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英語には補語格がない理由
- 英語には主格と目的格がある一方で、補語格は存在しません。これは言語の構造や文法の違いによるものです。
- 主格は主語と呼ばれ、文の中で行為の主体を示します。目的格は目的語と呼ばれ、行為の対象を示します。
- 一方、補語は動詞や形容詞の後に置かれ、主語や目的語に対して情報を追加する役割を持ちますが、英語ではこのような役割を持つ単語や表現が存在しません。
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英語で主格、目的格があるのになぜ補語格がないのですか? いらないからです。 1。表層のインド・ヨーロッパ式の格は形が違い、ラテン語の語形変化などが参照されますが、英語では擦り切れて、わずか名詞の ’s と代名詞に残っています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC 2。深層の格文法では、少ない時で、動作主格、対象格、道具格の三つ、多い時で与格、場所格、時間格、作為格、受益格などありましたが補語格はありません。 https://kotobank.jp/word/%E6%A0%BC%E6%96%87%E6%B3%95-43792
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- daredeshoo
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> 検索したら補格の関係詞というのがでてきて混乱してきました なんか高校生の授業でやるらしいんですが そんなのやったこと記憶が全く無いので驚きました 関係節は修飾節ですね。修飾節が補語につくことは滅多にないんです。それで、わざわざ取り上げたりするんです。以下などの説明がわかりやすいでしょうか。 https://ameblo.jp/e-supplement0426/entry-11678072854.html https://reibunpo.com/kankei-daimeishi/kankeidai-hogo.shtml
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ありがとうございます
- Nakay702
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「お礼コメント」を拝見しました。 >英語はインド・ヨーロッパ祖語でしたっけ?恐らく極めて行くとそれぞれが関連しているんでしょうね。 ⇒そうですね。「親戚」ですからね。例えば、英語とドイツ語は「兄弟」(親が共通)、英語とフランス語は「いとこ同士」(親が「兄弟」)の関係ですから。 >状況補語は大学院とか学者とか研究者レベルになると使うんですか? ⇒そうと決まっているわけではないと思います。多分に自分の信奉する見解や自論によるものと考えられますので、個人によって違いがあると思います。 ただ、ロマンス系言語(フランス語・スペイン語・イタリア語など)の学習では、ごく初歩の段階から使われる用語ではあります。
お礼
ありがとうございます
- Nakay702
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「お礼コメント」を拝見しました。 >このご説明の中に英語以外の言語の言葉がはいっていらっしゃいますか?状況補語など ⇒あ、そうですね。ごめんなさい。 「状況補語」は英文法では、特に学校文法では使われないかも知れませんね。 (なぜか、このごろ頭が混乱気味です!)
お礼
ありがとうございます 英語はインド・ヨーロッパ祖語でしたっけ?恐らく極めて行くとそれぞれが関連しているんでしょうね。 状況補語は大学院とか学者とか研究者レベルになると使うんですか? 英語は究極的に結構高いレベルまで知りたいと思っています
- daredeshoo
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フィルモアの各文法理論では、動詞に対して働きのある名詞を全て「補語」と呼びます。その「補語」それぞれが、動詞に対してどのような働きをしているか、を理論上、命名し、それがどのように文法理論の中で処理されるかを構築していくのです。ですから、格文法は、質問者さんのご質問とは関係のない学問です。 次に、基本的に、「語」と「格」の混同が見られます。英語の場合、代名詞なら、「~語」になるのは「~格」で、「~」は同一です。でも、他の言語では必ずしもそうではないし、また、言語学者の議論する文法理論でも「語」と「格」とはズレていることもあります。 質問者さん、もう一度、英語についてだけ考えてみましょう。 英語には、 ・名詞に格はない ・代名詞に格はある よって、 ・名詞に「補格」もない ・代名詞では、「主格補語」には「主格」、「目的格補語」には「目的格」を使う ・ところが、現在では、「補語」には「主格」が用いられることがほとんどである ・「補語」には、もともと「主格」あるいは「目的格」が使われたのである ・つまり、「補格」は必要ではなかった。 なお、付け加えると、英語では「形」が「前置詞句」でも補語になることができます。これの「意味」を分類しだしたら、「具格(道具、手段)」「場所格(で、に、へ)」、というようになるわけです。英語では「格変化」は代名詞以外消失していますから、「前置詞」を掘り起こして「格付け」する理由はまったくありません。 質問者さんのご質問に対しての一番短い回答は、 ・「主格」を「主語」や「主格補語」に使う ・「目的格」を「目的格」や「目的格補語」に使う ・よって、「補格」は必要とされなかった
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ありがとうございます 検索したら補格の関係詞というのがでてきて混乱してきました なんか高校生の授業でやるらしいんですが そんなのやったこと記憶が全く無いので驚きました
- Nakay702
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以下のとおりお答えします。 >英語で主格、目的格があるのになぜ補語格がないのですか? ⇒いろいろな理由があり得るかも知れませんが、最も決定的なのは、この術語「補語」(Complement) の定義の曖昧さによるものと考えられます。 それというのも、従来この語は少なくとも次の4種類の定義がありました。 (1)いわゆる「直接目的語、間接目的語、主動詞を修飾する副詞」のすべてを補語とし、それぞれ「直接補語、間接補語、状況補語」と呼ぶ。 (2)上の(1) から直接目的語を除外して、「間接目的語、主動詞を修飾する副詞」を補語とし、それぞれ「間接目的補語、状況補語」と呼ぶ。 (3)往来を表す動詞に付随する「目的地」、変化を表す動詞に付随する「(変化後の)結果」などのように、「それがなければ動詞の意味が不完全になる」と考えられる語句(多くは副詞的語句)を補語とし、「状況補語」と呼ぶ。 (4)主語や目的格の叙述を完全にするための語句を補語とし、それぞれ「主格補語、目的格補語」と呼ぶ。 ということで、不用意に補語格なる語を使おうものなら、「それは直接目的語を含みますか、除外しますか」とか「主動詞を修飾する副詞はどう扱いますか」等々の混乱が起こること必須でした。 現代の学校文法では、上の(4) の定義をとっているので、その範囲では補語格なる語を用いることもできますが、「主格補語、目的格補語」だけで十分なところに「主格的補語格、目的格的補語格」などと言うのは、冗長そのものですね。 以上を要するに、「補語格」なる語は、「無い」のでなく、《「使う必要がない」とか「混乱を引き起こす」ので使われない》だけなのです。
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ありがとうございます このご説明の中に英語以外の言語の言葉がはいっていらっしゃいますか?状況補語など
- daredeshoo
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「格」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC 「格」という文法用語は、いろいろな意味に使われ得ますが、基本の意味は、動詞に対して名詞がどう働いているか、です。 英語を含む印インド・ヨーロッパ語族の祖語とされる >> インド・ヨーロッパ祖語には8つの格があったとされる のですが、 そして、それらは名詞の格変化で示されていたともされるのですが、 >> 現在では格標示が他の手段によって行われ、 >> 語形変化の衰退している言語も多い のです。 英語と近縁のドイツ語では、代名詞だけではなく名詞にも格変化があります。そして、主格補語は主格で、目的格補語は目的格で表します。つまり、特別に目的格は必要ではないわけです。 「格文法」 https://kotobank.jp/word/%E6%A0%BC%E6%96%87%E6%B3%95-43792 これは、アメリカの言語学者フィルモアが提唱した「文法理論」で、質問者さんお尋ねの「格」とは、基本的には関係のない概念です。学者の議論している「理論」なわけです。「理論」ですから、「異論」も飛び交うわけです。それが「学問」なんです。 学習用に使われる用語は、言語学でいうところの「文法理論」に使われる用語とも、言語の様態を「記述する」時に使われる用語とも、異なるものです。
お礼
ありがとうございます
- daredeshoo
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英語では、主格、目的格の違いは、代名詞にしかありません。そして、補語が代名詞の時、主格に対しての補語は主格、目的語に対しての補語は目的格になるはずです。つまり、補格は元から不要なんです。 ところが、この補語に使う格の混同は、シェークスピアの時代にもあり、現在は、主格補語も目的格補語も、両方とも目的格で表されます。 It is I. It is me. の論争は何世紀も続いているわけですが、最近は、me が使われ、I を使えば、奇異の目で見られます。ただし、30年ぐらい前までは、I も聞きました。 代名詞ではなく名詞の場合は、英語では全ての格を失っています。
お礼
ありがとうございます
お礼
ありがとうございます いらないからというのがしっくり来ました。そうですよね。日本語と外国語が違うように違うからいらないものもあるということですもんね。