束を破って彼らを北朝鮮に戻しませんでした。
日朝間の事前交渉では「一時帰国」ということで合意があったはずですから、これは日本側の約束破りであり、本来なら北朝鮮は大恥をかかされたと大激怒してもおかしくないところですが、実際はさほど北朝鮮は怒りませんでした。曽我ひとみさんの夫と娘も人質にとらず、ほどなく日本に渡しています。
だからその約束破りは、北朝鮮側も暗黙の了解だったのだと思います。そりゃしょうがないよなと。

そして北朝鮮が帰国を認めた人たちは、北朝鮮からすれば「北朝鮮への忠義が揺るがない」と思った人たちだったからこそ、日本に渡されるのが認められたともいえます。
彼らが帰国して何年後のことだったか、ネットで「拉致被害者の人たちの洗脳が解けない」という記事を読んだことがあります。横田さんなどの被害者の会の人たちは大事な家族を北朝鮮に奪われたんだから、当然北朝鮮なんて許せるはずもない。けれど帰国した人たちは「体制に従順だったから北朝鮮に厚遇された」人たちです。そりゃね、そういう温度差になると思います。

またおそらく現在も北朝鮮は彼らが何を喋って何を喋っていないのかを把握するために彼らへの監視活動も継続して行っていると思います。もちろん日本の公安警察もその監視をしているでしょう。
つまり帰国した拉致被害者の人たちは、北朝鮮と日本の公安の双方から常に監視されているわけです。「せめて報道機関くらいはそっとしておいてくれ」と思うのではないでしょうか。彼らが北朝鮮を批判すれば北朝鮮にいる彼らの知り合いのどこかの誰かに迷惑がかかり、彼らがそうしなければ拉致被害者の会の誰かに迷惑がかかるのでしょう。彼らがどこからも危険視されないで静かに暮らすには、何もいわないことです。「雉も鳴かずば撃たれまい」という言葉もありますしね。

お礼

ありがとうございます。

補足

いつも、ありがとうございます。