彼は、なんらかの挫折(感)を
引き摺り続けていないでしょうか。
或いは、
諦めさせられた(=諦めざるを得なかった)夢、
長い間、叶わずにいる願望などは
ないでしょうか。
或いは、幼少期からの生育史の中に生じて
来ている負の感情エネルギーをクリアしない侭、
結婚の運びになったということは
ないでしょうか。
更には、いまいまの職場で、彼は
自己の重要感・有用感・効力感etc.を
十全に満足できているのでしょうか。
[復讐などを考えずに、彼が救いを感じるように
してあげるのが配偶者の基本的な役割のような気がする
のですが、どうしても復讐したいのであれば、
タナダユキさんの『復讐』
モーパッサンの『復讐』
メリメの『コロンバ』を読んで、
復讐をテーマにしたアナタ様の「小説」を書いて、
それをシミュレーションと云いますか、
設計図にしませんか。
斉木香津さんの『凍花』が
参考になるかもしれませんよ]
インフェリオリティ・コンプレックスは、
敵意や憎悪と相俟って、復讐願望を
醸成し易いのですが…スペインの諺にあるように
幸福になることが最高の復讐であると
思うことができれば、それに向かって
進むことをおススメしたいです。
人生は、この先、
70歳80歳90歳100歳110歳120歳と長く、
年齢を重ねますと、いまよりも
怒りの感情の顕現が烈しくなるかもしれません。
それでは、お互い、あまりにも不幸ではないでしょうか。
「愛とは、お互いに向き合うことではなく
お互いに同じ方向を見つめることである。
(Antoine de Saint-Exupéry『人間の土地』)」
といったスタンスを敷衍してみませんか。
どうしても、お互いに
「悪妻は百年の不作であるという。しかし、
女性にとって、悪夫は百年の飢饉である。(菊池寛)」
といった関係瀬なのであれば、離婚して、互いに
新たな人生へ旅立つのが、ベストではないでしょうか。
1度は、愛し合って、結ばれた間柄です。
私の好きな
五輪真弓さんの『熱いさよなら』
を聴いてみることを
お勧めします。
ネットで聴ける筈です。
小さな復讐って、余りにも
悲しく&哀しい行為では
ないでしょうか。
アナタ様も、もしかしたら、
生育史上の負の感情エネルギーを
クリアしない侭、結婚の運びとなり、
婚後に新たな負のエネルギーが積み重なって
いるのではないでしょうか。
であるならば、アナタ様の私生活を
充実させることをお勧めしたいですし、
それが《幸福になることが最高の復讐》にも
なる筈です。
上記の本を読むために公立図書館を
訪れたら、モーパッサンの『幸福』『悲恋』を
読んでみることをお勧めします。どちらも短編ですので
直ぐに読了できます。
Good Luck!
Ciao.