- ベストアンサー
よう素フラスコについて
よう素フラスコの正しい使い方がわかりません。 JISの亜硫酸ナトリウムの純度の試験操作で、「よう素溶液と、亜硫酸ナトリウムをよう素フラスコに入れる」と、あるのですが、共栓のまわりに水を入れるという指示がありません。 ならば、共栓つきの三角フラスコでもいいのでしょうか? また、水を入れるとすれば、どういうタイミングで、どのくらい入れればよいのでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「ヨウ素フラスコ」を使うと言うことは、当然、杯部に水を入れるので、書くまでもない訳です。 ヨウ素フラスコを使う理由は、ヨウ素が昇華性を持つからです。 試料と試薬を反応させて発生させた後、滴定の直前にフラスコの栓を開けて水を加える際、昇華して気相中に在るヨウ素が逃げるのを、杯部の水で捕捉するのです。 杯部に水を入れるのは、沃化カリ水溶液を加えて手早く栓をしたら、直ぐに入れます。 水の量は、20~30ccくらいでしょうか、、、多めの方が良いです。 と、ここまで、一般に言われている事を書きました。 しかし、溶液中に過剰のKIが存在すると、ヨウ素はKI3(-)イオンになって水溶液中で安定し、ヨウ素の昇華は殆ど起こりません。 なので、私は沃化カリ溶液を多めに添加するだけで、ヨウ素フラスコは使っていません。 沃化カリとの反応後、フラスコを横から眺めて、フラスコ気相部が薄っらと紫色になっているか確認して下さい。 色が付いていないなら、ヨウ素フラスコは不要です。
お礼
早速のお返事ありがとうございました。 気相部は、うっすら黄色だったと思います。 ちょっとは昇華しているんでしょうね。