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辞書例文 文法解釈 past

ジーニアス辞書の past 前置詞の項目の例文についての質問です。 [場所]…のそばを通り過ぎて; …を通り過ぎた先に the church (which) we went past 我々が通り過ぎた教会 《◆×the church past which we went は不可》 なぜ、the church past which we went は不可なのか理解できないです。 この文章でpastを関係代名詞の前に置けない理由を特定することができないです。 解説宜しくお願いします。

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  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10005/12514)
回答No.3

微妙な問題ですね。確信はありませんが、以下のとおりお答えします。 >ジーニアス辞書の past 前置詞の項目の例文についての質問です。 [場所]…のそばを通り過ぎて; …を通り過ぎた先に the church (which) we went past 我々が通り過ぎた教会 《◆×the church past which we went は不可》 なぜ、the church past which we went は不可なのか理解できないです。 この文章でpastを関係代名詞の前に置けない理由を特定することができないです。 ⇒なるほど、確かに『ジーニアス英和大辞典』でそう説明されていますね。 翻って、例えばthe church by which we wentならどうでしょう。これ言えそうですね。ところが、the church past which we wentとは言えない。おそらく、byが純粋な前置詞で、「pastが転用された前置詞である」ということが関係していると思われます。事実、上掲の辞典にもあるように、pastは中英語のpassen「通り過ぎる」の過去分詞で、まず形容詞として、それから副詞として、それからさらに前置詞として流用されるようになったという経緯があります。 つまり、the church we went pastと言うときのpastは、前置詞という意識より副詞という意識の方が強い、ということではないでしょうか。文法は実用の後付けですので、「必ずしも常に明確に区分できるとは限らない」ということでしょう。確かに上掲の辞典ではこれが前置詞の用例として挙げられていますが、少なくとも言語使用者の意識はそのように明確な区分は念頭にないだろうと考えられます。文法は、状態としては線的につながっているものを、「半ば人工的に分節する」わけですから、このような微妙な食い違いはおそらく他にもたくさんあるだろうと推測されます。 結論として言えることはこうです。つまり、「byのような本来の前置詞はthe church by which we wentと言えるが、pastのように転用された前置詞はthe church past which we wentとは言えない。pastが副詞として用いられている例であるという意識が働くからであろう。ただし、それは今後もずっと通用しないとは言い切れない。状況次第では、それが正文であると言えるような変化があるかも知れない。〔逸れますが、「白牡丹と言ふといへども紅ほのか」(高浜虚子)は、自然の実情・有り体について、言い得て妙である。〕 以上、推測交じりで恐縮ですが、ご回答まで。

noname#252302
質問者

お礼

たいへん分かりやすく細やかに解説してくださりありがとうございました。 そのため、理解を深めることができました。 「昔の人も、こう言った現象をちゃんと捉えて表現していたんだ」と勉強になりました。 いつもわたしのためにお時間割いてくださり ありがとうございます。

その他の回答 (2)

  • SPS700
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回答No.2

 #1です。補足です。 《◆×the church past which we went は不可》って言っても、いいんじゃないかな、と思ってアメリカ人の米語ネイティブの人に聞いてみると、「書く文章ならね」ということでした。  話す時には言わないそうです。 

noname#252302
質問者

お礼

実際のネイティブの方にも 聞いてくださって、知らせてくださりありがとうございました。 とてもためになりました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

That is the kind of English up with which I will not put. は、ウィンストン・チャーチルが言ったとされる言葉ですが、その変種は下記にもあります。 https://brians.wsu.edu/2016/11/14/churchill-on-prepositions/  要するに「文を前置詞で終わらせてはいけない」という文法というよりは修辞上の決まりを揶揄したもので、理由というより、そんなこと普通は言わない、茶目っ気たっぷりのチャーチルなら言ったかも、という一種の都市伝説です。

noname#252302
質問者

お礼

英語圏で、 この辺りの文法は固まっているわけではなく、慣習的な文法から外れた遊び的自由さがあるんだと、知ることができました。 わたしのためにお時間割いてくださり ありがとうございました。