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人に対して使うヤツとモノに対して使うヤツの意味
前者は憎悪とか軽蔑の意味が含まれていますが、後者にはそういう意味がないと思います。これはなぜでしょうか。
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「やつ」という言葉は確かに「軽侮」の意味で使われることも多いのですが、本質は「人(物・事)を第三者的に突っぱなして言う言葉」(「新明解国語辞典」)だと思います。なので「文脈により、親愛・敬愛の意を含めて言うこともある」(同辞典)ということになります。 例えば、通夜の席で故人と親しかった友人同士が「いいやつだったな」と言っている情景を想像すれば、そこには軽侮する意図はなく、親愛・敬愛の意を込めていることは明らかです。 物に対して使う場合にも、人に対して使う場合と同じく、軽侮の意味を込めて使う場合もあれば、親愛の情を含めている場合もあると思います。例えばもらったマスクが小さ過ぎて「こんなやつは役に立たない」と言うのは前者ですし、適当な大きさで思ったより高品質で「いいやつをもらえて良かった」と言う場合は後者でしょう。
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- SPS700
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モノを憎悪したり軽蔑しても、エネルギーの無駄遣いだからです。
お礼
同じ言葉でもものにつかうと、そうなるのですね。
- hiodraiu
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そもそもですが物に対して憎悪とか軽蔑なんてありますか? まあ、世の中には物にあたる人とかいますから、全く無いとは言いませんが、普通は無いと思いますよ。
- -ruin-
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たしかに。 ヤツというのがモノ基準だからではないでしょうか? 当たり前の話ですが、人間とは違いモノに敬語を使ったり配慮した言い方をする必要はありません。なので本来モノに用いるべき単語であるヤツを人間に用いた場合ある種侮蔑的な表現になるのではないかと思います。 または、奴というのはそもそも逆に身分の低い相手に用いる言葉なのでそれをモノに用いた場合は先述の理由で妥当性を感じるのかもしれません。どちらが先かという話は分かりませんが後者のほうが可能性が高そうですかね。
お礼
このご教示も納得できるものですね。死語に近いですが、奴さんという言い方がありましたね。軽蔑までも行かないが軽んじた言い方ですね。
お礼
なるほどですね。納得できました!