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カセットデッキのヘッドの消磁効果について
皆さま、こんにちは。 今、私はA&Dのデッキを使用しています。手持ちの古いヘッドイレイザー・MaxelのHE44で約50時間に一度、消磁をしています。消磁をしない場合は音質などに悪影響があるのでしょうか? 回答をお待ちいたします。
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はじめまして♪ ヘッドの消磁が有効なのは、通常利用状況であれば、再生専用ヘッドのみ。と考えて下さい。 ❇︎録音/再生兼用ヘッド、消去ヘッドでも、ほぼ再生のみ、という場合には有効でしょう。 時々録音を行っていますと、録音ヘッド、兼用ヘッド、消去ヘッドには、交流バイアスが用いられるので、それで偏った磁化は解消されます。 磁化したヘッドでは磁気的な歪みが出てしまい、微小ではありますが再生音に悪影響を与えますし、テープに対して磁力を与えているわけなので、こちらも微小ではありますがテープに記録された磁気変化を変えてしまいます。 まぁ、何年もヘッド消磁をしないまま、悪影響が現れやすいスリーヘッド機、あるいは録音を行わず、再生のみなどの場合でもなければ、消磁後に明確に音が変わった。なんて話にはならないと思います。 今はカセット利用から離れてしまいましたが、私も過去にはTDK製のカセットハーフ型ヘッドイレイサを利用していた事もありました。でも、どうも私が当時愛用していたデッキのヘッド位置とは少しズレている感じがした事と、中古でしたがオープンデッキを入手した事もあって、テアックのE-3というイレーサをメインにしていました。 実感として、消磁後に音が違う。と感じた事はなく、むしろ聴いて判るほどの悪影響が出る前に消磁していた。という考え方で納得してましたよ。 過去の利用経験ですが、参考になれば幸いです♪
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- 9133313
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ナカミチ・ドラゴンのカセットデッキを使っていました。 ヘッドイレイザーはTDK商品を使っていましたが、あまり音響の変換は体感できませんでした。 「メンテナンスしていますよ」という自己満足感だったかもしれません。 それよりも、カセットテープの直接ヘッドをこする部分がありますよね。 ・・・当初は、そんなものも無かったのに。 ヘッドを直接こするので、それが原因でヘッドが劣化しないかが心配でした。 回答では無く、感想になってしまいました^^
お礼
9133313 様 返信ありがとうございます。赤井のヘッドは丈夫なようです。2回ほどオーバーホールに出しましたが、ヘッドは摩耗がなかったようです。はい、消磁を実施してもさほど実感がないのが正直なところです。 今後ともよろしくお願いいたします。
- sailor
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着磁による影響として考えられるのは、ダイナミックレンジの低下・波形の歪・すでに録音されたテープへの悪影響でしょうねぇ。 磁気ヘッドにしろテープにしろ取り扱える最大の磁束の量は決まっているので、N側S側ともにニュートラルな状態でない場合は、どちらかに傾いた(例えばN側に着磁した場合)場合はそちらの方向での入力に対して飽和しやすくなってしまうため、本来より低い入力レベルで飽和してしまうため、記録できる最大値が小さくなってしまいます。また、ヘッドの着磁している分だけ記録される信号も着磁した分だけオフセットされて記録されるのですが、ヘッドのコア材の種類にもよりますが、コア材は磁気的に見た場合ヒステリシスを持つため、このバイアスが歪にもつながります。また、すでに録音されたテープを掛ける場合には弱い磁石で擦っているようなものですから、録音された内容がN側S側でアンバランスになるため歪を増大させますし、ごく弱い消去を続けているのと同じですから記録された内容の劣化の速度を速めることにもなります。
お礼
sailor 様 詳細なご説明、ありがとうございます。ご指摘の通り、定期な消磁を継続をいたします。 ヘッドとローラーのクリーニングは月に1度、実施しています。A&Dは一日に3時間ほど、毎日使っています。ヘッドフォンは利用せず、スピーカーでの再生です。 私は先月、還暦を迎えまして、聴力が少々、衰えてきたようですが、オーディオライフを楽しんでいます。 今後とも、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
お礼
iBook-2001 様 分かりやすいご説明、ありがとうございます。十分に理解することができました。 DSD、SACD、ターンテーブルとともに、カセットデッキを愛用していますが、長時間聴きましても疲れず、いまだ手放せません。アナロブ音源万歳の気持ちです。 今後ともご教示のほど、よろしくお願い申し上げます。