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なぜ、人口動態統計と警察庁の発表に食い違いがあるのですか
警察庁の発表によると2003年度の自殺者は 3万4427人となったということですが、 厚生省の人口動態統計を見ると3万2082人となっています。 また、警察庁の発表によれば、自殺は6年連続で 3万人台を維持しているということになりますが、 人口動態統計を見ると、2001年が2万9375人、2002年が2万9949人です。 もちろん実際の自殺はずっと多いでしょうから細かい話になりますが、 両者は、どうして数字が違うのか知りたいです。 統計の取り方に違いがあるんでしょうか。 教えてください m(_ _)m
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「人口動態統計」では、 ・調査年に死亡したものとして、翌年の1月14日までに戸籍法に定める死亡届が提出されたもの ・日本における日本人の死亡であるもの ・死亡診断書の「死亡の原因」欄等の記載事項から、死亡の原因が自殺であると判定できるもの を自殺による死亡数としています。 警察庁の統計では、 ・調査年に警察が事象の発生を把握し、自殺と判断したもの を自殺による死亡数としています。 これらの違いにより、 ・外国人が日本国内で自殺した場合、警察庁の統計には含まれるが人口動態統計には含まれない。 ・自殺の実行から発見までの間に年をまたいだ場合、両統計で計上される年に差異が生じる。 ・医師による死体検案による所見と後の警察の判断が異なった場合、人口動態統計側の処理として、本来は医師が死亡届が提出された市区町村(あるいは所轄の保健所か?)に訂正報告を行うことが制度上規定されてはいるものの、必ずしも全数が励行されていないかもしれない。 といった理由で差が出ることが考えられます。
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とても勉強になりました。 正確なご回答ありがとうございました。