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英文の邦訳
The fact that such promissory notes today cannot be cashed in for gold does not take away from their relationship to the sublime and the uncanny. It is important, however, not to lose sight of the fact that the ghostly glow shimmers only on rotting meat, that the other side of the sublime is slime—the messiness of desublimation necessary to create the seemingly pure forms of monetary equivalence and the seemingly pure distinctions between gift and commodity, sacred and profane, that animate whole monetary, mathematical, and market worlds. 上記英文を御訳し願います。
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「質問者からのお礼」を拝見しました。 >最後の方のthatですが,カンマ付で非制限用法になっているようですが,これは例外的ケースでしょうか? 他はマルクーゼなど,フランクフルト学派に思いも掛けずお目に掛かって懐かしかったです。 お訳しもお見事だと素人ながら感心致しました。 thatの使用法だけお教え下さい。 ⇒通常、thatには非制限用法はないとされます。ではなぜ本文ではカンマが付いているかといいますと、先行詞distinctionsと関係詞thatの間に長い語句between gift and commodity, sacred and profaneが介入したためと考えられます。つまり、(先行詞がどれかなどについて)紛らわしさを避けるためにカンマを入れただけで、この関係詞thatは、用法的には制限用法としての機能を担っています。:「貨幣や数学上の市場世界全体を活気づける→区別」。
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- Nakay702
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むずかしいですね! あまり確信はありませんが、以下のとおり、語句と訳文・注をお答えします。 (語句) *The fact that ~:「~というのが事実だ(からといって)」。 *such promissory notes today cannot be cashed in for gold:「今日、このような約束手形類は金と交換できない」。 *does not take away from ~:「~を持ち去る・~が失われることはない」。 *their relationship to the sublime and the uncanny:「それら(約束手形類)の持つ崇高さや不可解/不気味さとの関係」。 *It is important, however, not to lose sight of the fact that ~:「しかるに、~という事実を見失わないことが重要である」。 *the ghostly glow shimmers only on rotting meat:「幽霊の(ようにかすかな)輝きは腐りかけの肉の上でしか見られない」。 *that the other side of the sublime is slime:「崇高さの裏側にはぬめり(のように嫌なもの)がある(のを見失わないこと)」。 *the messiness of desublimation necessary to create ~:「~を生み出すのに必要な昇華(の作業)は面倒・厄介(であること)」。messiness は、messy「厄介な」の名詞形。desublimationは「昇華、凝華」。 *the seemingly pure forms of monetary equivalence:「一見純粋に(汚れのないように)見える貨幣の等価性の形式」。 *the seemingly pure distinctions between gift and commodity, sacred and profane:「一見純粋に見える贈与と商品の区別、聖と俗の区別」。 *that animate whole monetary, mathematical, and market worlds:「貨幣や数学上の市場世界全体を活気づける(ところの区別)」。 (訳文) 「今日、このような約束手形類が金と交換できないというのが事実だからといって、崇高さや不可解な不気味さとの関係が失われるわけではない。しかるに、幽霊のようにかすかな輝きも腐りかけの肉の上でしか見られないという事実を、崇高さの裏側にはぬめりのように嫌なものがあるという事実を見失わないことが重要である ―― つまり、一見純粋で汚れのないように見える貨幣の等価性の形式を生み出し、貨幣や数学上の市場世界全体を活気づける、これも一見純粋に見える贈与品と商品との区別、聖と俗との区別を創出するのに必要な昇華*の作業は面倒で厄介なものである、ということである。」 *desublimation「昇華」について:ウィキペディアによれば、"Repressive desublimation"「抑圧的な昇華」なる語句は、フランクフルト学派の哲学者で社会学者のヘルベルト・マルクーゼが1964年の作品「一次元的人間」で最初に造った用語であり、高度な産業社会において、「技術的合理性の進歩が反対派と超越を清算する方法」を指し、「より高い文化」の要素である、といいます。
お礼
丁寧なご解答に感謝致します。 最後の方のthatですが,カンマ付で非制限用法になっているようですが,これは例外的ケースでしょうか? 他はマルクーゼなど,フランクフルト学派に思いも掛けずお目に掛かって懐かしかったです。 お訳しもお見事だと素人ながら感心致しました。 thatの使用法だけお教え下さい。お願い致します。
補足
これも一見純粋に見える贈与品と商品との区別、聖と俗との区別を創出するのに必要な昇華*の作業は面倒で厄介なものである このお訳しですが主語が2つ有るようで少々気になりました。 尚ご指導下さいますようお願いします。
お礼
良く分かりました。 ご指導に感謝致します。