- 締切済み
2階建て新幹線について
昔、2階建て新幹線があったと思いますが、なぜ無くなったのでしょうか。 1つの車両に2倍乗客を乗せられれば運行本数も少なくなるし、1度に大量のお客さんを運ぶことができます。2階なら景色もいいでしょうし。 JRもかなりの経費節減になったはずなのに、なぜ廃止になったのか知りたいです。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (10)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Ohjo-Koita
- ベストアンサー率38% (279/728)
>昔、2階建て新幹線があったと思いますが、なぜ無くなったのでしょうか。 現在でも、上越新幹線ではE4系Maxが使用されています。まだ完全に無くなったわけではありません。予定では、2020年度に全車両廃車の予定になっています。車齢としては15年以上も経っていますから、経年劣化が理由として挙げられます。 >1つの車両に2倍乗客を乗せられれば運行本数も少なくなるし、 残念ながら、それほど乗客の数は増やせられません。E4系(8両編成)の定員数は817人、対する10両編成のE2系は最大で814人(E5系は723人)。この数字から見るように、2階建てにしたからと言って、飛びぬけた数の座席は用意できません。また、普通車2階席は1列あたり3×3となっていますから、居住性もかなり悪くなっています。 E4系1編成あたりの価格は公表されていませんが、10両編成のE5系(約45億円)と同じ条件で車両を作成したら、きっと高くなってしまうと思います。 そんな車両を過去に作った理由としては、老朽化した200系の置き換え、東京~仙台間の輸送力の拡大が挙げられたでしょう。その当時、東北新幹線は275Km/hが最高速度だったので、240Km/hでも何とか走らせる事ができました。しかし、E2系が登場しE5系が登場し、東北新幹線が高速化されると240Km/hではダイヤが作りにくくなってきたのが本音なのではないでしょうか。 そして最高速度260Km/hの上越新幹線で運用されるに至ったわけです。 とは言え、15年以上も使い続けていれば車体もボロボロです。今後、E4系の様な車両を作ったとしても、E7系以上のお金がかかるかと。そこまで出資して、たった数百人程度多く乗客を運べる車両を作っても、あまり意味がありません。何よりも、形式の異なる車両を運用に入れていれば、いざと言う時に別列車に充当もできません。ですから、JR東日本としては、なるべく同じ車両しか(E3系・E5系・E6系・E7系)使わない様にしたのだと思いますよ。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
乗り降りに時間がかかり、速達に影響を与えるからです。 ひとつ遅い列車が走っていると、速達の列車のダイヤを組むのが難しくなります。 これを嫌っての対応です。
- tenteko20
- ベストアンサー率42% (1294/3027)
一番の理由は高速化に対応できない車両だからです。 JR東日本の2階建て新幹線MAXの営業最高速が240キロです。 はやぶさの300キロ、今後投入予定のALFA-Xは360キロを目指しています。 特に飛行機との競争もある東北・北海道新幹線ではダイヤ編成上も邪魔になり廃止され上越新幹線ではまだ運航されていますが後継機は開発しないようですので 上越でも徐々に減少して廃止の方向だと思います。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
車両故障が起きた時に「他の車両と座席配置が違って混乱のことになる」という回答がありましたが、これは東海道新幹線であれば該当するけど、JR東日本各新幹線では現行種々雑多の車両が使い分けられていて、該当するとは考えにくいです。乗り降りに時間を要するというのも通勤列車などに使う場合は該当しますが、長距離を乗る新幹線の場合は停車駅近くで放送が入るし、問題は無いでしょう。首都圏では普通車に使用する目的ではほぼ使用されなくなりましたが、今でも普通列車グリーン車には使用されていて、中央線快速に新たに連結することも決まっています。 やはり重心が高く重くて高速化に対応できないことと、車いす利用者が使いにくくバリヤフリーで無いことが理由でしょう。
- longrailjpn2018
- ベストアンサー率7% (195/2487)
高速化と2F建てのがごく少数派になり、メンテナンスや部品調達がしにくいからです。 在来線からも続々と消えてしまい、もう普通車では過去の物です。
二階建て新幹線は、もう作られる可能性はほぼないと思います。 複数の問題点があるんです。 まずは、 階段があるので、駅での乗降客の乗降時間が多くかかること。 このため駅での停止時間が増えてしまいます。結果、いくら速度を同じにしても、駅での滞在時間が長くなることで、終着まで行ける時間が余分にかかってしまいます。 使われていた路線での、乗客数がそれほど必要ではなかったこと。 乗車率がそれほど伸びなかったために必要でなくなった。 軽井沢へ登るためには、力が足りなかったこと。 人がいっぱいになると、軽井沢方面の坂を登れないのです。 2倍載せられると思われて居るかもしれませんが、実際には、1.5倍がせいぜいです。 台車の部分は下を作ることができませんからね。 あと、階段スペース、サービスなどの台車などを扱う荷物用エレベータースペース。 こういうので結構使えないスペースが多くあるんです。 また、車両故障などが起こった時に、同じ席の配置の車両であれば、そのまま車両を変えれば済みますが、特殊配置の車両だと、席がまるっきり変わってしまいますので車両の交換などが非常にやりにくくなるという問題があります。 これは、JR西日本の500系新幹線がなくなった理由とも同じです。 500系新幹線は、先頭車両の形状のために、席数が違います。 そのため、JR東海の路線に入って居る場合、何かのトラブル(ダイヤの乱れ)が起こった場合、別の車両に代替するなどを行った時、融通が利かなくなるために、JR東海は乗り入れを拒否して居るというのと同じ内容ですね。 あと、下の階でスカートの中が見えると書かれて居るか違いますが、それはないんですよね。都市伝説ですね。 新幹線でなくても、在来線の長距離を走るものには、グリーン車が接続されていて、グリーン車は2階建です。 まぁ、見せたくて、車両にひっついてくるような人なら別かもしれませんが。。。 こういう理由があって、2階建新幹線は、無くなっていきました。
- thunderkarasu
- ベストアンサー率34% (265/762)
現在残っているのは上越新幹線のE4系「MAX」だが、2020年度中の引退が決まっている。 2階建て(ダブルデッカー)は定員を増やすのには効果的だが、階段等でバリアブルになるほか、車体が大きくなることで断面積や重量の増加という副作用もある。 E1系(初代MAX)は編成全てで2階建てとするため艤装の制約も加わり、当時としては破格の高出力主電動機を搭載し、軸重は歴代新幹線営業要車両としては最大の17トンとなる、重量級の車両となった。 その後、E4系では設計を改め軸重16トンと0系新幹線なみになり、軸重16トンが上限となる北陸新幹線や東北新幹線盛岡以北へも入線できるスペックとなったものの、これは近年の高速車両と比べるととても重い。 ※E2系で軸重13トン、N700S系は11トン。 重量があることは高速化への障壁となるばかりでなく、騒音や振動、さらに軌道への負担も増し、高速化への障害となる。 日本の新幹線における環境性能を満たすためには、2階建て車両ではこれ以上高速化できない。 これは断面積も同様で、さらに重心も高くなるため高速安定性にも不利となり、近年の高速車両が軽量で断面積が小さく、車高も低くなり低重心設計になっているのは道理にかなっている、ということだ。 低速車両では高速車両ダイヤへの障害となり、運用や営業面で不利が生じる。 現在、上越新幹線はE7系への置き換えが始まり、同系による「グランクラス」提供も開始されている。 速度も全線規模で現在の240km/hから275km/hへの向上が計画されており、これにより所要時間短縮も図られる。 編成定員はE4系16両1634人、8両817人に対し、E7系10両で924人となるが、E4系16両編成に対する減少分は増発で対応するとのこと。 ※200系時代も編成と下りの一部区間に限定して275km/h運転をしていたが、E2系以降は加減速性能等の動力性能そのものが向上しているため、全区間240km/h運転でもこれを比肩・凌駕していた。今回さらに速度向上することで時間短縮が図られる。 現在の高速車両は動力性能が向上しながら、環境性能も両立したものとなっている。 地上側の改良と合わせ、この恩恵は東北新幹線ではE5/H5系・E6系で大宮-宇都宮間での275km/h運転を実現したほか、上越でもE7系(高崎以南はW7系も含める)の導入で275km/h運転の計画が立っている。 さらに、最大のネックともいえる上野-大宮間も、現在の110km/hから130km/hに向上させることが可能となり、現在工事が進められている。 世界的に見ても、高速車両での環境性能については新幹線は突出したものとなっており、単に速く走ればいいだけの大陸の高速列車とは比べ物にならないものとなっている。 なお、東海道系は300系以降の「編成・座席定員の統一」という運用・営業面での都合で、100系の設備面での不統一さや足の遅さも加わって淘汰されている。
- kuni-chan
- ベストアンサー率22% (678/3074)
JR東日本の2階建新幹線はバリアフリーの点で問題がありました。 車いすでの利用に不便な点が多数あり、構造上改善できないためです。 「足の不自由な方は利用に困難があります」は通じません。
- iris_q
- ベストアンサー率0% (0/0)
被害妄想ですが、1階のホーム側の席だとスカートを覗かれると思う。 JRは配慮が足りない。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
最高速度向上について行くのが困難になったからです。二階建て新幹線はどうしても構造上重心が高くなります。高速運転に向いていないわけです。それでも標準軌の効用で240キロくらい迄なら何とかなったのですが、短距離の上越新幹線でもそれ以上にすることになりました。それでは使えないので、廃止せざるを得なくなったというわけです。 東海道山陽新幹線ではとっくの昔に270キロ以上にしているために、この速度で走行できない二階建て車両の使用をやめています。
お礼
なるほど、速度に関わっていたのですか。今の技術で設計しなおして、2階建てでも300キロ近くだすことができるようになったらいいと思います。 ありがとうございました。