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ベルトラン・チェビシェフの定理について。
p を素数, x を有理数とする. x = 0 のとき, 整数における素因子分解の一意性により, x=pmab, a,b∈Z, gcd(a,p)=gcd(b,p)=1 となるような整数 m が (p と x に対して) 一意的に定まる. この m を ordp(x) で表す. また, ordp(0) = ∞ と定める. ordp(x) を x の p 指数という. これはどういう事でしょうか?ご教授頂けると幸いです。すみませんが。
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pを素数,xを有理数とする. x≠0 のとき, xは有理数だから 分子が整数c分母が自然数bである分数c/bで表されるものを 有理数という 有理数の定義から x=c/b となる整数c,自然数b∈Zが存在する c,bが互いに素でない場合はc,b公約数で約分して c,bが互いに素な既約分数にできるから c,bは互いに素(gcd(c,b)=1)とする cはp^mで割り切れ,p^(m+1)で割り切れないような非負整数mが存在するから c=ap^m aとpは互いに素(gcd(a,p)=1) となる 整数a∈Zが存在する gcd(c,b)=1 に c=ap^m を 代入すると gcd(ap^m,b)=1 だから gcd(b,p)=1 c=ap^m を x=c/b に代入すると ∴ x=(p^m)(a/b) a,b∈Z,gcd(a,p)=1,gcd(b,p)=1 となるような整数mが存在する x={p^(m1)}(a1/b1)={p^(m2)}(a2/b2) a1,b1∈Z a2,b2∈Z gcd(a1,p)=gcd(b1,p)=1 gcd(a2,p)=gcd(b2,p)=1 となるような整数 m1≦m2があるとする {p^(m1)}(a1/b1)={p^(m2)}(a2/b2) ↓両辺にb1b2/p^(m1)をかけると a1b2=a2b1{p^(m2-m1)} gcd(a1,p)=1だからa1とpは互いに素だから a1はpを素因数に持たない gcd(b2,p)=1だからb2とpは互いに素だから b2はpを素因数に持たない だから a1b2はpを素因数に持たない だから p^(m2-m1)=1 ∴ m2-m1=0 ∴ m2=m1 ∴ x=(p^m)(a/b) a,b∈Z, gcd(a,p)=gcd(b,p)=1 となるような整数 m が (p と x に対して) 一意的に定まる.
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- muturajcp
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x=0 ではありません間違いです x≠0 です x=pmab ではありません間違いです x=(p^m)(a/b) です pを素数,xを有理数とする. x≠0 のとき, 整数における素因子分解の一意性により, x=(p^m)(a/b), a,b∈Z, gcd(a,p)=gcd(b,p)=1 となるような整数 m が (p と x に対して) 一意的に定まる. この m を ordp(x) で表す. また, ordp(0) = ∞ と定める. ordp(x) を x の p 指数という. ------------------------ pを素数,xを有理数とする. x≠0 のとき, x={p^(m1)}(a1/b1)={p^(m2)}(a2/b2) a1,b1∈Z a2,b2∈Z gcd(a1,p)=gcd(b1,p)=1 gcd(a2,p)=gcd(b2,p)=1 となるような整数 m1≦m2があるとする {p^(m1)}(a1/b1)={p^(m2)}(a2/b2) ↓両辺にb1b2/p^(m1)をかけると a1b2=a2b1{p^(m2-m1)} gcd(a1,p)=1だからa1とpは互いに素だから a1はpを素因数に持たない gcd(b2,p)=1だからb2とpは互いに素だから b2はpを素因数に持たない だから a1b2はpを素因数に持たない だから p^(m2-m1)=1 ∴ m2-m1=0 ∴ m2=m1 ∴ x=(p^m)(a/b) a,b∈Z, gcd(a,p)=gcd(b,p)=1 となるような整数 m が (p と x に対して) 一意的に定まる.
- muturajcp
- ベストアンサー率78% (508/650)
x=0 ではありません間違いです x≠0 です x=pmab ではありません間違いです x=(p^m)(a/b) です 間違った質問には答えられません pを素数,xを有理数とする. x≠0 のとき, 整数における素因子分解の一意性により, x=(p^m)(a/b), a,b∈Z, gcd(a,p)=gcd(b,p)=1 となるような整数 m が (p と x に対して) 一意的に定まる. この m を ordp(x) で表す. また, ordp(0) = ∞ と定める. ordp(x) を x の p 指数という.
補足
整数における素因子分解の一意性により, x=(p^m)(a/b), a,b∈Z, gcd(a,p)=gcd(b,p)=1 となるような整数 m が (p と x に対して) 一意的に定まる. この m を ordp(x) で表す. また, ordp(0) = ∞ と定める. ordp(x) を x の p 指数という. ここをもう少し詳しくご教授頂けると幸いです。すみませんが。
補足
x≠0 のとき, 整数における素因子分解の一意性により, x=(p^m)(a/b), なぜ、このように言えるのでしょうか?ご教授頂けると幸いです。すみませんが。