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コロナワクチンの体内拡散 作用領域
筋肉注射されたコロナワクチン中のmRNAは体内でどの程度拡散されるのでしょうか。例えば、注射部周囲2㎝の領域のみでコロナmRNA断片がヒト細胞に作用して擬コロナスパイクを形成させ直ぐに消滅するのでしょうか。コロナmRNA断片が消滅してから、ゆっくりと抗体が発生(抗体価が上がる)といった機構でしょうか。
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筋肉注射の意図は、「注射したものがそこに留まって欲しい」からです。今回のmRNAワクチンの場合、細胞に侵入し、細胞に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が免疫に特定される鍵となる「抗原」という一部分だけ合成させます。 合成はしばらく続き、「抗原」が全身をめぐります。体の各部の免疫は、それぞれで「抗原」を学習します。 mRNAのmはメッセージという意味です。細胞にとってはワクチンのmRNAに限らず、様々なメッセージを受け取り、メッセージにそって合成しています。今回のワクチンでは、使用されたmRNAがふたたび細胞外に排出されたりはしませんし、同じmRNAを合成するメッセージもありませんから、抗原を合成させ始めた時点で消えているという認識で良さそうです。 mRNAはとても壊れやすいため、今回のワクチンではmRNAごとに脂質で包んでいますが、それほど長持ちはできません。ファイザー社製の場合、2度から8度での保存で5日です。接種されたワクチン自体は、人間の体内ではもっと早く分解されるでしょう。 抗原が合成される期間は、接種の間隔とほぼ同じなようです。ファイザー社製の場合は、3週間なので、この期間抗原が合成されていると見込まれます。 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
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