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林家木久扇って
いったいなにがすごい人なのでしょうか? 落語家として大成して笑点などでも有名ですが、焦点を観ている限りではそこらの居酒屋に居る面白いおやじくらいにしか思えません。 高座などはみたことがないですが、ものすごい演目を一度も噛まずにすらすらと語れるような凄い人なのでしょうか??
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そらね、昭和の頃はキレのあるボケをかました人気も実力もある噺家さんだったんですよ。 ここ10年くらいは衰えがひどくて、往年のファンとしても見るのがつらいくらいですね。本人が降板しないと頑張っているのか、番組が「死ぬまでやってください」といっているのか。 噺家の最晩年ていうのは、もうファンも認知症を面白がっている部分があるんです。古今亭志ん生師匠が最晩年に「えー・・・」といってそのまま高座で寝ちゃうと「面白いからそのままにしておけ」とみんな居眠りする志ん生師匠をクスクスいいながら見てたとか、これは私も実際に経験したのですが、最晩年の先代桂文治師匠が出てきて、もうヨレヨレでひたすら噺がループして前に進まない。さっき話したところにいつの間にか戻ってて文字通りに壊れたレコードみたいになっているのですが、話がループするごとに会場は大爆笑。私も「このままこれはどうなっちゃうんだろう?」とドキドキしながら見た記憶があります。 「オンボロになって朽ち果てるのを見るのも、落語の楽しみのうち」なのかもしれませんね。