お墓に入る資格には「戸籍上」のことは関係ありませんから、
「戸籍上こんな関係の人は一緒には入れない」という決まりはありません。
内縁の夫婦はもちろん、友人同士など他人同士でも一緒に入る事ができます。
戸籍上の関係や姓がどうこう、というよりも、今後その仏さまをお守りする遺族がいるかどうか、が最大の問題でしょう。
ですから夫の姓を名乗ったままのお母さまが、ご実家のお墓に入ることは可能です。
ご実家でお墓を守っていらっしゃる跡取りさんがOK、といえば
お寺さんも「このひとは一度お嫁に行ってるから」「姓が違うから」などという理由で
お墓に納骨するのを拒否するような事はしないと思います。
(ただし、お子さんであるpiggieさんがいるので、今後のお母さまの法事の施主は実家の跡取りさんではなく、
piggieさんが行う、ということが条件になるかもしれないですが)
ご参考までに、
私の実家の父は次男なので、本来は自分でお墓を用意しなければならない立場でした。
しかし、父の兄の家も私の家も子供は女ばかりで全員お嫁に行っており
実家の姓を名乗るものは誰もいません。
父の兄夫婦と私の両親夫婦の4人で我が家の姓はおしまいだから、これ以上お墓は増やさずにみんなで入り、
娘達みんなでお墓を守ってもらおう、という冗談半分の口約束をした矢先に私の父が他界しました。
おじである父の兄はその約束を守ってくれて、父は実家のお墓に入っています。
お寺との相談で墓の「持ち主」はおじですが、葬儀の喪主や法事の施主は私の母で、
「新たな檀家」ということになっています。
お寺さんも本来はお墓を新たに買ってもらうほうがもうかることにはまちがいありませんが、
「次男以下であることにこだわって新しいお墓を買っても、その後だれも参らずに無縁仏同様」と
なってしまうくらいなら、
少子化の今の世では「なるべく参ってくれるひとが多くなるように」というほうを
檀家に勧める傾向があるようですね。
お礼
ほうほう・・・なるほど。とても分かりやすいご説明をありがとうございました。まだちょっと早い話ですが、いずれその時が来たら母の望みどおり、実家のお墓に・・・と考えています。実は母の実家の長男(母の兄)が1人身なんですね。次男もいるのですが、恥ずかしい話が次男の家族側とうまく行ってないものですからmonchanさんのご家族・ご親戚がうらやましいです。皆で皆を守る・・・。参ってくれる人が多くなるようにというのは素晴らしいことですね。普段あまり気にもとめなかったことだけど大事なことですね。ありがとうございました。