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ドングリ(マテバシイ)の殻と小枝の利用法
- ドングリ(マテバシイ)の殻と小枝の活用法とは?
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- ドングリ(マテバシイ)の殻と小枝を有効活用する方法とは?
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- bannzaiusagi
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期間はかかるものの、堆肥に出来ます。 結構細かく砕く事が出来ない場合は「一度中にも熱が入る迄茹でてから」出来る大きさに砕く必要があります。 中に幼虫が入っていれば羽化してその場所に多すぎる程の数が棲みつき、成虫の食べ物になる植物があればそれに害が出る事もありえますから。 乾燥途中で殻から逃げ出てきてしまう事も多くて、幼稚園や保育園では公園や山に行きみんなで拾ってきたものをすぐには遊びに使わせず、茹でて乾燥させてから子供に与えるそうです。虫がいないとしても洗うのよりも確実に殺菌が出来て汚くなく、安心して子供に与えられますよね。 洗って乾燥させた後に表面に虫の穴や割れなどの傷が無く綺麗な物だとドングリの袴(帽子部分)を接着剤で付け戻してから秋のリースやスワッグにアクセントとして松ぼっくりと共に飾りとして使う人もいます。 結構秋の飾りとしてのハンドメイド材料や子供の工作材料に採りに行く事が出来なくて欲している人も居るので、安価で販売アプリなどに出品する人も。 茹でてからできれば細かく砕けば堆肥の作り方によっては分解が早いのですが、これは堆肥の作り方の種類がいくつもありますし作る人の技量も関係しますので、殻が残っていてもそれほど気にする事はありません。ただしドングリだけでは無くて堆肥材料は種類を多くして大量の土をべ-スにしてところどころに少量づつ埋めたり、積んでいくのでも時々肥えた土や古土も混ぜ、出来上がった時に堆肥と土の中間の様な物に作り上げると有用生物が多く殖え、発酵さえ失敗しなければミミズや地中の昆虫が中の実も食べてくれますし、殻や袴や小枝には有用菌のカビやバクテリアなど微生物が住み付いて分解してくれます。 一緒に混ぜる堆肥材料は要らなくなった古い藁や、刈ったり抜いた雑草、野菜の収穫残渣など生の物は細かく切り軽く干してから混ぜます。濡れている物は出来れば小さく切り分け、あらかじめお茶類などの出し殻を乾燥させ砕いたものをまぶしてから混ぜます。広葉樹の落ち葉も一部を除けば混ぜられます。混ぜられないのは椿類の様な常緑で照葉の種類とイチョウの葉と、葉から放出する成分に殺菌作用がある桜の木の葉。野菜や台所から出る残渣だとドリップコーヒーの出し殻は普通の堆肥化では分解が難しく不可。イネの脱穀後の籾殻と(籾殻燻炭にしないと分解しにくい)玉ねぎの皮と柑橘類の皮や絞りかすなど。堆肥には動物性の残渣は絶対に入れない事。腐敗臭やハエ類の発生原因になります。 基本的に堆肥容器内を使うなら最初に底に小枝を多く入れて水はけを図り適度な湿り気(あまり湿りすぎても良くない)を保ちながら材料を入れて時々混ぜて行きますが今時期からは気温が低く分解速度は 遅くて冬は地域や量によっては中の生物の活動がほぼ止まるので、今時期混ぜておいたらこれからの寒い時期は材料を追加せず時々混ぜて切り返すか、その場から別の場所に移して上下を返し良く混ぜておくくらいしかないかも。 堆肥が分解し始めるのは暖かい環境なので、もし出来るなら暖かいところに置ければ分解は屋外よりも早いです。冬でも量が多く積んであれば中に長い温度計を突っ込んでみると結構暖かくて有用生物が動いている様ならその状態のまま動かさず、時々有用菌のEM菌が混ぜてある堆肥化促進剤を少量上の方にばら撒いたりEM菌入りの市販の培養土などいれて軽く混ぜると他の微生物やエサが追加出来て分解や発酵が少し早まります。 春に成ったら掘って別の場所に移し1~2か月置いて、その後また移した後は(堆肥化容器に入れていれば出して地面に積む)上にビニールをかけておけばもう1~2か月も経つと大抵出来上がっています。目安は堆肥の匂いを嗅いでみて不快臭やアルコール臭が無く、土の匂いがする物。このくらいに成っていれば殻や袴や小枝の砕いた形が残っていても中は脆くなっているので空気に触れていくうちに徐々に崩れますし、地中でもカビや微生物などが分解してくれます。使用目的が畑の中の有用生物のエサとして堆肥を混ぜるので、完全に分解してしまってはただの土で養分も減りかえって良くなく、市販の完熟腐葉土の様に見た目は少し形の残っている方が良いのですよ。 ドングリは肥料としては使えません。実の養分に糖質も多いので地中に混ぜれば腐ってしまい作物の根が傷みます。 堆肥は肥料の働きをするものでは無く、有用な生物の住処兼食べ物です。植物栽培に混ぜて使うなら必ず堆肥化して正常に出来上がった状態で混ぜる量も土の量の1割、多くても2割未満に留めて下さいね。あと、化成肥料を多く使う栽培は地中内の有用生物を死滅させ毎年 肥料に使うと年々土が痩せてしまいます。使う肥料は出来るだけ有機肥料を、化成肥料は追肥時に少量使うにとどめ毎年土作り時に何らかの種類の堆肥を混ぜると(植物の繊維質が半分解で混ざっている性質である馬糞と敷き藁や稲わらで作った堆肥が手に入れば良く、他にヤギや羊やウサギなど草食家畜の糞の堆肥化した物、良質なバーク堆肥など。ただし牛糞堆肥は繊維が分解しつくされていて混ぜると土が雨後にべたつき乾燥すれば硬くなる、他にもリスクがあるので不可)年々土質も改善し状態の良い土が保て、あまり肥料を欲しない性質の野菜、特に薬味野菜やハーブは小ぶりですが締まった育ちで、病害虫も付きにくく味や香りが際立ちます。