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天皇制は今後も必要ですか?
天照大神という架空の存在を中心に置いたのは、科学技術が発達してなかった時代、やむを得なかっただろうと思うし、 今でも科学技術により解き明かされていないことだらけなので、 今後も天照大神を崇め奉って構わないだろうと、私は思います。 しかし、なぜ天皇という生身の人間を真ん中に据えたのか、そこが理解出来ません。 天皇家には庶民のような自由は無いんですよね? 庶民感情で見てみると、個々人の性格で安住出来ると思う方も居れば、一刻も早く飛び出したいと思われる方もおられると思います。 それをじゅっぱひとからげで軟禁状態に置くのはいかがなものなのでしょうか? 今回の眞子さまの結婚がその典型的な例だと思います。 増して、血が濃くなるということで民間から嫁ぐということを容認しているということは、一般庶民の感覚と何ら変わらないと思うのですが、その辺どういう理屈の上で庶民と一線を画しているのでしょうか?画さないなら天皇制の大義名分は?
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- eroero4649
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必要なのかといえば、必要なのだと思います。 ただし、それを決めるのは我々しもじもの者ではなく、時の権力者です。 「天皇機関説」というのがあります。天皇というのはその人そのものが権力(決定権)を持っているわけではなく、時の権力者にお墨付きを与える公認機関として権力者にとって利用価値があるので今まで存続できた、というものです。 大日本帝国どころか、現在の日本国でも天皇の位置は謎です。 内閣は天皇に任命を受けてようやく「公式」に発足となります。天皇の任命を受けないとその内閣は正当な政権ではないのです。だから政治の都合でその任命を行う親任式が深夜になって、昭和天皇や現上皇(平成天皇)は夜中に付き合わされたことがあります。親任式をやらないと内閣が発足できないからです。 じゃあ天皇が『俺ぁアイツは気に食わねえ。任命しねえ』と言い出したら?あるいは気に入った誰かを任命しようとしたらどうなるのか。 実は「できない」のです。天皇が任命しないと内閣は認められないのに、その任命の権利を天皇は有していないのです。変なの。これが日本の天皇という存在なのです。 これは大日本帝国とて同じで、昭和天皇は一度、政府の方針に逆らおうとしました。それはなんだったのかというと「日米開戦」でした。 昭和天皇はイギリスへの留学経験もあるので英米の実力というのを知っており、特に留学先で親近感も持っているイギリスとの開戦には最後まで反対していました。けれど内閣や侍従長が「なんとかしますから」といって無理矢理天皇の同意をとりつけていたのです。 大日本帝国では、天皇が参加する「御前会議」というのがあり、この御前会議で決定されたことは天皇の裁可を受けたものなので正式に採用されたものとなります。当然「日米開戦」という国家の重大事には御前会議における天皇の裁可は必須となります。 その御前会議で、昭和天皇は「発言する」と言い出しました。御前会議では天皇は発言するという前例はなく、まあ要するに差し出された書類にハンコを押すだけの行事だったんですね。その御前会議で「発言をする」とは即ちそこにきて「これはダメ。却下」と差し戻す可能性があることを示唆したのです。つまりそのくらい昭和天皇は日米開戦に反対でした。 それを聞いた侍従長と内閣はとんでもなくびっくりして大騒ぎ。「そのような前例がございませんので」といって必死に天皇を説得して発言をさせないようにしました。 日本人のメンタリティって、私も同じ日本人なんですけど謎なんですよね。開戦もそうなら終戦もそうで、今度は終戦をするときは天皇のあの終戦の放送のレコードを奪って終戦を止めようとした(つまり戦争を継続させようとした)ことまでありました。これを宮城事件といいます。映画「日本のいちばん長い日」でこの事件が描かれています。 このときは宮城事件のクーデター未遂だけではなく、放送直前に警備の海軍軍人も突然レコードを奪おうとして取り押さえられる場面もありました。 そのくらい狂信的に戦争継続を望んでいた一派がいたのに、天皇の詔勅が出るとあら不思議。あれほど終戦に抵抗していた軍は誰一人命令に反することなく、降伏に従ったのです。 イギリスのチャーチル首相はそのあまりの温度差に、お得意の皮肉で「日本人は喉ぶえに食らいつくか、ひれ伏すかだ」と評しました。 とにかく天皇(という存在)が「こうしなさい」っていうと日本人は自動的に(なぜか)従うのです。あの眞子さんのことだって、もし天皇が「二人を祝福してあげなさい」っていったら国民は誰も文句をいわなくなりますよ。それこそそれに異論を唱えたら「天皇の言葉に従わないお前は逆賊だな!」っていわれてしまいますからね・笑。 「天皇がいえば全員が従う」なら、権力者が手離すわけがありません。自分自身はどんなに不人気でもいいのです。天皇が「コイツを認める」といえば日本人はみんなそれに従ってくれますから。 だから「今後も必要」なのです。権力者にとってね。
- lolipop-sapporo
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全く必要ありません。 「日本の存続には必要不可欠」などとおっしゃる方もいますが、それは何の根拠もない「オカルト」または「宗教」に過ぎません。 第二次大戦の敗戦後にGHQが皇室の存続について協議したそうですが、「皇室の数を減らして存続させればそのうち自然消滅するだろう」との結論に達して、宮家をほとんど消滅させたうえで天皇制の存続を許したそうです。 >天皇という生身の人間を真ん中に据えたのか これはいわゆる「神輿」なんですよ。古代からほとんどの天皇に実権はなく、周囲の貴族・武士たちが実権を握り続けそれが敗戦まで続いてしまったというのが現実だと思います。言い換えれば、天皇を中心に据えて「既得権益」を貪る連中が古代から存在したということです。 今でも「内閣総理大臣」を裏で操るような黒幕的政治家がいるじゃないですか(笑)。
- dragon-man
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天皇制は目に見えない力があって、日本国の存続にとって重要不可欠な制度ですが、今度の結婚トラブル話で、天皇制の存在意義が大きく揺らぐでしょうね。この結婚にかかわる天皇制について異議を唱えるこの質問がそれを示しています。天皇制についてこう言う疑問を持つ国民が増えることは、天皇制の終わりの始まりかもしれません。それは同時に、日本の終わりの始まりにもつながるでしょう。やがてフランスのような共和国になるか、下手をすると中国のような共産独裁社会になるかもしれない。日本人がそれを望むかどうかはさておき。それくらいの大問題です。
- cajorei2021
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必要ないです。 時代錯誤な人権抑制という文化を維持し、それに甘んじてくれる人がいるという遺産を残すことに意味があるわけです。 例えば京都の街並みは古すぎるから現代風に建て直すべきだという意見があったらどう思いますか? 人権が抑制されている立場に甘んじてくれているから国民は税金を使って最上級の生活保護を受けさせることを許容してるのに、そんなに自由がほしいなら天皇制を廃止して、税金を使わず我々と同じように自分たちで生計を立ててくださいって話になります。 国民にとっては遺していきたい文化だけど、無くても国民の生活にはまったく影響を与えないはずです。 なので別に天皇制を廃止してもらって構いません。 ただし、天皇制を遺して税金を使って良い生活しつつ、自由気ままに生きるってのは筋が通らないし、そんなもの文化でも何でも無いのでやめろというだけの話です。