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アメリカは米中貿易戦争に中国に勝てたのにアメリカ側
アメリカは米中貿易戦争に中国に勝てたのにアメリカ側から振り上げた手を下げたのはなぜですか? 輸出入規制で品目はアメリカの方に部があった。
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トランプが仕掛けた貿易戦争の骨子は、 1.巨額な米中貿易収支の米国の赤字は不当で理屈抜きに改善すべき。これはNAFTAを覆して新たな北米貿易協定USMCAを作ったり、日韓EUに圧力をかけたWTO違反とも思える自国第一主義の話し。結果的に日本は漁夫の利を得た形でまずまずフェアな形で日米貿易協定を締結しましたが世界的には米国は許されない。 2. 中国が、米国や他国の技術や知的財産を侵害してビジネスをしていることに対する制裁。これには日本やEUも賛同して、いけっトランプと言うのが本音です。 3.5Gや監視カメラ、ドローンなどの先端技術で、中国がアメリカをうわまわってしまい、世界の覇権、アメリカの安全保障上多少手荒な方法でも中国を止める。この問題は、自由と資本対全体主義国家の戦いで、アメリカ一国だけでは戦いきれない。 2は、違法コピー問題は別に、中国に投資、進出したい企業とのWin-Winでもあったものを、トランプが押し切って、1とともに譲歩を引き出した。よくやったと思います。一方で3は本質的でも攻めきれない中でトランプも次の大統領選に集中しなければならなくなった。もともと米中貿易戦争は短期的には米国経済にマイナスになるので、大統領選までは、とりあえず停戦と言うことでしょう。 3は重大な話なので(何せ産業革命以降、民主主義、自由経済、資本主義の国家の連合が科学技術も経済も覇権を持ってきたのに、異質の政治体制国家に世界のリードを握られかねない危機)一旦選挙前の停戦をしてもチャラには出来ないでしょう。 これは世界の2大巨人の戦いで、その下で日本は危害が及ばないよう右往左往しているのですが、将来を見越してどう立ち回るか、重要局面です。
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