- ベストアンサー
高速鉄道のカーブ走行についての疑問
- 高速鉄道のカーブ走行において、どうしてそのままの速度で曲がれるのか疑問に思っています。
- 高速道路や一般道路と同じく、高速鉄道でもカーブでハンドルを切る必要はないのでしょうか。
- 新幹線やリニアモーターカーの技術によって、高速でもカーブ走行が可能なのは不思議です。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
マニアの方からより具体的な回答があるかもしれませんけど、 基本的に高速鉄道はコーナーを緩く作るように工夫されていて、高速でも問題無く曲がれるようになっています。 それでも地形などの問題でコーナーがキツイ場所では速度を落とします。 なので、出来るだけ曲がりくねった軌道にならないように、出来る限り直線的にするためトンネルが多いのです。また、駅周辺は直線的な通過駅以外は速度を落とすので、曲がりがキツイ部分を駅周辺に作るような工夫もされています。 纏めるとポイントは3つ 軌道のカーブが緩く作られている。 軌道にカント(バンク)が付いている。 車体を傾かせる機能がある。 そしてコーナーはカントと言ってバンクが付いています。 サーキット場や競輪場のカーブ部分の外側が高くなっていると同じ。 ですので、カーブでは車体も若干内側に傾斜するようになっています。 更に、車体にも空気バネが付いていて、台車より上の部分を更に内側に傾斜させることが出来る構造になっているため、高速でも曲がることが出来るようになっているのです。
その他の回答 (4)
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
新幹線の時速400kmというのは、試験列車の走行試験上の最高速度でしょう。つまり、経済性や採算などを一切度外視して特別な車両を使って出した速度なので、営業列車でこれだけ出すわけではありません。大雑把な話ですが、営業列車は試験列車の8割程度で運用するのが普通です。つまり320キロ程度なわけで、これが現在の営業列車の最高速度になっています。 TGVは580キロ以上の速度記録を何十年も前に出していますが、これは車輪の直径も大きくし、モーターの出力も上げ、客車を3両に減らし、架線張力も上げて直線区間で出したものです。もちろん営業列車でこれだけ出したことはありません。 リニアモーターカーは全くの別物です。摩擦などを考慮する必要が無いので、理論上は飛行機と同じくらい出すことも可能ですが、そんな速度を出してもすぐ減速しなければならず意味が無いので500キロ程度にとどめています。
- roadhead
- ベストアンサー率22% (852/3790)
簡単に言うと曲がれるように設計されています。 新幹線やリニアモーターカーは初めからその速度で走ることを想定していますからカーブに傾斜をつけたり車体を傾斜させたりして曲がれるような設計がなされています。 全く速度を落とさない訳ではありませんがある程度は速度を落として通過する事になります。
お礼
速度は落としているのですね。 ありがとうございます。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
カーブといっても、駅の近くなど極端にきついカーブのところでは速度を落とします。そうでないところは(最高速度で走ることを前提にしているところでは)山陽新幹線以降に造られたところは半径4000m以上、東海道新幹線は半径2500mで、在来線に比べて非常に大きく取られています。また、カントといってレールの外側を高くすることでカーブを曲がりやすくしています。新幹線は軌間が在来線より広いので、カントを大きく取っても倒れにくいのです。 なお、時速400kmで走行させようとすればこれでも間に合わないので、出せるのはよほど半径が大きいところに限定されます。つまりごくわずかな距離しかその速度で走ることができず、車両の製造費などを考えると割に合いません。
お礼
リニアモーターカーはあまり現実的ではなかったと言うところでしょうか。 ありがとうございます。
- OKWave0366
- ベストアンサー率8% (19/215)
かーぶはそくどおとすよ
お礼
新幹線運転士は微妙な運転損差が求められる、と言う事でしょうか ありがとうございました。
お礼
なるほど、それなりの設計、工夫、計算がなされているのですね。 ありがとうございます。