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強制執行空振り後についての質問
- 詐欺師に対する強制執行が空振りし、被害者は対策を求めています。
- 被害拡大を止める方法や日本の詐欺師有利の状況について知りたいとの質問です。
- 有効な選択肢や彼を止める方法について詳しく教えてください。
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1 敵もさるもの引っ搔くもの、詐欺師のような知能犯は法律を隅から隅まで読んでどうすればすり抜けられるかを考えるんですよ。 あの西村ひろゆきさんが堂々とテレビに出てのうのうと暮らしているのがその証拠です。彼はかつて2ちゃんねるの管理人をしていた頃に民事でばんばん訴えられました。だけどその裁判に一切出なくてガン無視だったんですね。で、欠席裁判というのは原告側の要求通りの判決が出るので、彼は億円単位の賠償金を裁判所から命じられる結果になりました。 だけど彼の側にも弁護士がちゃんとついていて、彼が死なないようにちゃんと抜け道を用意しておいたんですよ。だから彼は今でもあんな堂々と生きているのです。 2 「浜の真砂は尽きぬとも、世に盗人の種は尽きまじ」と石川五右衛門がいったとかどうとか。その通りだと思いますね。彼が逮捕されても、他の誰かがまた詐欺を働き、そしてまた騙される人が出てくることでしょう。 3 詐欺師に不利な国なんて、あるのかしら。 アメリカで低所得者向けの保険を売っていた会社が訴えられたんですよ。アメリカって日本のような公的な保険制度じゃなくて、各自が民間の保険会社と契約をして、病院にかかるとその保険会社から支払われるシステムです。低所得者向け保険を売ってた会社は、いざ保険金の請求がくるとなんだかんだと理屈をつけて保険の支払いを拒否したのです。それがあまりにあくどいからと裁判になりました。 そして判決は保険会社の敗訴。裁判所は保険会社に対して巨額のお金を被害者に支払うよう命じたのです。めでたしめでたし。 とはならなかった。保険会社の弁護士は、その保険会社を倒産させたたのです。倒産した会社だから、賠償金を払うことができません。訴えられたのは会社だから、その経営者たちの財産が差し押さえられることもありません。経営者と会社との間では、例え会社が破綻しようとなんだろうと退職金は支払われる契約が事前に結ばれていましたから、彼らはちゃんと退職金がもらえたのです。 同じような話は、世界中どこの国でもあるでしょう。日本でも消費者金融の過払い金の支払いを回避するために同じように会社を解散させた消費者金融会社が沢山ありました。 「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」 大切なことだから、もう一度書きました。 あとその訴えた詐欺師はあくまでフロントマンに過ぎないと思いますよ。そういう事件では、必ず背後に反社の黒幕がいるんです。オレオレ詐欺で受け子が捕まることがあっても本体が捕まることは絶対にないように、その詐欺師を捕まえることができても背後の黒幕までは手が届かないんですよ。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。なかなか難しい事がわかりました。あまり固執せず、少しずつ前を向けたらと思います。ありがとうございました。