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C値=1.0の家って必要?
C値=1.0の家って必要ですか? 今時普通に作ればC値2~3になるようですが、それで十分では? C値=1.0だと強制換気しないと住んでる人が酸欠になるし、どうせ換気必要ならC値2~3でよくないですか? 逆に換気扇の故障に気づかないと酸欠事故起きないですか? 専門家の動画を見ると、第一種換気で熱交換してロスを防ぐって言ってもC値=1.0でも換気の半分以上は換気口以外から換気しているそうなので熱交換器を通らない換気になります。換気から8割熱回収するとしても、5割の8割なので結局4割しか熱回収できていないことになるそうです。換気の熱回収って意味あるんですか? だったら家にもともとあるあちこちのスキマに任せた方が、家じゅうの換気が均等に行えてよいのではと思います。そう考えるとC値1.0で第1種換気って何?って思っちゃいます。 C値=0.2くらいで正圧換気するというのなら理解できます。隙間からは絶対入って来ないようにして、新気取り入れ口は厳重にフィルターして完璧な清浄空気の家にできますね。あるいは負圧換気にして、自分のうちからウィルスを排出しないとか(笑) 基礎断熱・高気密・高断熱・床下エアコンに魅力を感じていましたが、調べていくほど高い技術力が要求されることがわかってきました。 だったらC値2~3で十分だから、断熱はこだわっておいて、各部屋の壁を1面だけ蓄熱レンガにして太陽熱温水器のお湯を回して蓄熱暖房すれば十分じゃないかと。 技術力もいらないし省エネで快適になるんじゃないかと思いますね。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
国の省エネレベルはどんどん上がり、2030年までに住宅も省エネ基準適合義務化となるようです。C値の基準はないのですが、一般の在来木造住宅などは壁内結露対策のため防湿層を設けますのでいやでも気密性能はでます。 壁内断熱+付加断熱として外断熱にし、トリプルガラスの樹脂サッシ、太陽光発電…。住宅の性能を上げるために建築費はさらに上がり、通常の工務店でも坪100万、ハウスメーカーはさらに1割アップなんて時代が来るのでしょうかね。 太陽光をうまく制御、利用することがかなりの省エネになると思っています。 冬季の日射は大きな掃き出し窓であれば電気ストーブ3台分の熱量を日中もらえるのです。住宅のパッシブな設計は、高断熱・高気密とともに大切で、評価されるといいと思います。 話がそれて回答になっていませんでした。 コロナ渦では、窓を開ける換気でなければ通常の換気回数では間に合わないでしょう。 せっかく熱交換換気を行っていても気密性能がなければ換気扇をまわしても吸気口ではなく床下・小屋裏・壁の中やらの隙間から冷たい(熱い)空気が入ってきてなんら意味を成しません。吸気口より大きな隙間が空いていればそこから入るのは当たり前です。 バランスが大切ということでしょう。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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お礼
ご回答ありがとうございます。HEAT20・G2とかのイメージでしょうか。間取りが自由で断熱欠損しやすい形状だったり気密が難しいものまですべて面倒見るなら坪100万もあり得ますね。規格間取りでやればかなり安くなりそうです。 疑問なのはC値2~3を1まで上げるメリットです。おっしゃるとおりC値=3でも自然換気だけでは足りないので、すでに強制換気が必要でしょう。それはつまり機密性能の向上で空調の熱損失が改善するわけではないという事です。 どちらかというと換気のショートサーキットの問題で、でもそれってC値1.0でも5割は漏気だという事ですから、漏気を1割以内に抑えて本当に計画換気・熱交換を機能させたければC値=0.2くらい必要ではないかと思います。だったらC値1.0って何?ってことです。 そんなに極端な事をしなくても暖房なら輻射熱を使えば十分機能します。太陽熱の集熱パネルを使用して基礎や蓄熱材に蓄熱するのがいいと思います。一方、冷房は除湿を伴うのでエアコンがいいと思います。いずれもC値は3くらいで省エネ性能は十分ではないかと思います。 そうなるとますますC値1.0って何って思います。
補足
今検索してたら「すごい家」というのがあって、C値0.2なんですね。これなら計画換気も納得です。