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SUS440C類の熱処理で錆
- SUS440Cに近い材料の熱処理をしていますが、製品が錆びやすい問題があります。
- 粒界が見えるため、粒界腐食が起きている可能性があります。
- 対策としては、一般的には油冷が有効ですが、他の対策も考えられます。
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- kon555
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>>科学的な理由が不明ですが、やるだけやってみますか そうですね。やるだけやってみる、程度でいいと思います。 ただある意味で一番厄介なのが「なぜか分からんが効果が出たぞ・・・?」という時ですね(意外とありますけどね・・・)。 その瞬間はいいのですが、プロセス改善等をしようにも行えない謎の風習と化す可能性が高いです。 なので防錆性の評価確認は色々な対策案も含めて比較試験をキッチリとやり、経緯含めて記録もつけて、さらに客先とも念のため合意した方がいいです。
- kon555
- ベストアンサー率51% (1842/3559)
>>油塗布では対策不可 既に確認済み、または最終荷姿または使用環境での油不可の製品でしょうか。 中々に厳しいですね。 となるともうダメ元もいいところですが、焼き入れの冷却後に製品を一晩程度油漬けにする、防錆剤を表面にすり込む、という対処を行っている例は有るには有ります。効果の程は完全に不明ですが、ご参考程度に・・・。
お礼
科学的な理由が不明ですが、やるだけやってみますか。熱処理後に研削加工が有るので、折角の効果が台無しになる様な気もしますが。。。
- kon555
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>>製品が錆びやすい これは熱処理完成後に錆びているのではなくて、その後に錆が発生しやすいという状態ですね? 焼き入れ油の成分次第ではありますが、やはりガスより油の方が油膜残り等による錆防止は期待出来るとは思います。 ただ焼き入れ条件の変化(とくにガス→油レベルの変更)は硬度や歪み、残存応力その他、影響範囲が広くなってしまうためかなりリスキーです。 あまりステンレスで錆対策の経験はありませんが、わざわざ焼き入れ条件を変えるよりは、一般的な錆止め油塗布等でもある程度の対応になるのでは?とも思います。 ひとまず根本的な「粒界腐食なのか?」という部分の解析は進めつつ、それと並行して「ガス冷却そのまま(現状通り)」「ガス冷却&油塗布」「油焼き入れ」などのように条件を変えたサンプルを幾つか作成し、錆発生に変化が生じるのかを確認してみては如何でしょうか。
お礼
その通りなのですが、錆止め油塗等の対応では不可なので、油焼入れで検証するしかないのかな?と思いました。
お礼
承知致しました、ありがとうございます。